第2章 地球人 第09話 牧場の娘 彼のチート歴
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
彼のおかげで牧場の収入もプラスになって、借金も返せるようになった頃、彼が提案をしてきた。
牧場だけじゃ弱いから牧場のやり方を変えようって言い出した。
彼の故郷では牛は牛舎に入れて柔らかい肉を作るらしい、最初は10頭位で始めたんだけど、彼はどこでそんなことを覚えたのか、とっても柔らかい最高な肉質になり、都会で高値で引き取られた、有名な店に認められて、うちの牧場全部彼の畜産技術に変える。
広い土地が余っちゃうので、果樹園と小麦畑を拡張する、人も足りなくなったので従業員も入れ、株式会社にした。
株式会社
社長は母、取締役兼生産部長は私、後の役職は全て彼で、父と叔父が社外取締役で立ち上げた。
父が社外取締役なのは、家庭の事情。
父は、牧場が嫌で、都会の大学で政経学部へ、同じ大学で母と知り合い、卒業前に結婚し、私が生まれ、故郷へ帰る段に、おじいちゃんと父が牧場の経営の方針の違いから断絶へ、父は政治家を志し都市部に住み、現政党の経済を担当する大臣になっている。
多忙で帰る暇もないので母とは、別居状態ですが、離婚はしていない、まあそういうこと、夫婦のことは当人同士が決めればいい。
母が閑散期に父の元へ、楽しそうに荷物を持って出かけるから円満なんだよ。
私は、どちらの言い分も尤もだなと大人な対応です。
彼のチート履歴
人事採用
採用条件:
賃金は普通の1.2倍で、人種は問わない。
8時間働けること、土曜日は3時間教育を受けること、が条件。
日曜日は当然休日。
募集出したら、応募書類の山になった。
面接当日、彼は10人ずつ、相手を見て、即決定した。
採用は、土着民10人、中華系5人、東南アジア系7人、欧米系13人となる。
100人は来ていたはずなのに、2時間かからず即決し、その場で担当部署を指示した。
作業マニュアル・教育マニュアル
下書き無し、頭にあるのを写しているかの様に書いて図(漫画)もついて、わかりやすい。
印刷して配布
M&A
M&Aの会社従業員は一旦全員解雇し、採用条件提示して再募集する。
当然彼が採用決定する。
即決
どの部署でも同じで決断が早いので彼は毎日定時退社です。
話を聞く、報告書を見る、質問する、指摘する、指示する、終わり。
部署 責任者
経理部 彼
法務部 叔父の長男
貿易部 彼
畜産部 母と私
保安部 叔父
営業部 彼
運輸部 彼
総務部 彼
1年目:畜産技術と株式会社
畜産技術:飼料の選別、小麦、トウモロコシ、どんぐり、運動、血統管理、健康管理
株式会社:町のすべての畜産や農業をすべて株式会社に組み込み、技術のフランチャイズを進める
これ州レベルまで拡大中。父の政策のバックアップ付き。
2年目:果樹園と農園と産地のブランド化
果樹園:地域の特産物を大学と連携して広める。
農 園:小麦の品種改良を大学と連携して広める。
産地名がブランド化する
何処産なんとか牛と名前があるだけで、値段が跳ね上がる。
それだけ品質管理も厳格になるけどね。
父の政策のバックアップ付き。
3年目:海外販売貿易
海外への販路確保 貿易会社 運輸会社
世界販売の網を構築する
農産物、牛肉、の需要が高まると生産も上がるから、自前の輸送網が必要、産地直送。
インフラは父のコネクションで政府の設備投資で道路を整備。
アメリカ、欧米、輸出をする為に、貿易会社も立ち上げる。
M&Aで拡大中。政府の補助金を回す。
コングリットマリット企業へ爆進中
彼は、会社CEOになり、傘下の会社の定例会議だけに業務を絞る。
父と彼は、悪代官と越後屋の構図にしか見えない。
4年目:M&Aで銀行を立ち上げる
自前の銀行で金融商品を扱う。
5年目:新婚旅行よ、子供達をつれて、アメリカへ、商談兼ねて。
4歳の女の子と3歳の男の子。
結婚式は、1年目に教会で慎ましやかにおこないましたが、忙しすぎて旅行行けなかった。
これからもいけそうもないから、このチャンスに強制イベント発令です。(えっへん)
放しておくとどんどん、事業を拡大していくので、ブレーキ役を私が受け持つ、私の言葉には逆らわないからね。
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。




