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男女比が狂った世界で  作者: ノワール
7/21

試験

今日は土曜日、編入試験の日だ

色々調べてわかったのだが白鷹学園の編入試験は相当難しいらしい。だが、俺からしたら問題はないだろうと思う。

家を出て車で10分程度でお目当ての白鷹学園に着く。

お母さんと職員室に行くと教師たちはそれはもう驚いた。


「こんな絶世の美少年がこの学園に...」


「大変なことになりそうね...」


と色々言われた。

勢いがすごく少し怖かったのでお母さんの後ろに回り、顔を出して様子を伺う。


「あら春くん、どうしたの?」


「なんか勢いがすごくて怖い...」


「あらあら...あなた達春くんが怖がってるわ。少しは落ち着いたらどうかしら?」


「「「す、すいません!」」」


「いいから早く編入試験を開始して」


「は、はい!」


「じゃあ春くん試験頑張ってね」


「う、うん。ありがとうお母さん」


「はぅ...いいのよ春くん!もっとお母さんを頼ってね!」


担当の教師に案内されて教室に入る

5教科で1教科50分のテストだ

最初は数学から始まり英語で終わりらしい。

さぁ、この学園の編入試験歴代トップになりますか


ーーーーーーー


試験を終えて今は車の中にいる。

ひとつ不安があった。そう、女子生徒に見られてしまったのだ。いや、見られることに関しては問題は無いと思うのだけど編入前に見られると色々面倒くさそうだなと思う。

どうせその子がSNS等で「今日学園に男がいた」なんて言うのだろう。それを信じたやつが期待をふくらませて妄想を加速させる。

そこで俺の登場だ。

期待する思いとは違うイメージの人物が来た時「ああ、ふーん」となる。その反応をされるのが嫌だ!!

高身長イケメンとか想像されるのたまったもんじゃない!!今は155の美少年って来てる。前の世界なら笑われてるかもしれん!!

あぁ、編入の時色々と楽しみだな...



ーーーーーーーーーーーーーー


謎の少女


私は今、学校に来ている。何故って?そりゃあ土曜日の学校なんて部活と相場が決まっています。

職員室に寄り、部室の鍵を貰う。その鍵を手に部室に向かうと遠くの方から複数の足音が聞こえる。


「誰だろう?今日、校内の部活は私たちの部活だけなんだけどな」


そろりそろりと足音を忍ばせて、足音のする方に向かっていく。近づくにつれて話し声が聞こえてくる。


「何を話しているのかな?」


そーっと壁から顔を出すと...


(男!?え!?なんで!!しかもめっちゃ美人!ヤバ!!)


そこには先生と男の人が軽い会話をしながら教室に向かっていった。


(もしかして編入試験!?嘘!?え!?この時期に!?.....え、めちゃくちゃ目が合ってる...)


春は視線の強さに気付き、その女の子の方を見た。

肩まで伸ばした黒髪がサラサラ動いていた。顔は可愛い系で身長は春より高い。


目が合って固まっていると先生と男の人が教室に入って行った。

私は当初の目的を思い出し、浮き足で部室に向かっていった。


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