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来年の学校  作者: たかげるげ
第一章 新制度1年目

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18/40

18話 4者面談 第二小5年2組 柏原美月

 年度末の3者面談、ではなくて4者面談。

私とお母さんと、担任の上田先生と、サポートルームの泉先生。その4人でサポートルームでの面談。

教室で3者面談にすると言われたけれど、今更教室なんて行きたくない。学校の様子は、上田先生より泉先生の方がわかるから、と泉先生も来た。

机の上には、まっさらの振り返りシート。何も書くことないもんね。

「美月さん、給食登校できていますね。どんな給食が好きですか?」

 上田先生が聞いた。

「揚げパンとかさんまのかば焼きとか・・・」

「そっか。おいしいもんね。学校行く日は、好きな給食で決めるのかな」

「給食もそうだけど、お母さんの都合もあるし」


「だいたい週一くらいの登校できていますね。」

 と泉先生。

「私の仕事の予定と、本人の食べたい給食があればなんでだいたいそのくらいです。」

「送迎大変じゃないですか?」

「そうなんですよね、仕事が休みでないとできなくて」

 お母さん、そうなんだ・・・・。

「給食ならひとりで行けるのに」

 私はそうつぶやいた。

「一人で大丈夫そう?来年から第一小だったわよね。」

「はい。行けます」

「じゃあ、校長先生に許可取ってくるね。お母さんもそれで大丈夫ですか?」


「それから、これ」

 泉先生はプリントの束を、お母さんに差し出した。国語や算数などの学習プリント。カラーの単元テストもある。

「給食の前に一枚だけ、ってやってもらっていたんです。授業出てないのに、とてもよくできています」

 そうだったんだ。私はただ給食まで暇だったからやっていたけれど。一枚だけといわれても気づくと何枚か書いていた。

 お母さんはちょっとびっくりしたようだった。


 次の三色ご飯の日、校長先生がサポートルームに来た。

「柏原さん、一人で学校来てもいいですよ。車には気を付けてね。第一小の先生にも言っておくね」

 と言われた。

 

 

 

 

 

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