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ガルダン  作者: 角筆夫
無職
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詰み


「もうダメだ。俺の人生詰んでいる」


と、心の中で呟いてみた。しかし、冷静に考えるとそれほどでもない。


 何とかして、市役所に出す書類を書き上げて、市役所にゆけば、自分の生活の指針にもなるだろうし、生き残ることができるだろう。


 私の友人に、会田鉄夫という男がいるのだが、彼は私と同じ45歳で、兄が病死、母は、ある朝、起きて風呂を見てみたら、風呂場で死んでいたらしい。


 私は絶句してしまって、何も答えようがなかった。朝、起きて、そんなことがあったらそれはショックだろう。なお、年間、14000人は風呂場で死んでいるらしい。特に、この季節、つまり冬ってのは気をつけないといけない。ヒートショックというのらしい。


 その人についても書いてゆくが、私についても書いて行かないといけないのであろうが、正直、そんな気力もなくなっている。書けたら書くが、永久に書けないかもしれないし、何だか、書く気力も最近ない。


 やっと、友人である会田鉄夫のことをこうやって、踏ん張って書いてみて、私にもそういう人生の断片があることを知るのだが、そういうのを集める行為をしなくてはいけないので大変だ。


 だから、ついつい、ゲームをやって現実逃避をしてしまうが、実は現実よりもゲームの方がよっぽど難しかったりする。


 私は唖然としたのであるが、市販されているゲームはどれも難しく、クリアできないようになっているのだ。


 だから、今、私のできることは、ほとんどない。ご飯を作ることくらいであろうか。それも、大したメニューを作れない。


 どうしたらいいのだろう。どうしたらいいのだろう。と考えるが、何のアイデアも浮かばない。とにかく、今日も今日とて、生きてゆくしかない。 


  私には少し離れたアパートに住んでいる、父がいるが、アルコール依存症で、69歳。昨日は、アパートから階段を降りて、後頭部を打って、後ろに包帯を巻いていることが発覚した。


 そろそろ死ぬんじゃないかと思っている。そういえば、一ヶ月前も絶叫して、救急車を呼んだのだ。その際に、左耳が聞こえなくなっている。今は何とか生きているが、その男の元妻、つまり私の母も、妹も会おうとはしない。


 私も報告はしない。その内、死ぬか生きるか。わからないが、多分生きるのかなあとも思っている。


 実は、父は前科二犯で、もうその段階で、家族の誰も父に会おうとは思っていない。私も、ほとんど諦めているし、正直、父を励ます気力もない。私自身、何とかしないといけないからである。


 というのも、私は今、無職で残りの金が10万くらいしかないからである。市役所に行って書類をだしてこないと私の方が死んでしまう。そんな状態で私は昨日父に


「お前なんか死んでしまえ」


 みたいな電話をしてしまった。これは、本当にすまないなあとは思っているが、これから、頑張ってほしい。


 そうか、この内容を父に見せれば良いのかもしれない。それで、読んだら元気になるか、どうか、知らないが、やっぱり、死んでほしくはないので。

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