《エピソード05》漂流して?
追手を差し向けて
私は、ボートのシートの覆いの中に隠れたまま、恐怖に固まっていました。
でもそれが、そのままになって。いつしか...眠ってしまったみたいでした。
私は、突然、ボートの覆いが開けられて、差し込んでくる朝陽の光で、目が覚めました!!
ああ!! 騎士に見つかったちゃったのかな? もう、これで終わりなのね!!
パニックを起こしそうでしたが、光に気付きました...の!!
いいえ! いいえ! これって朝陽なのよ? とパニックを抑えていましたわ!!
よく見ると、ハンターの姿? そんなご夫婦が!!
「おはよう。この先は流れが合流して、凄い濁流になっているんだよ。とても危なかったね!! 」
と言われていたのでしたわ。
それで私は、少しづつですが、落ち着きを取り戻して行きましの。
このボートは、シャロム湖のものだね。君は南アルカラから来たのかな?
はい、そうなのです。
(恐らく、昨晩はボートが川まで流されてね。そのまま、下流へ流されていたみたいね!! )
それなら、ここはアルカラの国なのですか!!
助かったのね!! とつい、言ってしまいました。
もう大丈夫だと思うよ。何かに追われていたのかな?
いまは、この辺りは俺達しかいないからね。と、とても優しそうな方達でしたわ! =^_^=
ボートはこのまま乗り捨てて、ご夫婦の船に移りました。
こちらのご夫婦は、大川ヘビの狩りに来てたようでした。
お父さんがウェリさん、お母さんがシルアさん。
私はリーシェの記憶にあった、逃走計画の偽名で『シア』と名乗りました。
訳ありなんだね! でも、そのご夫婦のところで、お世話になることに、なりましたの。
最近、娘さんは18才でお嫁に行き、この国の王都で暮らしている、ようなのでした。
ご夫婦は、中継都市のシャルムタームで、定食屋さんを営んでいる方でした。
私は、何とか追ってから逃れられたのね!!
そして更には、当面の住む場所も確保できたのよ!!
もうこれは、天上へ感謝したい気持ちで、いっぱいでしたのよ! =^_^=
リーシェの記憶なかにも、この国に来た記憶は? 全くなかったのでしたわ。
◇◇◇◇◇◇さて、王太子は?
その頃に王城では、王太子が焦っていました。
神殿長は捕らえたものの。
肝心な聖女リーシェには、逃げられてしまっていたからです!!
聖女専用の馬車を捕らえると、乗っていたのは、聖女付きの侍女だったのでした!!
聖女リーシェの逃亡先は、全く聞いてもいなかったのです!!
御者も同じだったのです!!
街道を使って追手を差し向けても、渋滞につかまり、追い付けていなかたのです。
しかし、逃走の対策をしていたから!!
裏道の追手は途中で、追い付きはできたのです!!
それでも、...神殿騎士たちには、逃げられてしまっていたのです!!
それでも馬車の中を見ると、そこは空だったのでした!!
森へ逃走したような、可能性が残っていたのです!
騎士達に森をさっきまで捜索させても、未だに見つかっては、いなのです!!
このままでは、国王からの怒りを買って、例え王妃であった母が止めたとしても...!
あの重臣たちですらこの事を、納得はしないで、国王と怒るだろうな!!
今日の昼頃には、帰ってきてしまう。
もう、苛立ちを隠しもしていなかった!! 聖女リーシェめ、どこへ逃げた!! "(-""-)"
《エピソード06》断罪が始まる? ...お楽しみに (^^)/




