プロローグ
夏
皆さんは夏と言ったら何を想像するだろう
お化け?海?恋愛?花火?それとも…
「じあっちー」
約1キロ先にあるコンビニに向かって歩いているこの男
名を充という
最近、地球温暖化の影響でこっちの田舎でも35度以上
「熱中症になるぞこりゃ」
ヴゥー
ポッケから通知がなる
Enjoyゲーム部という8人のグループからだ
たか姉〈明日の祭り行くっしょ〉
ユウ〈おん、行くよー〉
太陽〈どこ集まる?〉
たか姉〈小学校前に7時集合で!〉
太陽〈わかったわ〉
ユウ〈ほいよー〉
ヨウタ〈俺友達といくからー〉
麦茶〈わかったわ俺も行く〉
アキステ〈了解、俺先行ってっかも〉
「まじであちーんだけど…あー、もういいや帰ろ」
翌日 祭り当日 19時
予定どうり人が集まっている
そこに一人遅れてやってくる
「いやー、まじすまん」
「いいよいいよ今集まったばっかだから」
そう言っているのはたか姉
姉とついているが男である
「さて、そろそろ行きますか」
「なぁ!ちょっと肝試ししようぜ!」
「そんなのどこにあんだよ、ユウ」
「裏山のとこに行ってみようぜ」
「しょうがねえな」
裏山 20時
外灯が一つもない道を進むと小さな池に行き着く
その池には都市伝説があり、
毎年15〜6の少年が集団できえているという
「やっぱしくれぇな」
「池に飛び込むか?」
「やるが?」
少し苦笑いしながらその場にいる全員が
妙な恐怖を感じていた
「帰るか…」
次の瞬間、誰かに押された
「大丈夫か!充!」
深い…手を伸ばすが届かない
バシャン!
「お、おいたか姉!」
「クソッ!」
バシャン!
バシャン!
けて…誰か…助けて
きれいな声で誰かが助けてを読んでいる
野原を優しい風が吹き抜けていく
あの日あの池にいた少年が家に帰って来ること
あの日あの池で何が起こっていたこと
そんなのは誰も知らない
彼らは皆の記憶から…




