裏切り
*********************注意!!************************
この話はかなり悲惨な内容になっています。
女性や奴隷の虐待等を嫌う方はこの話は
読み飛ばしてもらう事が賢明です。
登場人物の情景や動作を追加し、
少し柔らかくしましたが、それでもきついと思います。
自分は大丈夫と思う人だけ引き続きお読みください。
作者は責任をとれません。心理的ダメージを喰らいますよ!
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「何をしたのです!!あたしたちに!!」
パティナがザクスに対して怒鳴った。ザクスはリスタとパティナの様子を見て少しひるみながら、店の主人に視線を移す。しかし、店の主人は普通のことだという感じで表情を崩さない。そして、その様子を見たザクスはすぐさまもう一度リスタに視線を戻す。するとリスタが言葉を発する。
「ザッ……あ、あれ……ご、ご主人様との記憶が霞む……な、なんで?…なんで?」
膝をつき涙を流しながらリスタは両手を見つめていた。ザクスは状況を理解できずリスタのそばを離れる。店の主人はザクスが気付いた時にはザクスとリスタから離れていた。そして、店の主人が離れていることを確認したザクスは店の主人の近くに移動する。そして、何が起きているのか確認するため、また、リスタ達を見た。
「なっ!?何があった?」
状況がわからないクレスタがリスタを見て慌てた。クレスタは少しリスタに近づくが、いつもの凛々しさはすでにない。困惑の表情と突然のことにどうしたらよいのかわからない様子を見せた。
「クー姉は気付かないのです!?こんなにわかりやすい状況になってるのに!!もしかしてディナさんやハナさんも気が付いていないのですか!?」
「えっ!?何かされていますか?わたしたち…」
とパティナに視線と話を振られたエンディーナは戸惑いを隠せない。エンディーナも目の前で何が起きているのか理解できない。それは近くにいたハナカも同様である。ハナカは先ほどの違和感が何か関係があるのかと感じるが、どういうものか判断できない。そして、リスタの身に何か起き、それに気が付いているパティナにただ事ではないことが起きていることを感じるがどうにも判断できなかった。
「ご主人様との記憶が零れる。……や、いや。いやぁ~~~!!」
リスタは耐えられなくなり、泣きながらうずくまった。その様子を見たハナカは原因はザクスにあると判断し、ザクスに視線を移す。
「ザクス……様?何を黙っていますか」
ハナカが怒気を含みながら、部屋の壁際まで下がっていたザクスに冷静を装い話しかけた。しかし、いつものようにザクスに対して呼びかけられなかった。それでも今の状況を説明してもらわないことには話は進まない。ザクスはパティナとハナカに鋭く睨まれることになる。
話をしなければいけないと感じたザクスはそれまでの混乱し不安に状況を確認していた表情から、一息つき落ち着きを取り戻し、ザクスはリスタを見ながら少し申し訳ないような表情をしながらも、確信をもっているように答えた。
「こんな風になってしまうなんて思ってみなかったから、リスタには申し訳なく思うけど、ここにいる5人は酷い主人に引き取られる可能性が怖いから軍に残ろうとしていたんだよね。そして、酷い事をしないと感じたから僕に主になってほしいと。僕だって人間だからすべてのことは飲み込めない。それに、僕では5人を愛せない。そうなると誰かは不幸になる。僕は幸せになれるようにすると昨日言った。だからこの道を選んだんだ」
「言っている意味が分からないのです!!幸せって、今、リスが不幸に見えるのですよ!!」
ザクスの言葉に対してすぐにパティナが噛みつく悲壮感を感じさせる表情でザクスに訴えた。
「だからです。僕では幸せにできない。昨日僕が幸せにするとは言っていません」
「なっ!?」
「えっ?」
「そんな!?」
「!!」
泣いているリスタ以外が驚きの表情に代わり少しの絶望を感じた様子でザクスを見つめた。するとザクスは気持ちと考えを淡々と話す。ザクスは既に先ほどの不安な表情や混乱した表情はしていない。
「そもそも、外部からの強制力があって幸せになれるわけがない。皆さんは美しいし、可愛らしいし、魅力的ですよ。性格が悪いとも感じていません。ですが、僕にも言い分はありますし、できることとできないことがあります。僕はできないことだらけです」
「それは誰だってできないことはある。うちもできないことがたくさん」
ハナカがザクスの言葉に自分の言葉を挟んできた。
「まず、身分が違います。僕がこのまま王国にいるならば」
「亡命するのか!?」
少し必死になっていたクレスタがザクスの言葉に敏感に反応したが、それでもザクスは淡々と話を続ける。
「亡命するしないは今はどうでもいいです。平民ではいられないことは理解しました。奴隷は解放されて平民に戻ることはできてもそれ以上は成れないのですよ。いくつかは昨日のうちに局で聞いてきました。貴族に嫁いだ平民の女性の悲惨さを」
「そんなこと関係ないでしょう?どちらにしても私たちは奴隷ですし」
更にはエンディーナがザクスの話に割り込む。
「僕は元々あなたたちを引き取った時、奴隷から平民に戻すつもりでした。そこで僕はお別れすることも決めていました。1年後の僕の軍での2年が経つくらいを予定にして」
「初耳ですの」
パティナもザクスの会話に対して言葉をつないだ。パティナは尚もザクスを警戒している。そしてリスタの傍に屈み込み彼女をあやす。
「軍では誰にも言っていませんし。ここの店の主人とは何度か話をしていました」
すると、この場に居合わせていた奴隷商の主人が満足し自慢げな表情でザクスの会話を肯定するために口を開く。
「ザクス殿は前々から何度もこの件で話しておりました。相談されていた方々がこんなに美しい方たちとは思っておりませんでした。なので、先ほども止めないかとは言ったのですが。もったいない」
ザクスは店の主人の言葉に「そんなことはない」と言うかのように首を振ってからザクスは一度店の主人と視線を合わせる店の主人は話を促すように頷いた。それを確認したザクスは再び5人を見て話を続ける。
「僕は考えました。政府からの指示は『希望または許容するものと関係を持て』だったので、僕と関係を持つ事を心で希望はできても、体が許容できなくさせてもらいました。先ほどの主従契約時に同時に契約魔法をかけてもらいました。これ以上僕に気が向かないように僕に対する一定以上の好意は向けられなくさせてももらいました」
「「そんな!?」」
「嘘でしょ!?」
「……だから、あたしやリスはこんなことになってるのですか」
3人は驚き、パティナも涙を流し始めた。ザクスは少し申し訳ない表情になり、慰めようと感じ始めた時に店の主人の手がザクスの方に置かれる。それに気付いたザクスは店の主人を見る。店の主人は次の行動を促すような仕草でザクスをあおったので、ザクスは気を引き締めなおし、5人を再び視界に収めてから口を開いた。
「最後に、皆さんは希望しないことは承知でここで男性の奴隷を5人買うつもりでいます。当然、そういう意味で」
「嘘、や、止めて」
「お願い赦して」
「いや、いやなのです」
「うっ。うぅぅぅっ」
「ど、どうにもならないのでしょうか」
「大丈夫です。僕より優しい人を選びますし。頼りになる人にしますから」
ザクスは本当に申し訳ない表情をし、いつもの優しい表情をしたが、店の主人に促されたため、5人を残し店の主人と奥の部屋に再び入っていったのだった。
なんかランキング1位になっていました。誤字脱字が多く、稚拙な文章なのに大変恐縮しております。
続けて頑張りますので引き続き、よろしくお願いいたします。




