決着
椎名小豆太郎も腕っ節には自信があった。このような頼りない機械好きな少年に負けるつもりは一切ない。
「秋葉は……秋葉は私のオナペットになる予定の女性であった……」
「お前の性の都合なんか知らねえよっ!」
だが、洋物のハードコアが好きな椎名小豆太郎はいまいち、日本人の暗いエロさには賛同できなかったのである。彼の中ではエロはスポーティーなものであった。
「青空のもとで交わることができないから、君のような不幸な少年が生まれるんだよ」
「僕は不幸なもんか」
二人は殴り続ける。しかし、そんなところに、霊魂になった四条秋葉が現れて
「やめてー」
と止めに入る。しかし、オムロンはこのようなことを直言した。
「うるせえな……お前、キャラが濃すぎてわけわかんなくなっているんだよ!」
「ギャヒン!」
と退散しようとする秋葉に椎名小豆太郎が付け加えた。
「あの、多分ですが……ミルク少女とか、メンヘラとか色んな属性を持ちすぎて、読者的には、キャラとして、ピントが合わなくなっているんだと思います……」
この一言に二重に傷ついた秋葉はもう二度と霊魂としてこの世に現れないことを決意した。
「大統領をお守りしろ」
何発か殴り合った後で、銃声が響くので、オムロン少年は森の中に逃げてゆくのであった。戦士としては、完璧な退却行であり、チャーリーは、思わず、
「次に会うのを楽しみにしているぞ」
と声をかけてしまった。




