第4章 チート全開 第30話 太陽系周遊
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
一年は早い。
もうすぐ、地球とさよなら。
一年の間に、家族と、友人達とも、別れの挨拶はした。
やり残した事は多々ある、もっと良い方法も、あーすれば、こーすればと思う事ばかり。
しかし、もう僕が出る必要はない。
種まきは終わり、芽が出てきた。
これからは、自分で成長していくだろう。
と、感傷に浸っている時に、将軍が来て、じっくり 宇宙船を見てすぐ帰っていた。
おい、なにしにきた?
次は、中国の主席代理がきて、宇宙船を見てすぐ帰っていた。
おい、なにしにきた?
島の周囲2Km以上から、双眼鏡で宇宙船を見てたでしょ。
次は誰だ?
あ、かみさんだ。
丁寧にお出迎え。
家族水入らず、ひと時の団欒を楽しみ、
子供達だけに、何処へいくかを伝えた。
あれ、驚かない。
皆んな、わかっている顔だよ、涙が流れる。僕も流れる。
ただ抱き合う皆んなで。
さあ、出発だ。
シャトルに僕と、マリアが乗り、別れを告げる。
地上を離れ、宇宙船に飛ぶ。
収納後、ブリッジへ。
僕は 艦長席、マリアはオブザーバー席へ。
パイロットに、指示する。
進路 火星 発信。
宇宙船は、音もなく、重力を苦もなく制御し、ナビゲータのコースにのる。
宇宙圏に入ると、速度が上がる。
前方のオープンした巨大な窓から、宇宙の星々が変わりなく輝いている。
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。




