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さようなら、またね
焼香を上げて、おばあちゃんの顔を見たらぼろぼろと涙が溢れた。
訃報が届いたのは高校のお昼休みが終わるチャイムと同時だった。
急いで早退して病院に行くと、私以外の家族は誰もいなかった。
こんな時くらい……、どうしようもない怒りに手が震えて、握ったおばあちゃんの手がすでに冷たくなっていたことを昨日のことのように思い出す。
「人前で泣くなんてみっともない」
期待したけど、おばあちゃんは目を覚まさない。
ウエディングドレスとはいかなくても、せめて振袖は見せたかったな。
葬儀は恙なく執り行われ、愚かしくも後を追おうかなんて考えたけど、夢におばあちゃんが出てきて「こら!」って叱られた。
「あんたがしわしわのババアになったらおいで」
「そんときはうんと話を聞いてあげるから」
目が覚めて、頑張ろうって、涙をぬぐった。
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