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6P アンデット襲来からの〜

復活とエコ(笑)。


※なろファンクエスト参戦(連作)の為に、なんちゃって夏休み中ですが、ひっそりと拙作投入しています(笑)。


 異世界転移したパーラーラッキーハッピー店に再び受難が訪れようとしていた。

 風雲急を告げる、物々しい騒音と叫び声が迫って来る。


「奴らがっ!アンデッド・ゾンビたちが来やがった!」

「ゾンビって・・・」

「だにいっ!」

「阻止しろっ!エルフ隊、弓構えっ!」

「はっ!」


 そう、このまま順調にアンデットゾンビ編となって異世界パチ屋のドタバタは続く・・・かと思われたその時。


 天上より声がした。

「今より伝説の英雄たちが現れる。その者たちにパチンコで勝負し勝利することが出来れば、お前たちを元の世界に戻してやろう」

 と・・・。



 一条の光が煌めいた瞬間。

 ゴゴゴゴゴゴゴ。

 物凄い地鳴りとともに、ゾンビども刹那に地中へとをかき消し、別の異世界主人公である康治達の目の前にパーラーが突如として現れたのだった。

 彼らたちの目の前には眩くネオンの看板輝くパチンコ屋がそびえ立っていた。


「・・・おい、異世界にパチ屋だと・・・」

 康治は作者の無謀過ぎる展開に絶句した。

「パチや?」

 嫁たちは首を傾げる。

 天上より声がする。

「ふふふ。察しの通り次のゲームはパチンコ勝負だ」

 ゲームマスターであるジンは告げる。

「唐突に・・・なんだ」

 彼らが渋々と店内に入るとけたたましい機械音が聞こえ、康治以外の異世界出身の嫁たちの耳をつんざく。

「何?」 とエロス小説家志望のエマ。

「五月蠅い」 と王国第二王女のエリザベート。

「エルフの敏感耳には・・・」 とエルフ国女王エスメラルダ。

「朕はちょーっぴり耳が遠いのでそこまでないですう」 とアメリア公国女王ヒルダ。

「・・・年寄」

 冷やかすエリザに、

「なんですうと」

 むくれ顔をみせるゴスロリBBA。


 そこへ。

「さあ、いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。康治御一行様ようこそお越しくださいまして、まことにまことにありがとうございます。本日も選りすぐりの、ちょーあまいあまい甘―い台をご用意しております。どうか御一行様のお時間が許されます限りジャンジャンバリバリと~ジャンジャンバリバリお出しくださいませ。お取りくださいませぇ~」

 踊りながら白熱マイクパフォーマンスをするのは、かつて康治たちの戦いを実況するマン、虎徹だった。

「虎徹っ!」

「虎徹さん!」

 懐かしい人物マイクマン虎徹の登場に驚く、康治と嫁たちだった。

「やあ、皆さん、お久しぶりです。マイクを愛し、マイクに愛された男の虎徹です」

「・・・なんで、ここに」

「いやぁ、ちょうど、マイクアナウンスのバイトが空いておりまして、あなた方の戦を見届ける為に、ここでバイトをして待っておりました」

 と誇らしげに言う虎徹に、

「はあ」

 と返す一同。


 そこへ、ぺこりと頭を下げやって来たのは、カウンター嬢の舞だった。

「ようこそ。当店パーラー「ラッキーハッピー」へ。英雄康治御一行様、お噂はかねがね虎徹さんから聞いております。今回は戦いの舞台を本店にご指名していただき感謝です」

 舞は二度三度と再び頭を垂れる。

「いやいや、勝手にこんなことになっているだけで・・・」

 康治の話もそこそこに、舞は遮り、

「実は私たちはこのパチンコ屋ごと異世界に飛ばされまして・・・天上のゲームマスタージン様が言われますには、うちのお客様や従業員が皆様と勝負して勝ったら、元の世界へ帰していただけると伺っております」

 話を続けた。

「きっと眉唾ですわ」

 エリザは眉間に皺を寄せて即座に言った。


 すると舞の隣に立つ男が進み出て、康治に名刺を渡す。

 そこには、パーラーラッキーハッピー店長 岸一(きしはじめ)と書かれてあった。

「だが、私たちはそれに賭けるしかないのです」  

 岸はきっぱりそう言った。

「賭ける・・・そうかここはパチ屋だもんな」

 康治は何気に答えた。

「いいえ当店は娯楽遊戯場ですよ、賭博と結びつけるのはお門違いです」

 岸は即座に返した。

「店長そのあたりは五月蝿いですよね」と、舞。

「物は言いようですね」 と、虎徹。

「我々は国の法にのっとって行っている健全なる遊技場ですからな」

 店長は胸を張った。


「そうですね・・・あ」

 舞は両耳を両手で塞ぐ、エスメラルダに気づいた。

「あ・・・あなた様はエルフさんですね。これどうぞ」

 彼女は耳栓を渡した。

「・・・これは」

 小さな物体を渡されて困惑するエスメラルダに、 「耳の穴にこれを入れて塞いでください。少しだけ音がおさまりますから」

 舞はジェスチャーをしながら取り扱い方をレクチャーする。

「こ・・・こうですか」

「そうです」

「音が小さくなった!」

「よかった」

「ありがとうございます」

「いえいえ」

 そんなパーラーの面子と康治たちが和みはじめた頃合いで、

「うおっほん!」 天の声が聞こえる。

「では、ゲームを開始するとしよう」

まいります。

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