37話 PTA会長任期満了 第一小PTA会長 佐伯昌子
PTA会長としての最後の定例会が終わった。今年最後の定例会だけではない。7年間務めたPTA会長としての、最後の定例会だった。
「それでは、今年度最終の定例会を終わります。お疲れ様でした」
副会長が定例会の終了を告げた。
「皆さま、少しお待ちください」
円城寺さんがそう言って、ホワイトボードの後ろの倉庫の扉を開けて、何かを取り出した。それを抱えて私に近づく、
「佐伯会長、7年間お疲れ様でした」
花束だった。びっくりした。まさか花束がもらえるとは思わなかった。
「ありがとうございました。上の子から7年間PTA会長を務めさせていただきました。千尋のことで急な欠席等ご迷惑かけましたが、みなさんの支えで最後までできました。来年は下の子が第三小に行くことになったので、一保護者としてかかわっていきたいと思います」
温かく最後の定例会を送られた。感慨深い。
あとは卒業式に出るだけ、といっても千尋も卒業生だから、他の保護者と席が違うだけ。これからどうしようかな。第三小でもぜひPTAをと言われたけれど、違うこともいいかな。少しパートにでも出れらるかも。
<PTA役員 円城寺清香>
最後のPTA活動が終わった。うちは清隆だけだから、本当に小学校最後のPTAだった。職員室にPTAの部屋の鍵を返しに行くと先生に呼ばれた。
「円城寺さん、6年間お疲れさまでした。これ、第三小のPTAの皆さんからです」
小さな箱を渡された。かわいい、プリザーブドフラワーが入っていた。
私にも何かあるとは思わなかった。
これからどうしようかな。そんなこと思いながら家に帰ると、
「町内会役員選出のお知らせ」
ポストに町内会からの手紙が入っていた。あ、来年度町内会役員が当たっている。




