癒しのイギリス自転車旅
北海道3ヵ月。愛知県4か月。今度は新潟県小千谷市へ。
8月に辞職、すぐに再就職するのは惜しい。海外の友人から高校卒業後、直ぐに進学や就職せずに旅に出る話を聞いていた僕は、この機会に実践することにした。
人生を考えるために、かな子と旅にでようと、再就職は10月からにした。
スペイン、オーストラリア、イギリス・・・どこへ行こうか、考えている時、ちょうどロンドンで爆発テロが発生。運よく格安で航空券を入手。目的地は自然とイギリスに決まった。
僕は3年ぶり。かな子は初のイギリス。空路で自転車が変形し故障。空港から歩いて自転車ショップへ直行というスタート。以前旅で出会った友人に再会しながら、北上。ロンドンからインバネスまで約1000㎞。
かな子との自転車旅は3回目。経験から1日の移動距離を約110㎞と余裕を持って設定。15-16時には宿に到着、僕は、毎日1-2時間、トレイルランニングをすることにした。毎日、宿につくとそこから見える山へ向かう。
ある日、登りで出会った家族が、下ってきた僕に気づくと、トレイル両側に整列して拍手で見送ってくれた。
最終目的地は、インバーガーデン。3年前、宿がなく夜中まで死ぬ気で走り自転車旅の怖さを知った翌日に出会ったロンの自宅を目指した。当時数日間、自転車で道中を共にしてくれた。毎夏ヨーロッパを自転車で旅をするベテラン。スコットランド人の彼はその背中で、自転車旅の真髄を語り、僕の心を癒してくれた。
死ぬ気で走り抜けた例の区間。今回は昼間。かな子と穏やかな気分で越えた。宿を見つけ、命の恩人に当時のお礼をした。
ロンは、やっぱりロンだった。僕ら2人をやさしく迎え、スコットランド北部を案内してくれた。親戚宅の夕食に招かれ地元食文化を体験。また一つ自転車旅の素敵な思い出をくれた。
自転車で旅をし、新たな出会いと共に、毎日違う山をトレイルランニングをするという最高に幸せな日々。ロンと別れ、ロンドンに向かう電車の中で、
”またこんな旅をしよう”
心底そう思った。




