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特典と取引

全ての罪は自分に、仲間をお願い。森、てめえはイエスでもなるつもりかよ!

ぼくはやつの話が終わる前にやつの胸を拳で殴った。


「言ったんだろう!てめえの命は取引にならないだと!」

「分かっているよ。」


んだよ!何で偉そうに笑っているんだよ!ぼくはもう一度やつの胸を殴った後やつに言った。


「ここで待ってろ!てめえを殺す人はぼくだよ!ナミと!マリアを連れて一緒にくるから!ぼくが殺すまで死ぬな!」

「ふふふ、分かったよ。マリアとナミを出会うまでは死なないから。しかし、あれ少年漫画のセリフじゃねえか。俺まで恥ずかしくなったよ。」

「黙れ!」


森とぼくは涙を流がすながらお互い笑った。そんなに憎むべきやつなのに、ぼくに高校二年にあんな事をしたのに!

ぼくは最後までやつを憎む事を失敗した。


「待って。ぼくは必ず戻る。」

「お、俺が役に立つ事はないのか?」

「ない!生きろ!全身全力で生きろ!」


ぼくは森に生きろって言っている。


何もかも矛盾している。


森はぼくを見つめて笑った。くそ!その顔はぼくが「ペル」とハスタの最後の姿と同じだった。森がなぜそんな顔をしているんだよ!


やつはもっとも悪いやつなので、人を自殺に追い詰めた悪魔の一人だった!


なぜ、他の人のために何気なく犠牲して、ぼくまであやまっているんだよ!

建物の中で森を始めて見た時を思い出した。森はあの時も銃剣を握って、仲間逃げろって言っただろう。一体森に何の事があったんだよ?一体、太田、日野と違って何が森をこんな人に変えたんだ?


森が変えてもぼくは許さない!絶対に許さないから!


森やろう!このやろう!


生きろ!


生きていてくれ!


矛盾している。なんだよ。許さないから生きろって。ぼくが今考えているのは一つしかない。人を失う事は殺す事よりいやだ。もういや!


ぼくは涙を振り払って、爆発で飛んできた鉄板とパイプを拾い上げた。それに紐を結んぶながら長たちに知らせた。


「長!爆発しない鉄線を注意しろ!対人地雷が隠している!」

「分かった!君は無事なのか!」

「無事だ!長!脅えるな!ぼくも加勢するから!地雷屋を殺したあと何もかも話すから!」


ぼくは目の前の鉄線を睨むながら前に紐がつけているパイプを投げた。また派手な爆発が起ってぼくはパイプの後ろに身を隠した。もう地雷屋がどう爆弾を設置したのかはちょっとしたパータンは知っている。


爆弾がないそうな場所の地面には対人地雷がある。


クレイモアは被害を最大にするために通路の進行方向の横に設置する。通路の設置したら四人ほどの数は一気に殺される。


リモコン爆弾の方は多分対人地雷とクレイモアがないどころをカバーするために設置しただろう。その数はそんなに多くはないはずだ。


しかし。


「はははは!クズともがそんなに頑張っても無駄ですよ!爆弾が重畳しないと誰が言ったんですかあ?」


まるで、首の後ろに氷がついた感覚だった。まさか!ぼくはクレイモアを爆発したどころからすぐ前に転んでそこから出た。


地雷屋はこう言う場合も想定してワナを作ったようだ。ぼくがだった今隠れた場所に今度は天井で設置したクレイモアが爆発されて破片がぼくにも飛び散った。まさか、クレイモアまで遠隔で爆発されるとは!


こんな狭いどころじゃクレイモアの鉄球じゃなくてもその後爆風も危ない!クレイモアの後爆風で天井のパイプが切り破られて鉄球とともに飛び散った。


「くうっ!」


肩にナイフで切られたような感覚があった。ふっと見たら破れたパイプの切れが肩に刺している。


「く、くそ!このやつ!」

「はははは!ドペルさん!もう、まさか大怪我をされてリタイアですか?そんなに高いオッズでここ

まで来たのに残念ですね?」


ぼくはやつの話からちょっとした違和感を感じた。え?オッズだと?怪我?ぼくは肩を見つめて水蒸気の向うを見つめた。


「おいい!カイロス様の軍隊はまたそこで居眠りでもする気ですか?ためですよ?まあ、大した「ダークホース」はないけどよ。」


また、やつは爆弾を爆発して向うの悲鳴と絶叫さえ爆音で消えた。


このままじゃやつらにずっと優位を取られたまま結局殺されるはずだ。


ちょっとまって、やつが優位?


地雷屋が有利なのはこのクソッタレの水蒸気と地雷、探知機のせいだ。しかし、その探知機ってそんなに詳しく知る事が出来る物なのか?


あ、考えて見たら、地雷屋はどうやってここで探知ができるんだ?ここは水蒸気だらけで前も良く見えない。


赤外線?それもこんな熱気と水蒸気じゃ無駄だ。熱カメラも水蒸気の熱気で見えないし。


しかし、やつは余りにも自身満々で不意にぼくに意外なヒントをくれた。


ぼくの負傷。

アイディの名。

オッズ。


一旦、やつはこう言った。「大怪我をされてリタイアじゃないですか」って。やつはぼくの負傷がどれぐらい深刻なのか分からない。ぼくの肩の負傷は「大怪我」で呼ばれるほど大した事じゃない。傷を見たらパイプ破片が3センチほど肌に掠っただけだ。


そしてもっと重要なものは、探知機がどんな物かは分からないが、アイディの名とオッズだけは参加者が知る必要はない。人がどこにいるのが分かっていたらオッズはどうでもいいじゃないが?


オッズはこのくそったれのゲームを「建物の外」で見ている人たちに意味ある物だ。もちろん、オッズで大体の強さは分かるけど、ぼくだって宿主の役目で絶望的なオッズなのに最初から「拳銃」を持っていた。


その後は、銃を手に入れて14.56と言うオッズでは余りにも似合わない。つまり、アイディに表紙されているオッズは初期の物に過ぎないんだ。きっと、その後別のオッズで計算すてお金をかけるはずだ。


地雷屋はその「現在のオッズ」じゃなく「初期オッズ」だけを知っている。つまり、やつは「アイディ」を見えている話になるんだ。


地雷屋はきっと主催側と探知機について「取引」をした。しかし、主催側が公平なゲームが成立しない「全知全能」な探知機をくれるはずがない!


きっと、探知機には隙間があってそれは「参加者の位置」じゃなく「アイディ」が表示されているだけだ!


探知機に表示しているのはアイディだ!

アイディの位置だよ!


この密封しているプラスチックのどこに「追跡装置」があるんだ!最近は非情に薄くて紙ような電子製品も一杯ある。追跡装置なんかここに入れるなんで難しい事じゃないだろう。


そして、アイディに追跡装置を設置する事にぼくも関心した。建物で自分の写真が入っているアイディを捨てる人は何人いるのか?


人殺しだらけの空間で自分の情報を見せるようなアイディは絶対に死ぬまで見につける物だ。探知機はそんな心理を狙う恐ろしい兵器だった。


「しかし、こうなったら。」


ぼくは自分のアイディをハスタのアイディとアイディ束と合わせた。そのアイディたばを黒いビニル袋で包んでパイプの奥に隠した。その後ぼくは銃持って前に這った。

かかるか?


やつがアイディだけを見ているなら、ぼくが銃を持って動くのを知らないはずだ。ぼくは不意に銃を見つめたか、銃から変な光を見た。あ、熱カメラ。また電源を消さなかったのか?


え?ちょっと待って、これは?ぼくは熱カメラを見てビックリした。まさか、熱カメラにこんな機能があるとは。


「おい!森田!無事か!無事なのかよ!」


長が心配になってぼくを呼んだかぼくは返事しなかった。ぼくは熱カメラから目を回して、地雷屋の反応を待っていた。ここは熱カメラより地雷屋の反応がもっと重要だ。


地雷屋の性格ならきっと自慢してぺらぺらするはずだ。アイディだけが見えるならやつはぼくが深刻な負傷をされたと判断するはずだ。


「へええ?カイロスさん。友だちが心配になったんですかあ?ならば探したらどうですか?そこからもうすぐだよ。さっき、自信満々に爆発したどころには爆弾がないって理論が破れた後、ちょっとしょげ返っているらしいよ。」

「おおい!森田!まさか!怪我したのか!」

「それは見れば分かるでしょう!さっきから動かないから!」


このやろう!ひっかかったな!


ぼくは続いて地面を這っている。やつの探知機にここの状況が全て見えるのなら、銃を持って這っているぼくを気づかないはずがない!


やつは今ぼくの位置を知らない。


ぼくはまるで潜水艦になったようだ。地雷屋もぼくが見えないし、ぼくも地雷屋が見えない。この水蒸気と言う「深海」で地雷屋と潜水艦戦争でもやる気だった。


「あ、ソナーはないけど、あれはある。同じだな。」


ぼくはずっと我慢した切り札を握った。


無線機。


森がマリアに渡した無線機は、風呂に入った時からずっと「黒しビニル袋」に入っている。やつがそれを確認する可能性は非常に低い。ナミとマリアを探す方法はこの無線機で「ハウリング」が発生するのを待っているしかない。


このような古い型の無線機は同じ無線機を持って、近くで同時にキーを押したら、必ずピーと耳立つな音がでる。それはファミレスでお客さんの銀行の保安要員たちが無線機を遊んでいた時見た事がある。

あの時、店にいた他のお客さんが驚くほどハウリングの音は結構耳立つ音だった。


やつが話している間に同時にキーを押したらマリアとナミの位置は分かる。ハウリングを追い掛けたら彼女らにたどりつく事ができる。まるで、潜水艦が相手の位置を知るためには「ソナー」の反射音を聞いていると同じだ。


無線機には森に教えた周波数がそのまま残っている。しかし、ぼくはあの周波数じゃなく「140.85」に周波数を変更してキーを押した。


「え?主催側?え?どういう事?」

「おい、取引をするか?」


地雷屋はちょっとなんの返事もなかった。こうなったら困るですよ!

地雷屋め!またぼくが心配しているのは本当の主催側だった。これも植物園の火災ようにやつらのルール違反なのか?しかし、時計を見たら二分ほど時間が流れたが、地雷屋、主催側のどっちにも返事はなかった。


一旦、この沈黙は主催側は「モノマネ」の策は関係しないって言う宣言なのか?それにしても返事しろ、この変態地雷マニアやろう!


「へえ。面白いですね?」

「我々もお金を稼ぐ機会・・・。いや、君にはどうでもいい話じゃないか、お金の事は。」

「わりと好きですよ。大金は。まあ、色々必要だから。」


取引の事はどうでもいい。ぼくは必死的に地面を這うながら、ハウリングが出る事だけ望んでいた。ぼくは無線機のキーをちょっとだけ長く押していた。やっぱり、相手が話している間にはノイズが聞こえたが地雷屋はすぐぼくに返事した。


「値段は一億。」

「一億?すっごおい!けれど、大金だとしても、あんたら、なんのつもりですか?今までこんな事な

かったじゃないんですか?」

「酒呑童子はもう近くだ。我々は君にすごく期待をしているだと分かっているだな?探知機もそうだし。君しかないんだよ。一億を貰うやつは。」

「フン、もしかして、期待されて俺が喜ぶだと思うんですか?」

「いや、その探知機の値段を考えて見よう。わざわざ準備して「特典」で持って入ったのにもったいないじゃないのかよ?」


特典。ぼくはある状況をもう気づいていた。再参加者の中では武器とアイテムを取引で指定してここに入るやつもいるんじゃない?


もちろん、主催側がそれを簡単に許すわけはないが、この建物ではアイディの取引ができるなら、外では出来ないわけがないだろう。


ぼくが持っている銃もそうだ。猟師たちにちょうどやつらが常に使っていた武器とアイテムが許されると?ふさけんなよ。主催側がそこまでは親切になる理由はない。


しかし、それもぼくにとってはどうでもいい話だ。ぼくが願っているのは特典の実体とかじゃない。このゲームの隠しルールとかはどうでもいい。地雷屋てめえの位置だ!

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