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来年の学校  作者: たかげるげ
第一章 新制度1年目

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15/34

15話 三者面談 第一小5年1組 丸山友理奈 横溝あゆみ

 12月、5年になって2度目の三者面談がある。重い足取りでお母さんと行く。

事前に記入した、振り返りシートに基づいて始まり最後に

「他に、ありますか」

 と担任が言うと、お母さんは待ってましたとばかりに発言した。

「最近、学校に行きづらいみたいで。休むこともあるんですが」

「そうですね。最近、このクラス多いんですよね。風邪とか流行っているわけでもないんですが、体調悪いですか?」

「別に・・・」

 私はそういう。

「何かあれば、ご相談ください。では時間ですので」

 

「なんか変なのよね。〇君や〇ちゃんのママも行きにくいって言っているし・・・」

 教室を出て、お母さんはぶつぶつ言っていた。がお母さんは仕事に行ってしまった。


<5年1組 横溝あゆみ>

 机の上には何も乗っていない。私には振り返りシートなるものは存在しない。

 「あゆみさん、サドベリースクールではどんなことをしていますか?」

「今日はみんなでサンドイッチを作りました。昨日は、海まで遠足に行きました。」

「時間割があるのですか?」

「したいことを自分で決めます。お金が必要なら、会議して決めます」

「勉強はするのですか?」

「したいときにしたい勉強を、教わりたい人に教わります」

「クラスには何人くらいいるのですか」

「クラスはありません。5歳から18歳くらいまで数十人。みんないっしょです」

「ほう、異学年交流」

こんな感じでサドベリースクールの話をして終わった。


<2年2組 横溝ゆうき>

「ゆうきさんは、後期はどうでしたか?」

「楽しい!!」

「朝、起きれないみたいだけど」

「うん、今日は猫と一緒だったよ」

「猫を飼っているの?」

「ううん、あっちの(校庭を差す)砂場の猫だよ」


「時々、お姉さんと別の学校に行っているの?」

「行くよ」

「そっちはどうなの?」

「楽しい でも遠いからこっちがいい」

 面談が終わって、ゆうきはお母さんと一緒に帰った、と思いきや途中で近所の子に会い、そのまま公園に遊びに行ってしまった。

 

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