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些末な希望に縋る夜
些末な希望に縋りついた、夜の終わりに見えた朝日は、酷く虚しく彼女を照らした。
床が腐ったようなゴミ溜めの中で、膝を抱えて座る彼女には、その朝日は少しあたたか過ぎた。
母が帰らない。
「あんたなんていらない」
それから五日。
きっと二度と戻ってこないだろうという漠然とした確信に、彼女はただ膝を抱えて耐えるだけだった。
また、夜が来る。
夕闇に身を沈めていく彼女は、再び些末な希望に縋るために夜の始まりを迎え続ける。
些末な希望に縋りついた、夜の終わりに見えた朝日は、酷く虚しく彼女を照らした。
床が腐ったようなゴミ溜めの中で、膝を抱えて座る彼女には、その朝日は少しあたたか過ぎた。
母が帰らない。
「あんたなんていらない」
それから五日。
きっと二度と戻ってこないだろうという漠然とした確信に、彼女はただ膝を抱えて耐えるだけだった。
また、夜が来る。
夕闇に身を沈めていく彼女は、再び些末な希望に縋るために夜の始まりを迎え続ける。