表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/104

マリア

「はははははははは!ドペルゾルトナさん!びっくりしたよ!変な大砲を持っているって!」


爆発で長の動きは止まったか、地雷屋はもっと明く叫んだ。


「えへへへ!どうですか!いいんじゃないですか!あんなどころにぶら下がって!あああ!もちろ

ん、赤い橋を完全に爆発させるのは反則だから、そこにはただ軽い爆弾しかないんだよ!」

「このくそやろう!グレネ-ドランチャをもう一発食わせるからそこで待ってろ!」

「あの場所でぶら下がってね?残念ですね!その大砲もアイテムも!1層に落ちたのになんでそんなに強がりなんかするんですか!」

「おのクソやろう!てめえを殺す力はあるんだ!」

「あら?あれは何ですか?」


地雷屋はなんかを言おうとしたか、途中で話を切ってなんかを見ていた。そして、誰かの手がぼくの手を握った。


「そんなの聞く必要もないよ!早く!早く!」

「マリア!!」


ぼくは上を見て涙が出た。マリアとももりんが力を合わせてぼくを引き上げようとしている!彼女はともにぼくに文句を言うながらぼくに手を伸ばした。

手を伸ばした。


ぼくはふっと昔の事が思い出して涙が出た。太田に散々やられた時、あの時伸ばした少女の手がぼくをここまで生かした。今度は本当に彼女たちがぼくの手を伸ばしてぼくを生かせる。


「みっともねえな。男のくせに!」

「ごめん!マリア!ぼくより銃を受けて!」


ぼくはマリアに銃を渡して長がいるどころを示した!


「分かったよ!」


しかし、彼女に銃を渡す瞬間だった。


もう一度爆弾が爆発された。


ぼくはもう橋の上に戻ったか今度は立っていたマリアの方が橋の向うに倒れるのが見えた。ぼくは手をのばしたか、マリアの手には届かない。


「マリアああああああ!」

「大丈夫うう!いこうよ!ナミと一緒に!バカアア!」


ああああああ!ぼくの喉から声なしの叫びが込み上げた。



うわああああああああああああああ!


マリアが落ちている。彼女はぼくを見つめて「笑顔」を見せた。バカ!死ぬのに!なぜ笑っている!



バカ!

バカ!


彼女はぼくにナミがいる場所を指さして笑っていた。そして、彼女の話声が聞こえなくても彼女の口の動きだけはよく見える。


いけ。

バカ。


そして、彼女の体が地面に落ちて血が飛び散った。彼女は頭を地面にぶつかれて頭周辺に赤い血が滲んでいる。


マリアは死んだ。

森も、マリアも。


今朝で出会ってやっとここまで一緒に来た時間はだった何時間だったけど、ぼくにはマリアが昔から知っていた親友だと感じられた。

1層に落ちたマリアの顔はよく見えないが、笑っているようだ。


なぜた。


死ぬのに何故笑って?


もちろん、ぼくはその理由を知っている。マリア、自分のために悲しむなって、この後ナミを願うって事だろう。考えたら跳躍地雷を踏んだ場所でもそうだった。彼女はナミのために自分を犠牲しようとした。


ぼくも彼女にとっては赤の他人だったのに、そんなににあっさりに自分を命を捨てるなんで!

そして、死ぬ寸前なのにぼくにナミの事を願うなんで!


マリア、それ、確かにイエスの母親の名前だったんだろう?自分の犠牲したぼくを生かせたマリア。


「マリアアアアア!」


銃を握って叫ぶぼくにももりんがビンタを食わした。


「しっかりしなさい!男でしょう!まだ私をここで残して行く気なのよ!」


ももりんの話でぼくは彼女を見つめた。てめえも泣いているくせに誰に説教しているんだ。ぼくはやっと両手で橋の上に上って戻って下を睨んだ。


「地雷屋!てめええ!必ずぼくが!ぼくが!てめえの心臓を食うから!」


悲しみが怒りに変えた。ぼくは長がいる場所を銃で狙って叫んだ。


「長!それが君が望んでいた事なのか!マリアがこの橋から落ちた!全部ここで死んだら気がすむのかよ!」


長は欄干の後ろで首だけを出してぼくを見つめた。


「てめえ全部はこの建物を出ない!ぼくと一緒にこの建物の中でくたばるのだ!」


しかし、ぼくの脅しはまた銃声に簡単に破れた。

今度の銃撃はデパートの一番下にあるジュエリの店からだった。


自動小銃の銃口火炎がC面の一番下に見える。そこから単発で銃を撃っているが、あいにくにマリアの命を奪ったこのくそったれの橋が、今度は盾になって銃弾が橋の鉄板に弾けた。とかんと恐ろしい振動と銃弾が弾ける音が全身に響いた。


ぼくとももりんは1メートル幅の橋の上で伏せて下を見下ろした。



太田!


やっと太田の憎らしい顔が見える。やつはオークランド銀行で移動しながら、地雷屋と思われるやつと一緒だった。あ、この射撃はただの威嚇射撃だったのか?やつらはオークランド銀行へ退却している。


くそ!ポテトキャノンやサブバックに入っているアイテムがあれば何とか出来るけど!ももりんは橋の上で向うのC面を示して這った。ぼくも仕方なく彼女の後ろでC面に向かうどころだった。


「森田!このまま逃げる気が!」


長がまたラクロスラケットでぼくを攻撃しようとする。ぼくは長の話声を聞く瞬間、いい方法が思い出した。ここ赤い橋の状況って本当に「じゃんけん」をしているようだ。

昨日の敵が今日の見方になって、昨日の親友が今日の宿敵になる。

長とぼくにはせめて共通の敵がいる。それはあの下でいる太田だ。


「おい!長!おまえが一番殺したい太田がそこにいる!」

「なんのクソの話だ!」


ぼくは長の返事を無視して、下にいる太田に話をかけた。


「おおおおい!太田!久しぶりじゃないか!そこで何をしている。同窓会でもしようぜ!そう!昔の二年D組の同窓会を!」


長はぼくになんかを語ろうとしたが、すぐ聞こえる太田の叫びに彼もビックリした。


「てめえらまさか高校の時の恨みで俺をこんなどころに招待したのか!」

「おおおい!太田さん!正解さ!いや、こう呼べばいいのかな!マイダスのアイディの持ち主さん!

一億のアイディの主人公!」

「て、てめえ!ど、どうしてそれを!」

「ああ、くそったれの「用心棒」としてあの地雷屋を雇うためにマイダスのアイディは使っただけど、このメロスのアイディはどうかな?」

「ど、どうしてそれを!てめえ誰だ!まさか主催側なのか!」


ずっと変だと思っていた。太田がなぜここまで降りる事が出来るのかずっと疑問だった。

ゼロ層で出会った太田はチンピラとアイディ稼ぎをしている途中だった。やつの武装を見たら、19層さえ越える事が出来ない。


なのにやつはなんと長まで苦労をした地雷地帯をカン単に通過した。ぼくは太田やつが地雷屋と一緒にいると分かる瞬間、自分のアイディを対象にして主催側と取引をした事を気づいた。


「お、おい!森田!ほ、本当に太田なのか!」

「カイロスの部下のみなさん!いま紹介しましょ!一億のアイディがなくても、あの莫大な太田企業

をオンゾウシである太田宗一朗さんですよ!」


もう三人しか残っていない長の部下たちも1階を見つめている。長は本当に太田がしたにいる事を知って慌てている。


「お、おい!森田!ほ、本当に太田なのか!あの太田!」


ぼくは向うの長を見つめてばっきりと言った。


「太田だ!あんたが、ぼくが一番殺したい太田が下にいる!」


長の顔がすぐ怒りに歪んで下を睨んだ。


「おい!長!やつの一億アイディをあげるから!ぼくにはそんなの必要いない!」


ぼくはタイミングを合わせて長のやつらに一億のマイダスのアイディを投げた。ガラガラとカフェのテラスにアイディが落ちる声が聞こえた。やつらはすぐアイディを確認してその賞金に驚いた。そうだろう。ぼくだってその金額を見て揺れるどころだったから当然だ。


「ほ、本当だ!一億だ!」

「まさか!一億の大漁がここにあるとは!」

「隊長!一億だよ!」


三人はそれぞれマイダスのアイディを見て喜んでいる。マイダスって本当に皮肉な名だな?長の部下たちは本当にマイダスの手を触って心も体も全部黄金に変えたようだ。

長はあのマイダスのアイディを握って部下たちに叫んだ。


「やろうとも!見ただろう!敵は!下にいる!一億だ!」

「おう!」


今まで女子たちを追っていたやつらが黄金に目が眩んで下に椅子とテーブルを投げた。太田には本当に困った事だった。太田やつは拠点を全部失ってここから逃げようとしたが、それを長たちの「空中爆撃」に足が縛られた。


テーブルが落ちて破片がジュエリの店を扉をぶっ壊す。椅子がガラスで作られたショー・ウインドーを破って爆弾が爆発するようにガラスの破片が飛び散った。高い位置はそのまま武器になった。ここは高いビルで物を投げたらどうなるのか見える実験場になっていた。


太田は自動小銃で応戦しようとしたか、でたらめに投げるコンクリートの塊と椅子とかで銃どころが顔を挙げて上を見る事もできない。これで太田の退路は封じられた。


「森田!一応ここでは休戦しろ!太田を捕まえるまでは!」

「分かった!しかし、太田を殺すのはぼくだ!ぼくが殺すから、あのアイディは好きにしろ!やつを殺したあと!太田のもう一つのアイディをあげるから!」

「おお!森田!分かった!」


長とその部下たちはもう一つのアイディを見てもっと乱暴になった。やつらは後ろの迷路でパイプと機械まで持ってきて1層に投げた。


「森田ア!やつを足止めをしている間にやつを捕まえろ!」


しかし、長の話の返事はへんなどころで聞こえた。


「あ!森田だと!森田ああ!やっと分かった!森田!森田!やっと思い出したよ!森田!」


太田はぼくと長の対話を聞いてぼくの名前をよくも思い出した模様だった。やつはつゆ時の雨のように降り注いでいる爆撃の中で大声でぼくの名前を叫んだ。


「森田あ!てめえだろう!こっちに俺を招待したのは!てめえでけは許さない!」


許さない?太田め!あれこそこっちが話すセリフだ!


「森田ア!ただてめえとは遊んでいるだけじゃないか!なのに!なぜ俺を!ただの遊びだったよ!学

生時代にはああ風に遊ぶだろう!」


遊ぶ?あれが?


家まで訪ねて来て虐める事が?

服を奪って裸で町を歩かせるのが?

トイレで人の頭に尿をたらすのが?


太田やつは自分がやった行動がただの遊びだと、加害者たちが言うお決まりの文句を言っている。ああ、そうだろう。てめえには楽しい遊びだったんだろう。人が慌てて泣いてる事を見て笑ったりして。


「森田!てめえだけは許さない!俺は何もしなかったなのに!ここに招待されて散々苦労をした!森田ア!てめえだけは許さない!」

「何もしないだと!違う!太田!てめえがやった事がてめえをこっちに呼んだのだ!分からないのか!」

「俺が悪いだと!ふさけるんじゃねえよ!何が悪い!俺はいい人だ!」

「ならば!待ってろ!てめえがどんな人なのかぼくが教えてくれるから!」


ぼくのももりんはC面の紳士服の店にたどりついた。ぼくらがここにたどりつく間にも太田は爆撃で苦労をしていた。


あのオークランド銀行が出口なのか?しかし、ふっとやつらの位置を見て違和感が感じられた。ここで見たらあの赤い橋をマークしたら、ほとんどの強敵はあそこで処理できる。なのに何故太田と地雷屋はこの位置を諦めて退却しているのがよ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ