4/4
ふくしゅう
「・・・?」
[前が黒]と書かれたノートを見て、妙に心臓が爆ぜる。
「これって、・・・遺書、か?」
高揚とも緊張とも違う感覚が脳内で渦を巻く。
兎に角、このノートH太が遺したものだ。
親御さんに届けねばなるまい。
枯れ草を少し、また少しと払い退ける。
「ッ‼」
何かが砕け散る音がした。
ノートに書かれていたのは遺書ではなかった。
それどころか、親へ向けた感謝の言葉でもなく。
俺に、己を殺した《元》友人に向けたメッセージだった。
[お前が黒幕]
「え・・・?」
[K介だけは信じてたのに]
「止めてくれ・・・!」
[これが君への復讐]
「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろオオオオオオオッ‼」
* * *
前が黒→「お」前が黒「幕」
(K介の人生が)おしまい。
どうも、円周率と申します。
「前が黒」いかがだったでしょうか?
《他人の不幸は蜜の味》というぐらいですので、
胸くそ悪くなって頂けると幸いです。
ということで、別の誰かの不幸な人生でお会いしましょう。
ではでは。




