表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/201

第67話 魔族のアジト

俺は、グロリアに同行して

彼のアジトへ向かう


が、そこは何もないただの平原


「なあ、ここにアジトなんてあるのかよ?」

素朴な質問をする

「見た感じだとそう思うけど、本当のアジトはここにある」

彼が指さしたのは下の方向

つまり・・・


「え?まさか、地下?」

「そうだよ。僕を含めた仲間たちがここに集まっている。開けるから、少し下がって」


彼は呪文を唱えて

平原の一部が巨大なドアになる

「なな・・・!?」

「驚いた?これは、魔族しか出せない呪文の一つだ」

「すげえ・・・」

「さ、中に入って」


松明の明かりを頼りに地下の階段を下りていく

30段ほど下りてドアが見えた


「なあ、本当に入って大丈夫なんだよな?」

「今更何言ってるんだ?事情は僕のほうから話すから、きっとみんな受け入れてくれると思うよ」


だといいんだけどな


「お、グロリア。と、人間!?」

中に入った途端、魔族たちが俺を警戒している

ざっと4、50人はいる

「待て、ジュック。この子は、僕たちと同じ同志だ」

「おいおい、まさかこの人間が俺たちの仲間になるってのか?」

「その通りだけど?」

「じゃあ、人間。てめえは誰に復讐したいんだ?」

「言っていいのか・・・?」

「しゃべるなとは言ってねえから、速く言え」


俺は一呼吸おいてから

「俺が復讐したいのは、リーヴェル・ジェスナーだ」

「ま、まじかよ・・・」


魔族たちは驚いているようだ

「けどよ、グロリア。何だって、人間を仲間に入れようとしたんだ?」

「それはね・・・」


グロリアが一通り事情を話すと

「あほらし。結局は自業自得なんじゃねえか。でも、そこまでして奴に復讐したいってんならそれなりの理由があるだろ?」

「俺は、俺の人生を狂わせた奴に絶対に復讐して、俺に歯向かったことを後悔させてやる!」


ジュックは

こいつ、完全なプライドの塊だな

心の中で少しだけ苦笑い


「わかった、俺たちと仲間ってんなら受け入れてもいいぜ」

「あ、ありがとう」

「ただし、仕事はきっちりしてもらう。これが条件だ。それができなけりゃ、ここから出て行ってもらうぜ」

「わかった」

「よし、それよりも腹減っただろ?」


グーーーー・・・

俺の腹の虫が鳴っていた


「待ってろ、今ちょうど料理してたところなんでな、よかったら食って行けよ」


魔族の料理はゲテ物をイメージしてたが

出された料理は

肉料理とスープ

至ってシンプルなものだ


「本当にいいのか?」

「いいって言ってんだろ?それとも、食いたくねえのか?」

「い、いただきます・・・」


一口食べると

「う、うまい・・・」

「そうか、お前の口に合ってんならそれでいい。そんじゃ、みんな!お待ちかねのメインディッシュだぜ!」

「「「「「待ってました!!!!!」」」」


ん?

メイン・・・ディッシュ・・・?


その料理に目を向けると

虫や何かの目玉が入った炒め物

においも相当臭い

しかも、100人前はありそうな量だ

見るだけでちょっと気持ち悪い


せっかくうまい肉料理を食べているのに

このままだとゲロ吐きそうだ


「大丈夫か?でも、許してくれ。僕たちにとってはごちそうなんだ」

「そう・・・か・・・。ゥプ・・・」

「顔色悪いけど」

「悪い、やっぱり戻してくる・・・!」


さっき食べた肉も全部戻してしまった

もったいないことをした・・・


「落ち着いたか?」

「ああ、何とか・・・。それよりも、あんたが出してくれた料理うまかったけど、後に出てきた料理を見て戻してしまって申し訳ない・・・」

「人間からしたら、そうなるに決まってらぁ。ま、大目に見てやるからよ」


「そうだ、カシュト。案内したい場所があるんだ」

グロリアはアジトのさらに奥にある部屋を案内


「ここは・・・?」

「まあ、入ってみて」

彼がドアを開けた途端

獣臭が漂う

「く、臭え。何だ、この部屋は・・・?」

「ここでは、10000の魔物を捕まえて飼育してるんだ。といっても、まだ目標数には届いてないけどね」

「10000でも十分だと思うんだが・・・」

「甘いね、君。リーヴェルは、20000の魔物を撃退したんだ。この数だと、あっという間に消されるだろうね」

「じゃあ、目標数は?」

「それは、秘密だ」

「けち臭いな」

「それよりも、君も魔物を飼い慣らしておいたほうがいいと思うよ?」

「俺が魔物を?無理に決まってんだろ!」

「大丈夫。僕が買っている魔物から練習すればいいから、危ないときは止めるよ」

「いや、そうじゃなくて」


「グロリア、戻ってたのか」

話に夢中になっていたのか

後ろから声をかけられることにすら気づかなかった


「リーダー、早いですね」

「うむ。思ってた以上に、魔物の数が少なくての。あっちゅう間に、片づけてしもうた」

リーダーの魔族は、仙人のような長いひげを持った魔族


「見かけぬ顔じゃが、グロリア。ここに人間がおるのはなぜじゃ?」

「それはですね・・・」


「そうか、お主もリーヴェルに復讐したいか?」

「はい」

「よかろう」

「ありがとうございます」


リーダーからもお許しを得た

「よかったな、カシュト」

「ああ」

「あとは、君の特訓と魔物を飼い慣らす練習をしないとな」

「特訓って・・・」

「ビシバシ行くから覚悟しろよ」


笑顔とは裏腹にかなりのドSだ、こいつ


でも、おかげで体力や魔法もかなり上達した

教え方も上手い


しかし、初日だったせいか翌日には全身筋肉痛だ

体を動かすのがやっとなほどの痛みだ


ここであきらめるわけにはいかない

俺は、何としても奴に復讐してやる


絶対に!

どうも、茂美坂 時治です

今回は、カシュトたちの新たな動きです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ