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14・おやっ?姉の部屋の様子が…(妹ちゃん視点)

おはようございます(*^^*)

かなり短くてすみません。

これ読まなくても大丈夫なやつです。



「きったない部屋」


久しぶりに入ったお姉の部屋は服と空のペットボトルや本、お菓子の袋で散らかっていた。散らかっていると言うより足の踏み場が無いのほうがしっくりくる。


お姉が亡くなった日からもう2週間過ぎた。母はずっと泣きっぱなしだし、お兄や父はそんな母を一生懸命慰めているが、皆 元気がない。


お姉のあの大雑把でおおらかな性格に皆なんとなく癒やされていたのだろう…

居なくなってからわかるなんてうちら本当馬鹿だ…



あれから誰もお姉の部屋に入らない。まだ心の整理が追いつかないんだと思う。それもそうだよね。急に亡くなって実感も湧かないうちからお葬式やら手続きやら忙しくして… 全て終わった今は魂が抜けちゃったみたいになってる。実際私だってそうだった。昨日まではね…


実は昨日の夜、夢の中に異世界の女神様が現れました。なんとお姉は乙女ゲームの世界に異世界転生しているそうです。羨ましい。本当は私が行く予定だったけど、間違われてお姉が行っちゃったみたい。もしもお姉がTRUE ENDでこっちの世界に戻って来たら次は私が行く事になるって。大好きな推しキャラに会えるなんて楽しみ。



そんな訳で私がお姉の部屋の掃除を勝手でたんだけど…


「何処から手を付けよう…」


まずはゴミを全部袋に集めて、服は服で纏める。

本は小説が多いな… お姉はどんな本を読んでいるのだろう。いつも乙ゲーの話やアイドルの話をしても興味なさそうに返事するからあんまり恋愛に興味がないんだと思ってた。だけど落ちてる本は恋愛小説もある。ほとんどバトル物だけど。


「どれどれ?」


わぁ〜、番やオメガバースの溺愛系も多いけど、断トツでヤンデレが多い。


「へぇ~こういう人が好みなんだぁ」


じゃあもしかしたら…

お姉無事に帰って来てよ…

なんだかこのまま帰ってこないような気がした。


「まあ、お姉が幸せならいっか。掃除しちゃお。」


綺麗になっていく部屋と共に私の心も晴れ渡っていくような不思議な気分だった。





いつも読んで頂き、ありがとうございますm(_ _)m

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