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ミルク少女日記


 私は、つまり、徳田静馬は、ガストで、ボロボロの大学ノートを広げるのであった。そこには、女の子のような丸文字でびっしりと何かが書き込んである。


「なんだいそれ」


 とゴルダン。


「あっ、これ。半年くらい前に、俺のポストに投函されていた日記なんだけど、ちょっと今回のバトルと関係しているんじゃないかと思って読んでいるんです」


「どんな感じ」


 とクランプ。


「じゃー。読みますか」


ほわんほわんほわんほわんほわわわーーーん。(回想シーン突入BGM)



 「うんしょ。うんしょ。うんしょ」


あたしの名前はミルク少女っていいます。今日もミルク瓶をリアカーで運んでいるんですけど、毎朝、毎朝重たいですが、一生懸命運ぼうと思っています。


 そんなあたしの毎日をアメバというところのブログで、日記にして書こうと思っています。みなさん、もし、あたしとコンタクト欲しい人は、コメント欄にコメントよろしくね。あっ、でも、○ね!とか、この○カマとかいう汚いコメントはノーサンキューだからね。そういう、マナーとか気をつけてね。


「うんしょ。うんしょ。うんしゃ」


この坂が重たいんだよ。なんせ、ミルク瓶が沢山あるもんだから、あっ、ダメだ。もう、これ坂道を下ってゆくしかない。重すぎる。下にお婆ちゃんが散歩しているけど、ごめん、お婆ちゃん、死んじゃうかも知れないけど……うわああっ。


 って思った時に、「スッ」と後ろを支えてくれたのが静馬さんだった。彼って、長身の中年男性だけど、素敵。あたしのステディになってもらおうかな、って思っていたら、額を指で弾いてきた。


「このうっかり屋さん。自分の力量をわきまえないとダメだぞっ」


というと、朝日の中に消えたのだった。


「素敵!」


とあたしが震えていると、静馬さんは帰ってくる。


「あのー、俺、金ないんだけど五万貸してくんないかな……あっ、絶対に返すから」

「もう。現金なんだから」


 あたしは速攻で貸してあげた。

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