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メモリーメドレー  作者: 秋猫シュガー
一章・失くした君へ
4/7

部活

○月✕日


 今日は近くにある弥太(やた)神社の調査に行った。


 まず始めに私の作った裂け目発見機で空間の裂け目がないかを調べた。


 神隠しなどは空間の裂け目に人が入ってしまったのではないのかという説を証明したかったのだが成果はなかった。


 次にオーラ探索装置を使ってみた。


 この世界には人には見れない存在があるらしいが自分は未だにみたことがない。


 使ってる機械は先輩の代からあるから、絶対に見れるはずなのに。


 結果、なにも無し。




 ○月△日


 先輩よりも前の人が書いた研究ファイルを見つけた。


 棚の1番奥にありあのドジが棚の中身を思いっきりぶちまけなかったら見つかっていなかったらだろう。


 読み漁っていると不思議な研究記録を見つけた。


【幽霊のエネルギー体】


 内容は墓場に幽霊のエネルギーを集める装置を使って幽霊を1ヵ所に集めてそのエネルギーで物を動かす実験で初めは罰当たりだなと思っていたが研究記録の結果が書いていなかった。


 やはり、誰かに見つかって怒られたのだろう。


 ○月◇日


 今日は学校の七不思議が学校で流行り始めたから明日調べよう。


  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「あれ、なにも書いてない」


 次のページからはなにも書かれてなく、空白のページが続いていた。


「あーそれね、もう卒業しちゃった先輩のやつでたぶん調査できずにそのまま棚の奥にしまっちゃた感じかな?」


「なるほど」


 何だろう、このもやもやする感じは。


 すると部室の天井の一角が外れた。


「加代(かよ)ー脚立(きゃたつ)出してー」

 天井の穴からここ最近聞いたことがある声がした。

「はいよー」

 加代は部屋の奥にあった脚立を取り出し穴の下に置いた。

 すると穴の中から真保(まほ)が出てきた。

「あれ、灯夜がいる」

「真保ちゃん知り合いなの?」

「うん」

「ほう、こんな偶然あるんだな」

 加代は真保が使った脚立を使い天井の穴を閉じ同じ所に脚立を片付けた。

「たぶん自己紹介はいらないと思うけど、真保ちゃんと灯夜くんも自己紹介しようか」

 加代がそう言うと真保はコクンと頷いた。

「小川真保、15歳、趣味は読書、よろしく」

「俺は白坂灯夜、17歳、趣味は…………料理かな?よろしく」

 自己紹介が終わるといきなり加代が机を叩き椅子から立ち上がった。

「さて!真保ちゃんがいるなら今から外出て幽霊探しするぞー!」

俺、加代、真保の3人は学校の西側校舎。授業後には人気がなく静かでなにかが居そうな気配を出している。

 この学校で一番古くからある校舎のようでたくさん心霊現象などの話が多いらしい。

「どっこらせ」

 加代は部室から出るときに背負っていたバッグを下ろして中から色々な機械の部品を繋げたカメラを出した。

「??」

「あ、灯夜には伝えてなかったね。これはもう卒業しちゃった前の部員が使ってた『幽霊探索装置』なんだよ」

「幽霊が見えるのか」

「まあ、まだ見たことは無いんだけどね」

 加代は言って肩を落としてそう言った。

 けど…………

「たぶんその機械壊れてるよ、だって周りもういr…」ゴブッ

 自分が言い切る前に真保がクロすけを鼻先にぶつけてきた。

「いっつう……真保、いきなり、ど、どうしたんだ」

「ちょっとこっち来て」

 そう真保に言われ俺は側に寄った。

「加代には言わないで」

「言わないって、幽霊の事?」

 真保は小さく頷いた。

「明花に教えたんだし、良いんじゃないのか」

「明花に教えたのは、後から色々質問攻めにされそうだったから」

 明花のやつどれほど真保の事嫌ってんだよ。

「うちの明花がすまないな」

「へくちっ、うぅーなんかムズムズするな」

 一方明花は色々な部活を見学していた。

(う~ん、運動は好きだけど大会に出たいほどじゃないしな。お兄ちゃんはどこの部活に行ったんだろ?ぜんぜんすれ違わないし)

 そう思いながら明花は廊下を歩いていると窓の向こうに渡り廊下を歩いている加代らを見つけた。

(お兄ちゃん!と真保……誰だあの女)

 そして、明花は3人の後を追った。

 後ろに居る大量の黒い手に気づかずに。

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