15話 三者面談 第一小5年1組 丸山友理奈 横溝あゆみ
12月、5年になって2度目の三者面談がある。重い足取りでお母さんと行く。
事前に記入した、振り返りシートに基づいて始まり最後に
「他に、ありますか」
と担任が言うと、お母さんは待ってましたとばかりに発言した。
「最近、学校に行きづらいみたいで。休むこともあるんですが」
「そうですね。最近、このクラス多いんですよね。風邪とか流行っているわけでもないんですが、体調悪いですか?」
「別に・・・」
私はそういう。
「何かあれば、ご相談ください。では時間ですので」
「なんか変なのよね。〇君や〇ちゃんのママも行きにくいって言っているし・・・」
教室を出て、お母さんはぶつぶつ言っていた。がお母さんは仕事に行ってしまった。
<5年1組 横溝あゆみ>
机の上には何も乗っていない。私には振り返りシートなるものは存在しない。
「あゆみさん、サドベリースクールではどんなことをしていますか?」
「今日はみんなでサンドイッチを作りました。昨日は、海まで遠足に行きました。」
「時間割があるのですか?」
「したいことを自分で決めます。お金が必要なら、会議して決めます」
「勉強はするのですか?」
「したいときにしたい勉強を、教わりたい人に教わります」
「クラスには何人くらいいるのですか」
「クラスはありません。5歳から18歳くらいまで数十人。みんないっしょです」
「ほう、異学年交流」
こんな感じでサドベリースクールの話をして終わった。
<2年2組 横溝ゆうき>
「ゆうきさんは、後期はどうでしたか?」
「楽しい!!」
「朝、起きれないみたいだけど」
「うん、今日は猫と一緒だったよ」
「猫を飼っているの?」
「ううん、あっちの(校庭を差す)砂場の猫だよ」
「時々、お姉さんと別の学校に行っているの?」
「行くよ」
「そっちはどうなの?」
「楽しい でも遠いからこっちがいい」
面談が終わって、ゆうきはお母さんと一緒に帰った、と思いきや途中で近所の子に会い、そのまま公園に遊びに行ってしまった。




