千鶴
もう20層の主はさっきに降りた中隊長は猟師の「暗視ゴーグル」がないだと気づいているはずだ。中隊長は銃を持っていたか、ここには銃は二丁ある状況になった。
20層の主が一番怖いのは、ぼくが持っているバッテリが、もう一丁を持っている「ハスタ」に渡すのだ。やつはぼくを必死で追い掛けるだろう。そろそろぼくが走る方向はワナがないようだ。落ちる物もないし20層の主から鉄球が飛んだ来た。
落ちる鉄筋も恐ろしい物だったがこの鉄球こそ実に恐ろしい。どんな方法か分からないが、やつはぼくの素足を当たるように鉄球を投げる。
くっそ。鉄球は周辺の物を壊して破片を飛ばした。これじゃ大航海時代の艦砲戦と同じだ。テーブルの木版が割れて、その破片がぼくの足に針ように刺している!
このままじゃ耐えられない。くっそ!銃を持っているのにこんなどころでやつに殺されるのかよ?
「ぐあああああっ!」
その瞬間、獣ような悲鳴が上げて、ぼくは後ろを振り向いた。悲鳴が聞こえた方向は正確にぼくの後ろだった。
こんやろる!かかったな!
ぼくは反転して、銃を照準しながら銃身でガムテープでつけた懐中電灯を照らした。真面なタクティカルライトじゃないけど、ライトは不運な20層の主さんを正確に照らしている。
「このやろう!よくも騙したな!」
こっちのセリフだこのやろう。やつは足の裏が「撒菱」にやられて倒している。一足が血だらけで、やつは立ち直すとしたか、すぐ前に倒れた。
退却ショーは全部ぼくのワナだった。わざと登山靴を抜いたのも。暗視ゴーグルのバッテリを言ったのも、銃を持っている人がもう一人いるだとやつに刻印したも。
もう一人の銃はやつの突撃方向を限定して、ぼくはどんな道でやつがくるか分かっていた。
やつは向うの爆音器の射程を避けてぼくに近づくはずだ。素足になったのもやつにここに「何もない」って教えるためだった。二人とも素足だったから、やつはまさかこんなどころに撒菱があるだと思わなかっただろう。
「残念だな?バッテリは一体型で、案視ゴーグルもないよ。」
「このやろうが!」
「まって。て、てめえ。」
ぼくは銃を照準しているが、やつを姿を見て引金を引かなかった。やつの両目は灰色で、ライトの光を見ても反応がない。こんな暗いどころにいたら、眩しくてライトを直示できないのにやつはライトの方向を見ている。
こいつは盲人だ!
どういう事だ?やつはぼくのライトの光に反応してぼくを追い掛けたはずだ。
瞬間ぼくの背に冷たい氷が付いた気分だった。
「二人だと!」
やつを殺すことだけ気を取られて、もう一人がいるだと気づいてなかった!ぼくは急にライトを消したか、誰かがもうやつの隣で出た。ぼくは慌てて引金を引いた。
あっちゃ!この銃の銃身は曲っているのを忘れた。銃弾がコンクリートに当たってピン-と音がした。
ぼくは指の間に持っていた二弾をすばやいに入れた。くっそ!猟師が村田銃を再装填する時間は一秒か二秒だか、ぼくはなんと三秒がかかった。
ぼくの中で時計の秒針がカチカチと音がするようだ。三秒なら20層のやつらがぼくを攻撃するには十分だ。倒れたやつとの距離はだった五メートルほどで、五メートルなら三秒では十分近づく事が出来る時間だ。
しかし、ぼくが遊底を戻して装填を終わってもやつから攻撃はなかった。いや、攻撃があったが、それは攻撃だと呼ぶのもきまり悪い物だった。鉄球がぼくの足下に当たって、ビー玉遊びをするように転んだ。さっき、ぼくの足を狙って飛んできた気勢はどこにもない。
鉄球を投げる方法がどんな方法だかは分からないが、やつが真面に立てる事ができないと関係あるだろう。
ぼくは倒れているやつにライトを回してやつの「パートナー」を見つめた。
「汚いやろう!妹に手を触るな!」
妹。
やつの仲間はなんと十歳頃の少女だ。少女の兄の方も中学生らしい少年だった。この小さい兄と妹があんな攻撃をしたのが?ぼくが暗闇の化け物だと考えた敵がこんな少年少女だったとは。
「妹に手を出すな!殺すならぼくだけを殺せ!」
ぼくは向うに銃を向けたまま兄と妹を見つめるだけで、なんにもできかった。
何か道連れだったペルとももりんが思い出した。死んだペルもあのくらいかな?盲人である兄の方は妹をかばうためにひっしだった。やつはぼくが銃を照準しているだと分かるか?
憎悪だけではここを抜けない。
「安心しろ。ぼくは女に目の色が変わる変態じゃない。殺人が好きであんたらを殺す殺人鬼もない。」
「な、なら?」
「ただ、道を過るだけだ。」
「それをぼくたちが信じるもんか?」
「知らないのか?ぼくは銃を持っているだと言っただろう。聞こえなかったのか銃声。」
妹の方は目がよく見えるようだ。彼女がひそひそぼくが銃を持っているだと自分の兄に説明した。なぜ、兄の方がぼくの協商に応じてなかったのか分かった。
もしかしてお兄さんの方が騙されて殺されるなら、妹はここで一人になる。ぼく見たいに武器とアイテムがある人も一人になって絶望している。この兄弟の場合はただの絶望ではなく生存の問題になるんだ。
「心配しないでくれ。殺さない。」
「だ、誰がそれを信じるもんか!」
少年が立ち上がってなんか「紐」をくるくる回って鉄球を投げようとした。しかし、すぐ平衡を失って前に倒れた。
あの紐。まさか「スリング」、つまり「つぶて」だったのか?ぼくは少年の実力に感心した。紐で投げるつぶては実に難しい技だ。
原理は長が持っていたラクロスラケットと似ているが、投げるタイミングと石を投げて目標を当たるなんで素人には不可能だ。
そんなスリング投げをやつは目が見えない体でやった。この闇のワナも多分あの少年しか思えないものだろう。だった妹を守るために少年は恐ろしい能力を発揮した。
「もう一度言う。ぼくはアイディ稼ぎやただの殺人、或いはレイプが目的ではない。」
「てめえはなんなんだ。」
なんで本格的な質問だ。ぼくってなんなのか?ぼくは一瞬あきれて笑った。
「自分がなにか分かるもんか?ただ。殺したい人が何人いるだけだ。」
「さきは殺人が目標じゃないだと言ったじゃね?」
「そう、ただ見知らぬ人を殺す理由はない。ぼくはただ復讐をしたいだけだ。そして、重要などころは君を殺して、君の妹さんをなんとかするにはもう時間が十分だと思わないのか?」
ぼくは銃口を下げてライトだけを二人に向いた。
「ほ、本当なのか?」
「ぼくは人間だ。せめて死んだ道連れに恥ずかしい事はやりたくね。」
「道連れ?」
ハスタ、ペル。
「おい、少年、無駄な話はやめろ。19層の猟師は全部死んだ。その上のやつらもほとんど死んだ。」
「どういう意味だ。」
「その通りだ。みんなくたばれて死んだよ。生き残ったのはぼくだけ。19層のコンビニは誰もいねえし、そこで戻って水と食糧を確保しろ。もうすぐ新人さんが来るから。」
盲人少年はなんかぼくを信じられない表情だった。
「て、てめえは本当にここを過るだけか?」
「そう、殺す事も、殺されるのももうウンザリだ。たくさんの死を見て、ぼくもたくさん殺した。もう十分だろう。意味なく殺し合うのは。」
本音だ。下らない理由でお互い殺すのはもうウンザリだ。
ぼくはまた油断してはいない。盲人少年の戦闘力はないと同じだか、妹以外に他の仲間がいる可能性もあるから。
「ぼ、ぼくの妹になんか興味あるんじゃね?」
「バカ、言っただろう。ぼくには目標がある。」
この兄弟がどんなに苦労をしたのが少年の話で分かる気がする。建物の中で女性はその年齢に構わず取引が出来る物になる。少年と妹の汚れた身なりを見たら、多分ゲームを早く始めたグループだっただろう。
どんな人と出会って、どんな人と戦ったのか?こんな幼い兄弟、その上に盲人の少年がここまで生き残ったのはまるで奇跡だ。
女性と同じに障碍者にもこの建物は過酷な地獄になる。文明社会と法律と言う「細くて赤い線」がなくなったら人間は残悪な獣になる。ぼくはもう一度中隊長の話を思い出した。
強者に支配されるのが人間の本性だと?ならば弱者に残酷になれるのも人間の本性なのか?
考えて見たら、太田にやられた時にもそのような話をたくさん聞いた。
いじめされる方にも問題がある。
性格を直したらどう?
弱虫はどうせ支配されるのよ。
最後の言葉は確かに森が言った言葉だろう。やつは四人の中でなんにも関心がないふりをしながらそう言った。
違う!人は人だ!弱い、強いって誰が決めたんだ!
そう。日野と櫻井はここで弱くてぼくにやられたのか?違う。
強弱、そんなの絶対的に決めていない。
誰でも状況によって弱者にも強者にもなる。
ぼくはまたハスタと消防官を思い出した。そう。強者になった時、人間は選択ができる。消防官は仲間を裏切ったら生きるかも知らないのに自から死を選んだ。そう。人間はそんな選択によって、どんな人間か決めるのだ。
ぼくはどんな人になるか?この兄弟の目にどう映っているんだ。19層を制圧したもう一人の化け物?
「ぼくは化け物にはならない!ハスタ!」
突然口から出た言葉で、少年がビックリして周辺の石を握ってぼくを睨んだ。妹をかばう姿はペルとももりんが思い出した。この兄弟、必死でお互い支えて今まで生き残っただろう。
「べ、別になにもないんだ。てめえらはコンビニにいけ。ぼくが下に降りる。」
「・・・・・。」
少年はまた疑心している目でぼくを見つめている。ぼくはなるべく用心深いに有線スイッチが置いた
場所に戻った。少年と妹もぼくに頭を振り向いてじっと見つめている。ぼくはスイッチを回収して、続きにサブバックとカーバイド爆音器も片手に拾った。
また銃をライトはあの兄弟を狙ってぼくが動く度に不安に揺れた。照明が揺れる度にあの兄弟もぼくを見て、不安な気配を隠していない。ぼくはやつらを安心させるためにわざと別れのあいさつをした。
「なら、さらばだ。下でもお互い戦う状況がなかったらいいな。」
「ま、待って!本当にこのまま降りるのか?」
「他にやるべき事があんのか?」
そして、少年が言った話は本当に意外な事だった。
「あ、あんたは強い。ぼくの妹を託してもいいですか?」
「な、なんだと?」
「あんたを攻撃したぼくが提案する場合じゃないですが、ぼくは足がこんなざまになって千鶴をかばう事ができないんすよ。」
お兄さんの後ろで「千鶴」が不安な目でぼくを見つめている。
「にいにい、やだよ。やよ。」
「千鶴、その方が確率が高いんだよ。にいにいはちずをもう守れない!」
「やだ!やだよ!ちずにいにいに役に立つから!いままでの通りにやるから!」
「うっさい!千鶴!あの人と一所に行け!」
「にいにいは外でも千鶴が手伝ったじゃん!ここで一人なら絶対死ぬんだよ!」
「にいにいは死なない!絶対死なないからあの人と一緒に行けよ!」
その対話を聞いたら涙が出た。ハスタが死んでもう流れる涙がないと思ったのに。ライトで向うからはぼくがどんな表情をしているが分からなくてよかった。
「こいつが何を言っても無視してください!彼女を安全などころまで案内してください!千鶴だけは外で案内してください!」
やつは敬語まで使ってぼくに願っている。
本当に困った提案だ。
「ただでは言えないんすよ。ぼくが集めた・・・。」
「よせ。そんなセリフもうあきれたから!」
ぼくにはあの中国人のアイディもある。彼も勝手にぼくに希望を託して死んだ。
「言っただろう。ぼくにはアイディはどうでもいいって。」
「な、なら。」
「君の妹は君が守れ。ぼくには妹をかばうながら、下に降りる余力はない。」
「けれどあなたは銃を持っているんじゃなですか?」
急にハスタが言った言葉がぼくの胸を刺すようだ。白い羊を案内してくれ。
しかし、千鶴のお兄さんはまた生きていて、あの少年と一緒にいる方が彼女にもいい。下では中隊長もいて、どんな強敵がいるかぼくも分からない。無理だ。無理だよ!




