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僕と彼女の告白

 木漏れ日の落ちる初夏の公園の木の下で、ベンチに座る僕と彼女は初めてのデートをしていた。


「……どうしてOKしたの?」


 風は爽やかに木陰を揺らしている。でも昨日の僕の告白は、この風とはかけ離れたものだった。


「君はいじめられて好きでもない娘に告白したの?」


 彼女は人気者だった。だから僕は振られて、クラスの笑い者になるはずだったんだ。


「君は私の目を見て告白した」


 彼女が僕の目を覗く。


「だから」


 僕は彼女が好きだ。

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