13・どうやら嵌められたようです
昨日は選択科目を決める日だったんだけど…
魔法科は魔法薬学、錬金術、魔法分析学、魔獣研究の4つから2つ選んで受講する。何故か私は魔法薬学と魔法分析学に決定していました。
魔法薬学はいいよ 選ぶつもりだった。回復薬に光魔法を流すとグレートアップするらしいし、解毒剤とかも作ってみたかった。錬金術にも興味が合ったのに何故魔法分析?いっちばん興味ない。しかも担当が眼鏡先生。
そして今、まさに魔法分析学の授業。
分かってしまいました。こいつ私の光魔法を分析しようとしている。
「止めませんか先生… 先程から何度も…」
「んっ?何のことだ?」
いやいやいや、さっきから何回も自分の腕を斬り付けて私に回復魔法を使わせているだろう。
助けて下さい。なんと分析学 私1人しかいないんです。眼鏡先生と2人きり。地獄です!
どう考えてもおかしい…
だってクラス20人以上いるのに分析学を選択したものがいないなんてありえるのだろうか?これは国の陰謀か何かに違い無い。
「では、次に体液に含まれる魔力の活用法についてだ。体液には微力ながら魔力が含まれている。そして魔力量が多い程その量も比例していると言われている。と、なると光属性で魔力量の多いお前の体液は回復薬と同じ役目をしているのではと仮説をたてた。どうだ?興味が湧くだろう?」
体液?仮説?冗談じゃない!もしも私の血液が回復薬以上だったら?それ以外の体液だって…マジキモい!
「セクハラです。訴えますよ?」
「セクハラ?なんだその言葉は?」
試験管持ちながらこっちに近くな!一体何処の体液をとるつもりなのか… ジリジリと距離を詰めてくる。
生まれて初めての壁ドンが…
「泣け」
はいっ?なんだ涙が。唾液とか要求されると思ってました。
なら簡単だ。前世暇な時間に編み出した何時でも何処でも欠伸で涙なんか直ぐ出る。
眼鏡先生はそれを素早く試験管で取るとニンマリ顔。なんか急にムカついてきた。こうなったら…
「へっくちゅん」
「あがっ!」
眼鏡先生からとんでもない声頂きました。くしゃみする振りをして思い切り眼鏡先生の顎に頭突きを食らわしてやりました。
キーンコーンカーンコーン
おっチャイムも鳴ったしさっさとおさらばしましょう。
「では、先生ごきげんよう」
舌を噛んで喋れない眼鏡先生を横目に教室から退散。
確か次の授業は魔法薬学だったはず。もうすぐ行われる野外授業のために沢山ストック作らなくては。
絶対何か起きるよ…そんな気がしてならないのだ。




