斯くして騎士は公爵令嬢と逃避行する

ウルフェン・シルバレスは騎士として生きる青年である。そんな彼には身分が懸け離れた幼馴染みがいた。
その幼馴染み、ラビリアーネ・プラティナス公爵令嬢は王太子の婚約者だったが、他の女に現を抜かす王太子に堪忍袋の尾が切れてしまった。
そしてラビリアーネは言った。そうだ、家出をしよう！　ラビリアーネの家出に巻き込まれ、事実上の誘拐犯となったウルフェンの運命や如何に。
割と大事な筈なのにマイペースな2人の旅路は続く。一方で、彼等が国を出た事で様々な問題が起き始める。
でもそんなの、国を出た彼等には関係ない？　そうは問屋が卸しません？
ゆるふわ逃避行ファンタジー、始まります。