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銀の姫君と蒼の魔法使い  作者: 苫古。
銀の姫君と蒼の魔法使い
32/43

31. 塔の魔女と、夜の魔法使いのお終い。

 マリー・ベルの赤。


 銀色に塗り隠されていない、それが嘘偽りない、彼女の本当の色。




(あいつ、何言って―――)




 誓約魔術の解呪?


 どうしてそんな大仰な話が出てくるのか分からない。

 たかが、骨牌(カルタ)ごときの小さな呪い。それを解きにきたはずじゃないか。

 こんなときに、冗談を言ってどうする。


 しかも、あいつの一部を差し出す? ――― 馬鹿な!





 ぐちゃぐちゃになった思考が、事態を上手く噛み下さない。

 そんなウィード・セルを独り取り残して、シェイラ・フィフィの紅を刷いた唇は、大きく笑みを象った。

「まぁ、素敵。“明星の深紅”ですわね。煌めきを灯した色精は、強力な魔術を取り行う際には不可欠ですし、何より姫様の御髪は特別。希少な異能者が宿した……しかも、これほどまでに純粋な赤の色精に愛されたものですもの。きっと、同等の価値を持つ色精は、世にそういくつもないでしょうね」

「それは、依頼を了承してくれると捉えていいのかしら?」

「ええ、勿論。喜んで」

 了承の言葉。

 魔女が放ったその声が、ひどく遠く聞こえた。


 待て――― そう叫ぶ間すら与えられなかった。


 滝のように背に流れる王女の髪が、風に煽られて舞う。

 次の瞬間、ウィード・セルは身体の中心が熱を持ち、血液が大きく波打った感覚に襲われた。

 300年間、血族を捕らえてきた、古い縛めの(まじな)い。

 魂に食い込むほどに己を深く締め付けていた鎖が、酸に腐食されるかのごとく、急速に朽ち滅びていくのを全身で感じる。

 膨大に注がれてくる強力な解呪の魔力に抗い、太古の魔力がしがみ付こうと足掻くせいで、心臓が焼けるように熱い。

 ウィード・セルはくぐもった声を洩らし、地面に倒れ込んだ。

 いつのまにか振り返っていた王女が、静かに彼を見下ろしている。

 彼女の頬を打ちながら胸元に落ちたその髪は、まるで攫われたかのように、全ての色を失っていた。

「…… もう、染める必要がなくなっちゃったわね」

 ウィード・セルは、自ら繰り返す粗い呼吸の向こう側で、王女の苦笑を聴いた。


(ああ・・・・・・空が泣きそうだ)


 灰色の空の端が、黒い雲に喰われていく。

 重く濁った曇天の下、鈍い朝日を受けるマリー・ベルの髪は、銀月姫の名に相応しい、光沢のない白月色だった。






 + + + + + + +





「以上で、演劇儀礼におけるそなたの役目は果たされた。御苦労だったな」

 


 騎士団に同行していたディ=エルドレン宮廷魔導士の一人に、そう告げられた。





 50年目の役目からの解放。

 長かった。

 これでこの先、天輪碑板に同じ儀礼が浮かびさえしなければ、一族は自由になれる。


(・・・・・・ いや、もう自由なのか)


 3人の騎士に拘束されたウィード・セルは、テリゼードの王子とその配下に連れられ、空へと去っていった彼女の後ろ姿を見送ったままの姿勢で、虚ろに思う。

 誓約魔術は解かれた。

 ヴォロンディの血族を縛るものは、もう、何もない。

「このような大事を起すとは、本当に愚かなヤツだ、お前は。王女の婚礼後、追って罪状を言い渡すと、王直々に命が下されている。しばらくの間、牢獄で頭を冷やすことだな」

 嘲りに満ちた魔導士の言葉が、ただの音として頭を空虚に掠めていく。

(・・・・・・もういいじゃないか)

 どうでも。

 自分は、〈黒の魔法使い〉として与えられた義務を果たすことが出来たのだ。

 この国は救われた。

 人質のごとく城に住まわされている叔父も、バラバラに離れて暮らしている数少ない親族たちも、これからは自らの意思でどこにだって行ける。

 ウィード・セル自身は獄に繋がれることになるかもしれないが、守りたいものを守り、救うことすら出来たのだから、十分なはずだ。



 それなのに―――― ……。









 王女らが去って、どれくらいの時間が経っただろう。

 独り、残留組の騎士たちと共に取り残されたウィード・セルは、無気力に座り込んだまま、見るともなしに地面へと視線を落としていた。

 何の抵抗も見せる様子がない彼に、敢えて関わろうとする者はなく、後始末と帰りの工程について相談していた騎士たちは、少し離れた場所に留めていたグリフォンの元で出立の準備をし始めている。

 暗い空から一つ二つと垂れ始めていた雫糸は、いまや大降りの雨となって、肌を打つ。

 一向に止む気配のない雨脚を避けることもせず、ウィード・セルは顔を俯けたまま、むき出しになった地面が水に叩かれて黒く染まっていく様を見つめ続けた。


 ふと、その頬を温かいものが掠めた。


「キュウゥゥゥ」

 見れば、いつの間にか膝に乗っていたアルダが、心配そうな声で鳴きながら、彼を見上げている。

 子犬ほどの大きさに収まっていた竜は、騒動の間どこかに隠れていたらしく、無事であったようだ。

 魔術で付けられた傷が気になるのか、しきりに頬に触れようとしてくるアルダに、ウィード・セルは口元を緩めた。

「お前も、置いて行かれたんだな」

 頭を撫でてやると、黒竜は甘えるように喉を鳴らした。

 相手は強大な力を持つ、世にも恐ろしい竜だというのに、いつの間にか平気になっている。慣れってすごいなと考えかけて、いや、無理やり慣らされたんだろ、と苦笑を滲ませた。

 アルダをあやしながら、ふと首輪に目を止める。王女の仕草を思い出しながら、雨に濡れた乳白色の魔石を同じように指でなぞってみたが、やはり何も起こらなかった。

「なぁ。お前、これからどうするんだ?」

 大きな藍色の瞳を覗き込んで、問う。

「あいつが居なきゃ、元の大きさに戻れないだろう」

 ウィード・セルでは、元に戻してやれない。

 そう思った瞬間、彼は喉が詰まるような息苦しさに襲われた。


 誰にも出来ない。

 このままで居るしかない。

 どこにも、行けない。


 彼女が、居なければ。



 ……あぁ、




「・・・・・・ あいつじゃなきゃ、駄目だ」




 結局、これが心の内を集約する全て。





 失ったものの代わりを求めるようにアルダを胸に抱き、ウィード・セルは思いを吐き出した。

 ああ、何て阿呆なんだと自分自身に呆れる。

 ついでに、彼女にはあれだけ酷い目に合わされたというのに、こんな想いを抱いてしまっている状況に、情けなくもなった。

 どうして、こうなるまで気付かないのだろう。

 子供の時、庭で知り合ったあの少年に会えなくなったと知った日にも、同じような思いを噛み締めたはずなのに。何故、忘れてしまうのだろう。

 また、繰り返してしまった。

“ 大切だ ”

 そう認めることも告げることも出来ず、ただ、遠ざかっていく背中を見送ることしかしなかった。

 本当に、どうしようもなく・・・・・・馬鹿だ。





「――― 昔、精霊と人間との間に生を受けた、一人の姫君がおりました。母譲りの人外な美貌と、月の色をした髪から〈銀月姫〉と呼ばれていた姫君は、生まれ持った異能のせいで怖れられ、いつも独りでした。彼女の友は、森に住む獣たちだけだったのです」





 朗々と、まるで幼子に物語を読み聞かせる母のような声。

 顔を上げれば、誰もいないと思っていたその場に、塔の魔女が佇んでいた。

 シェイラ・フィフィ―― 王女にそう呼ばれた魔導士。

 今日まで、契約者、すなわち王族以外に解くことは不可能であるとされてきた誓約魔術の破壊を為しえた、計り知れない力を持つ女。

「……何の用だ」

 ウィード・セルはアルダを抱き上げ、魔女を睨んだ。

 今、女が口ずさんだのは、『銀の姫君と夜の魔法使い』の冒頭の一節。ただし、耳にし慣れたいつものそれとは、少し違う。

 御伽噺の始まりを謳い語ったシェイラ・フィフィは、まるで王宮の回廊を行く貴婦人のような足取りで、ウィード・セルのすぐ傍まで歩いて来た。

 雨が降り注ぐ灰色の風景の中、長い黒衣を纏う女が真っ直ぐに立つ姿は、まるで地面から音もなく生えた、長い影のようだった。

 紫の双眸が、伏目がちに彼を見下ろす。その瞳に宿るのは、憂いと、そして奇妙な歓びの熱。

(なんだよ、この女。どうして俺を見て、こんな嬉しそうな目をするんだよ)

 一瞬だけ、それをいぶかしんだウィード・セルだったが、魔女の視線に含まれた感情の中に、“同情”を見つけた瞬間、一気に爆発する感情を抑えることが出来なくなった。


「あんた、俺を馬鹿にでもしに来たのか?」


 きつく睨み上げながら、ウィード・セルは片手でぎゅっと前髪を握り込む。その仕草は、落ち込んだときや悲しくて堪らない時にする、幼い頃からの彼の癖。

「情けないよな。初めて顔を合わせてから、まだ碌に時間も経ってないようなヤツに、あんな対価を払わせるなんてさ。馬鹿にするならしろよ、本物の馬鹿なんだからな」

「・・・・・・・・・」

「あーあ、もう! どうしてだろうなぁ」

 あいつが〈誓約魔術〉みたいな大それたものを、どうこうしようだなんて考えてたことに、ちっとも気付かなかった。

 いいや、今だって、

「結局あいつが何がしたかったのか、俺には全っ然分からない!」

 脳裏に蘇るのは、初めて会った、あの夜のこと。



 ――― 大人しく、わたしに攫われなさい!



 純白のレース越しに差し込む月光の中、満面の笑みで脅してきたあいつ。

 今更になって、ウィード・セルは考える。

 何故、彼女は儀礼を放り出してまで、自分を旅に連れ出したのか。

 骨牌(カルタ)の呪いなんて、口実だったのか?

 じゃあ、いつから、いつ頃から、魔女と取引してまで、ヴォロンディを自由にしようなどと考えていたのか。

 見ず知らずのウィード・セルのために、自分の一部まで切り捨てようと決意したのは、どうして……。


「くそっ」


 ウィード・セルは、答えの出ない自己との問答に対してと、毒吐いても反応を返さない魔女の様子に苛立ちを押さえられず、髪を掻き毟りながら立ち上がった。彼女に向かって力の限り叫ぶ。

「あんたも、なんか言いたいなら黙ってないで言えよ! 用がないなら、さっさと消えてくれ! 放っておいてくれ!! ・・・・・・もっと他に何か出来たかもしれないなんてことは、自分でも分かってるけど、でも、もう遅すぎだろ? 俺なんかに、今更何が出来るって言うんだよ・・・・・・」

 それだけ吐き切って、肩で息を繰り返す。

 その様をも、黙したまま見下ろす影の女は、一向に立ち去る気配を見せない。完全な八つ当たりだと分かっていながらも、ウィード・セルは自分自身への怒りのまま、さらに言い募ろうと口を開きかけた。


 だが、その唇に、魔女の指先が押し当てられる。

 その冷たさに驚いた。


「ねえ、ウィード・セル」

 出しかけた怒声を呑み込む少年の目を覗き込みながら、彼女は甘やかな声で問う。



「何故、この演劇儀礼の題名が『銀の姫君と夜の魔法使い』なのか、あなたは考えたことがあって?」



 ウィード・セルは、言葉に詰まった。

 唐突過ぎる問い。

 それに答えを返さなかったのは、思い至らなかったからだけではない。

 不覚にも、問い掛ける魔女の口調で、遠い昔に亡くした母を思い起こしてしまったから。

 そして、それはごく最近――― 仕事疲れを心配されたことが照れくさく、大丈夫だとぶっきらぼうに答えてしまった彼に、ふわりと笑みをくれた少女の眼差しにも感じたもの。

 雨に冷えた指で、蒼い外衣の胸元を握った。

 些細なことで、思い出してしまう。

 たったそれだけのことで、息苦しいほどの痛みが胸に走る理由を、もう彼は自覚していた。

 脳裏に蘇るのは、悪戯めいた笑みを浮かべる王女の顔ばかり。

 我儘で傲慢で、図々しくて意地が悪いくせに、やたらと素直だったり、時々優しかったりもする妙な少女。


 知り合って間もないのに、こんなにも沢山の表情が記憶の中で巡るのは、彼女がいつでも心からの感情を見せてくれていたから。

 そして、それを――― 自分はいつも、目で追っていた。




 目元を歪めた年若い魔法使いの黒髪を、魔女の指が優しく掬った。

 手櫛がゆっくりと髪を梳く。不思議なことに、慈しみに溢れたその仕草には、奇妙なほどの愛情が込められていた。

「……不思議ね。長い歳月を隔てているというのに、こんなにもあの人の面影を宿しているなんて」

「え?」

 哀しみを含んだシェイラ・フィフィの言葉が、いまいち理解できなかったウィード・セルは、戸惑いながら彼女を見つめ返す。

「まあ、やっぱり性格は違うようだけど。あの人はおっとりしてて、少し優しすぎる男だったから……。だから、意地っ張りなくせに陰で泣いてばかりいた私を、見捨てることが出来なかったのね」

 小さな吐息を吐きながら、女は微笑う。

 誰のことを言っているのだろう?

 大切な記憶を懐かしむかのように細められた双眸。今、彼女の紫水晶のような瞳の中では、ウィード・セルの知り得ない思い出の欠片が、綺羅らかに踊っているのだろうか。

 しかしふと、幸福な光を宿していた瞳が、暗い後悔の色に揺れる。


「――― あの人との間に生まれた、愛しい子。あの時、仇討を怖れた王家からあの子の命を守るために、彼ら(、、、)を誓約魔術で縛る方法しか思いつかなかった。それがこんなにも、後の世のあなたたち(、、、、、)を苦しめることになると…… 考えもしなかったなんて」


 愚かな私をどうか赦して、と魔女は懇願し、頭を伏せた。

「何がだよ?」

 訳が分からないまま彼女を凝視するウィード・セルに、面を上げた魔女はただ微笑みを零す。その表情から、先ほどの陰りは消えていた。

「あの御伽噺のような記憶を元にした演劇儀礼が始まって、今回で五度目(、、、)。始まりの時から三百年経って…・・・あなたたちはね、この〈真実の塔〉にようやく辿り着いてくれた、最初の〈魔法使い〉と〈姫君〉なのよ」

「え?」

「そして、〈魔法使い〉という役から降りたあなたは、もはや何物にも縛られていない。――― ただの、ひとりの人間」

 ウィード・セルの腕から、アルダが抱き取られた。

 滅多に人に慣れぬはずの黒竜は、魔女に撫でられ、酷く嬉しそうな鳴き声ではしゃぎ出す。

 そんな竜の首に納まった輪飾りを見とめ、魔女は満足そうに笑んだ。


「〈天輪碑板〉に物語を刻むのが、本当に神なのかは分からない。でも―――」


 魔女の指が、乳白色の魔石に触れた。

 その瞬間、凄まじい轟音とともに、嵐のごとく吹き荒れた魔力の風。

 大きな風切り音の後に撒き上がった砂の帳が晴れ、ようやく頭上を仰ぐことが出来たウィード・セルは、驚愕に目を見開いた。

 黒くしなやかな体躯と、優美に広げられた二対の翼。

 巨大な、元の大きさへと変化を遂げたアルダが、澄んだ紫紺の瞳で、遥か高みからウィード・セルを覗き込む。

「どうして」

 アルダの首輪は、マリー・ベルにしか扱えなかったはず。もしくは、その製作者にだけ・・・・・・。

 唖然としながらそう考えたところで、答えに行き当たった。驚いた顔で振り返ったウィード・セルに、シェイラ・フィフィが艶然と微笑む。

 しばしの間、大きく口を開いて阿呆面を晒していたウィード・セルの意識は、彼の外衣を銜えて引っ張ったアルダによって戻された。首を怪力で絞め上げられたせいで、ぐえっと潰れた悲鳴が洩れる。

「あら、まあ」

 うふふと暢気に魔女様は笑ってくれたが、ウィード・セルはちっとも可笑しくない。

 ふざけんなよ、殺す気か! とばかりに黒い巨体を睨みつけたところで、彼は、イライラと細長い尾を振り立てていたアルダの眼光を、真正面から浴びることになった。

 何やら、彼女のご機嫌を激しく損ねているらしい。青くなったウィード・セルは、アルダを刺激しないよう、静かに悲鳴を呑み込んだ。

 赤味を帯びた、縦に長い濃紫色の瞳孔。よくよく見れば、その視線は何かを酷く急かしているようだ。


「…… 連れて行ってくれるのか?」


 一緒に、あいつのところへ。

 問いながらそっと前脚に触れてみると、黒竜は甲高い咆哮で、肯定するように応えた。

 まるで、世話が焼けるわねっ、とでも愚痴っているみたいだと、口元がにやけてしまう。



 ――― 独りきりじゃないのなら。



「迎えに行くぞ」



 ウィード・セルは笑みを浮かべて、勢いよく蒼い外衣を払った。



 そうだ。

 

 始まりから終わりまで、我儘王女の好きにさせて堪るか。


 望みには、それ相応の対価を――― それが、魔術の大原則。


 ならば、与えられたものを返さねば。


 無理やり、押し付けてでも。


 自分は、もう何の〈役〉も持たない、ただの一人の人間なのだから。





「さあ、行くぞ! 囚われの我が儘姫を救い出しにな!」


 大空へと舞いあがる竜の背で、彼は高らかに言い放った。






 + + + + + + +






「いってらっしゃーい」


 子供を旅へと送り出す母親のような面持ちで、シェイラ・フィフィは手を振った。

 遠く空に消えていく黒竜と、夫と彼女の血に繋がる可愛い可愛い〈(すえ)〉。

「さあってと」

 いつまでも感傷に浸ってはいられない。

 気を取り直して、と腰に手を当て、肩越しに背後を見やる。

 そこには、姿勢を正して良い子に整列するグリフォンたちと、彼らの足元で伸びて転が騎士団員の姿があった。



 黒いドレスの裾を捌き、魔女は可憐に微笑んだ。



「そろそろ、おばあちゃまは、他の孫たち(かわいこちゃん)のお迎えに行かなきゃ、ね」

 






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