34話 中学校の制服 第一小6年2組 円城寺清隆
昇降口にマネキンが立つようになった。中学校の制服のサンプルだ。マネキンは4体ある。学校群の西中、東中だけかと思ったら、丘の上中もあった。にしては少ないなあ、制服って男女違うしなあ。
「円城寺くん、おはよう」
マネキンをじっと見ていると、佐伯が来た。
「お、佐伯、今日は早いな。そういえば、佐伯は中学どうするの?」
「西中の方が近いから、西中の支援級で固定かな。円城寺くんは?」
「オレはどうしようかな…………ってあれ西中と東中って」
マネキンを指して、首をかしげた。
「来年から、制服共通になるんだよ。学校群になって初めての中学生を迎えるからね」
「へ~詳しいな」
「兄も西中にいるからさ。兄は中2だから、学校群になる前だけど」
そっか、そういえばオレ達が学校群最初の学年なのか。丘の上中に行くと関係なくなるんだな。
制服はどっちも似たようなものだけどさ。
6年2組でも、マネキンの話題になっていた。クラスではほとんどの子が学校群の中学に進むらしい。丘の上中が進学対象になる人はあまりいないようだ。
制服採寸の案内のプリントが配られた。各自で指定の制服が売っている店に行って、制服を取り寄せるだと。ま、そこで行く中学決めればいいのかな。




