第2章 地球人 第10話 牧場の娘 新婚旅行
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
豪華クルーザー船でアメリカへ
海すきだよね、飛行機使う気がないもの。
設備も装備も一流の品揃えだそうよ、でもねーー、20日海の上を毎日見るのは流石に飽きるわよ。
反対でーーーーーーーす。
と言ったけど、船内は豪華な設備に、娯楽もあるし、映画、レストラン、ダンスホール、演劇、だそうよ。
子供がいるから、お遊戯の部屋があるのがいいわと、提案すると、彼は、早速代理店に掛け合っていた。
でも片道だけよと釘を刺しておく。帰りは飛行機でね。
子供達の心配は何処へやら、船に乗ってから、毎日、探検ごっこ、私が追っかける状態で、3日目にギブアップし、子供達にお説教した。
お遊戯部屋は1日で飽きたと。
彼は、子供達と一緒に、探検ごっこの仲間で、毎日あちらを見たり、聞いたり、質問したり、お仕事に支障が出ない様に、礼儀を持って楽しんでいた。
子供達も真似していた。
お遊戯部屋では、彼が、絵本を読み聞かせていた、さも主人公の様に声まで変えて臨場感たっぷりに。子供達はうちの子だけでなく他に五人ほどいたが、ランクが下がるので、使用できないと、船員に言われていた。
彼は、船長に、五人の子供の使用権を支払うから、お遊戯部屋を使わせて欲しいとネゴする。
それからはお遊戯部屋で子供達と彼の遊び場になった、何してるかって?
トランプで、神経衰弱、ババ抜き。
マジックで、コインを消したり、花を消したり。
知恵の輪、おてだま、絵本、お絵かき、絵あわせ。
まだあるの? どれだけ持ってきたのよ。
軽食など食事も子供達がここで食べれる様にした。
毎日、5時間(昼食時間は除く)使用は自由、
ただし、使ったら片付ける、掃除する、挨拶するが約束。
彼は、いろんな話をここでした、彼の経験したことや、楽しかったこと、悲しかったこと。
遊びも難しくなるが、子供達はここ以外では遊べないので、頑張って覚えた。
終わりの挨拶では、みんな目を閉じ静かに姿勢を正して座ることを覚える。
終わりはゆっくり息をはいて、すって、ゆっくりだよ。
力を抜いて、目を閉じて、海の波に揺られる様にゆっくりだよ。
..................
はい、終わり、目を開けて、みんな、さようなら、また明日、会いましょう。
彼、保父さんしている。楽しそう。
これなら、帰りも船でいいかもね。
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。




