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来年の学校  作者: たかげるげ
第二章 新制度2年目

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38/43

38話 卒業式

第二小6年1組 横溝あゆみ


 卒業式は在籍校で、通っていたサドベリースクールの方針だった。サドベリースクールは18歳くらいまで通えるけれど、私は小学校卒業とともに卒業することに決めた。12月の三者面談で、上田先生とも相談した。卒業式の一週間前から第二小に通った。最初は物珍しく見られたけれど、上田先生がなんかよかった。そう友理奈の言う通り。友理奈もいてくれたから、第二小6年1組で卒業式を迎えることになった。

 学校群になってから、卒業式の練習時間が短くなったらしい。それぞれ過ごしてきた6年間が違うから、呼びかけの言葉をなくして、第一小、第二小、第三小の全部の学校の校歌を歌うことにしていた。

 女子は袴が多いね。お、友理奈も袴だ。私はスーツ、だって来月も使うじゃん。

「丸山友理奈さん」

「はい」

「山田春樹さん」

「はい」

次々と名前が呼ばれていく。

「横溝あゆみさん」

「はい」


第一小6年1組 柏原美月


 皆が帰った後の静かな体育館。たくさんあった椅子は片づけられ、ステージの前の一列だけ残されていた。私は中央の椅子に座った。お母さんは隣に座った。私は中学校の入学式でも着る予定のスーツを着て、第二卒業式を迎えた。

「1組 柏原美月さん」

 担任の先生が名前を呼ぶ。

「はい」

 私はステージで校長先生から卒業証書を受け取った。

「以上 一名 これをもちまして、第二卒業式を閉式します」

 私とお母さんは、これまでの感謝の気持ちを担任の先生と、サポートルームの藤井先生に伝えて今年の学校を去った。

 

 

 

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