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前線

     第十話   前線



 アレイルとファトシアは帝国との国境近くに存在する軍事基地を訪れていた。

 帝国への本格的な反攻に先立ち、国境付近の敵を撃滅し前線の負担を軽減すること。そしてその後、それ自体を陽動として帝国内への侵入を図ること。それが目的であった。

 基地司令は若輩2名の来訪に難色を示していたが、ファトシアの提示した一枚の紙の前に屈するほか無かった。

 大統領による命令書である。

「今、ボクたちはこの国で二番目に強い権力を持ってるんだ。まあ、借り物の力だから調子に乗って恨みを買うと後で痛い目見るけどね」

 ファトシアがアレイルに説明する。

「オレは調子に乗るつもりはないよ。帝国を叩ければそれで良いんだ」

「オレは、っていうのは。ボクが調子乗ってるって言いたいのかな?」

 ファトシアがおどけた様子で口を尖らせる。

「いや、そういうつもりじゃないけど」

「・・・はぁ~~~」

 冗談が通じず、ファトシアが大袈裟に溜息を吐いた。

「キミさぁ、ちょっと暗いよね。もう少し楽しく行こうよ、楽しく。肩肘張らずに気楽にさ」

「気楽に・・・か」

 アレイルが呟き、微かな笑みを浮かべる。

 どこかで聞いたような言葉だった。

「お?笑った?良いじゃん良いじゃん」

「・・・仲間のモットーだったんだ。『楽に気楽に』って」

 追懐とともに、アレイルが答える。

「へ~。良いこと言うじゃん。仲良くなれそうな気がするよ、その人」

「もう、死んじゃったけどな」

「あ・・・ゴメン。そうだよね、キミの仲間ってことは、イノヴァンス氏以外・・・」

「いや、良いよ」

 ひと月の間、幾度も考え、幾度も悩んだ。

 だが、死という現実を否定することは出来ないし、それを前提としなければ復讐は出来ない。極端な物言いをするならば、死があったからこそ復讐という名の暴力に大義が生まれるのだ。

 自分が揮うのは謂れのある暴力でなければならない。

 そうでなければ、イリアの大義に泥を塗ることになるのだから。

 アレイルは、そう信じていた。

(でも、そうか。ファトシアって少しフィダスさんに似てたのか)

 これはきっと思い込みではないだろう。

 思わぬところで感じた懐かしさに、自然と笑みが零れる。

「なんか、オレもちょっとだけ仲良くなれそうな気がしてきた」

「え、何?キモっ」

 冗談めかして、ファトシアが逃げるような素振りを見せる。

「おい!?」

 軽口を叩き合える程度には、二人の距離は近付いたようだった。



「ところで、ターマンは帝国と戦えてるんだよな?ナブラは全然ダメだったのに」

 小綺麗な基地の様子を眺めつつ、アレイルが疑問を口にする。

 帝国の機動兵器の戦力は圧倒的だ。奇襲に近い形で攻撃を受けたとはいえ、ナブラは瞬く間に敗北したのだ。ターマンがひと月を越えて持ち堪えられている理由が判らなかった。

「ん~。実は、国境は若干後退してるんだよね」

「やっぱり、押されてるのか」

「そうでもないよ。実は国境が抜かれるのは想定されてたからさ。予め掩体とか野戦築城とか色々構えておいたんだよね。WW(ダブル)は携行兵器には強いけど、重機関銃なら装甲抜けるしね」

「ダブル?」

 アレイルが問い返す。

「あ、そうか。えっと、帝国の機動兵器の名前だよ。ウェアラブル・ウェポン、通称ダブル。今のところ広報もされてないから、一応は秘密なのかな?民間人の前では口にしないでね」

「ダブル・・・」

 今、ようやくアレイルは敵兵器の名を知ったのだ。そして

(みんな、それすら知らずに死んでいったんだ)

 そのことに、言い知れぬ悲しみと、悔しさを感じた。

「でも、機関銃で倒せるなら、ナブラだって戦えた筈じゃないのか?」

 アレイルの知る限り、ナブラはまともな抵抗すら出来ずに蹂躙された筈だった。機関銃が通用するのなら、そこまで一方的にやられるものだろうか。

「それが難しいんだよ。確かに、当たれば装甲は抜けるんだけど、そもそも当たらないんだ。WWって跳躍移動するじゃん?でも固定式の重機関銃じゃ対空は出来ないからね」

「じゃあ、ターマンはどうやって?」

 当然の疑問に、ファトシアが笑みを浮かべる。

 どうやら、説明したかったらしい。

「WWの跳躍距離はせいぜい数百メートル、ウチの12.7mm重機関銃の有効射程は2km近く。で、着地を阻害するために、1km以上に亘って出鱈目に大量の穴を掘ってあるんだ。浅い蛸壺壕みたいな、遮蔽にはならないけど着地は失敗するようなのね」

「着地に失敗・・・つまり、転ばせて撃ち抜くってこと?」

「ん~。まあ、正確には着地を狙うんだ。WWが跳躍したら、想定着地地点に複数の機関銃で網目のような弾幕を張って・・・あ、ゴメン、着いてこれる?」

 ファトシアが、ふと冷静になった様子でアレイルに確認する。

「なんとなく・・・?」

 アレイルが自信なさげに答えた。

 軍事的な知識は、アレイルには無いのだ。

「まあ兎に角、色々準備してなんとか撃退してるってこと。事前準備なしで襲われたらターマン軍だってWWには勝てないよ」

「準備か。確かにナブラは準備なんてしてなかったもんなぁ」

 アレイルも、町の皆も、恐らくは軍の兵士でさえも。誰一人として帝国の急襲など想定してはいなかった。その結果が、今だ。

「あとこれは大事かも知れないから言っとくね」

 念を押して、ファトシアが語る。

「多分だけど、WWの数は多くない。帝国にとってもWWは貴重なんだ。実際、一度WWを撃破されて以降、帝国は殆どWWを出して来てないんだよ。こっちが戦線を押し上げようとすると出てくるから、撤退した訳では無いみたいだけどね」

 つまり、戦線は膠着しているのだ。基地が無事である理由をアレイルは理解した。

「あれ?膠着してるんだったら、今オレが出てく意味ってあるのか?」

 戦線が膠着しているならば、無理に刺激せずとも放置すれば良いのではないか。

「いやぁ、膠着って言っても実際は無限の小競り合いだからさ。曲射砲も飛んでくるし毎日死傷者は増えていくし、命削った我慢比べなんだよね。ずっと続けられるようなものじゃないんだよ。『異状なし』の裏側で毎日沢山死んでたりとかさ」

「そうなのか」

 アレイルは認識を改めた。

 本当に、自分には知識が足りない。

「さて、じゃあそろそろ始めよっか。作戦は大丈夫?」

 ファトシアが確認する。

「流石に大丈夫。まっすぐ行って倒すだけだろ」

「まあそうなんだけどさ。WWを潰したらこっちの歩兵も突撃する予定だから、機関銃とか野戦砲は念入りに叩いてね」

「了解。・・・ファトシアは何するんだ?」

「今回は、ボクの役目はあんまり無くってね。ちょっと喋るだけだよ」

 ファトシアが1台の車両を指し示した。

 この基地まで乗ってきた車だ。色々な機材が載っているとは思ったが。

「喋るだけ?」

「そ、兵士の皆さんに元気になって貰おうかなって」

 慰問のようなものだろうか。アレイルにはよく解らなかった。

「まあそういうことだから。行ってらっしゃい。気を付けてね」

 ウィンクをしながら、アレイルを送り出す。

 はぐらかされた様に思いつつも、アレイルは歩を進めた。

 聞いても解らないことをいつまでも聞いていても仕方が無い。

 今は、ようやく訪れた帝国を殴りつける機会なのだ。

(イリア。見ててくれ!)

 昏い復讐心と共に、アレイルは呼び掛ける。

 視線の先には、鉄屑が山と積み上げられていた。

 大統領令により、基地の一角に集められた物だ。

「さあ、行くぞ」

 大きく深呼吸をし、アレイルが叫ぶ。

「ジャンクードォォッ!」

 掲げた宝珠が光り輝き、光がオーラとなってアレイルを覆う。

 体が宙に浮かび、無数の鉄屑が周囲を覆い尽くす。

 鉄屑の山が、瞬く間に10メートルを超える人型と化した。

 鉄屑巨人ジャンクードの誕生だ。

(待ってろ帝国軍。すぐに叩き潰してやる!)

 大地を震わせながら、巨人が進攻を開始した。



 それは一方的な蹂躙であった。

 一般の帝国兵には、10メートル超の鉄巨人に対抗する手段が存在しなかった。

 携行兵器は言うに及ばず、野戦砲の類もまたジャンクードの前では無力であった。

 そもそも、オーバーテクノロジーの塊たるWWですらジャンクードに対抗し得ないのだ。一般の歩兵や砲兵では話にもならない。

 ジャンクードは帝国兵の懸命な射撃・砲撃を意にも介さず、ただ走り、踏み潰し、蹴り飛ばし、叩き潰した。牽引式の砲を拾い上げ、別の砲や陣地に投げ、叩き付けた。

 開戦以来、WWによって圧倒的優位にあった帝国軍が、今、それ以上に圧倒的な力で捻じ伏せられている。ターマン軍最前線の兵士たちから歓声が上がった。開戦以来の鬱憤を晴らすに足る、胸のすく光景だったのだ。

 彼らにとって、それは最早、戦場の神だった。

『みんな!あれこそがボクらの新たな味方!瓦礫と鉄屑の王!ジャンクードだ!』

 車両に搭載した電子拡声器で、ファトシアが語る。

「うおおおお!」「ジャンクード!ジャンクード!」

 ファトシアの煽動に、兵が沸き立つ。

 長く膠着した戦場に、兵の誰もが辟易していたのだ。

 熱狂は抑え難く、歓声は帝国軍にまで届いていた。


「さあ、司令官殿?場は温まっています。どうぞ」

 そう言って、ファトシアは基地司令に場を譲る。

 このために、基地から最前線まで連れて来たのだ。

「全く、無茶振りをしおって」

 基地司令が不満げに鼻を鳴らす。

 だが、態度とは裏腹に瞳には覇気が、声には闘志が宿っていた。

 彼もまた、膠着する戦局に辟易していた一人だったのだ。

 大きく息を吸い込み、思いを電子拡声器にぶつける。

『諸君!これまで帝国軍を防ぎ切った勇敢なるターマン兵士諸君!雌伏の時は過ぎ去った!開戦より長らく我らは辛酸を舐めさせられてきた。だが!それは偏に帝国のWWによるものであった。兵士個人の力量として、我らが帝国に遅れを取ったことなどただの一度も無い筈だ。そして今!諸君らの眼前にある通り、我らは帝国の機動兵器をも上回る圧倒的な力を手にしたのだ!WWは我らが鋼鉄の巨人が粉砕する!勇敢なるターマン兵士たちよ!重ねて言おう!雌伏の時は過ぎ去った!塹壕に隠れ、掩体に身を潜め、敵の砲火に怯える日々は終わりにしようではないか!今こそ!反転攻勢の時である!』

「うおおおおお!」

 部隊のそこかしこから、歓声が巻き起こる。

「これで良いのか?人を顎で使いおって」

「いやいや、ボクが指示しちゃうと組織として良くないでしょ?良い演説でしたよ、聞いて下さいよこの大歓声!」

「下らん世辞を言いおって」

 満更でもない表情でぼやきつつ、司令は基地へと戻っていった。

(ほんっと、メンドくさいよね。軍人ってさ)

 任務に影響のない場所でくらい、本音と自然体で良いではないか。

 偽りを生業とするファトシアとしては、それは不毛な行為なのだ。


 戦況は完全にターマンに傾いていた。

 巨人の圧倒的な戦力に勢い付いたターマン軍の士気は、もはや看過出来ぬ程に高まっていた。逆に帝国軍の士気は完全に損なわれている。帝国軍の敗走はもはや避けられまい。だが、今ここで被害を軽減しなければ、後の戦局にも響くことになろう。

 堪らず、温存されていたWWがジャンクードの前に姿を現した。

 その数、3機。

(来たな!WW!)

 アレイルにとっては待ち望んでいた相手だった。その名を知ってから初めての会敵だ。絶対に勝利し、反攻の第一歩としたい。

 見たところ、武装は重機関銃のみ。以前にもそういうことがあった。例の炸裂焼夷弾はあくまで都市攻撃用の追加兵装なのだろう。

 だが数的にも武装的にも、これがターマン方面軍の総力ではあるまい。膠着した戦線を鑑み、どこかに戦力を割り振った。その結果ここには3機しかいなかった。そんなところではないか。

 3機のWWが一糸乱れぬ統制射撃を開始した。

 ジャンクードの胴体部分が細かく散っていくが、すぐに再生し決定打にはならない。が、WWは射撃を継続する。

「何だ?何か・・・」

 繰り返される射撃に、アレイルは違和感を覚えた。

 確かに効果は無い。だが、妙だ。ナブラ国境での一戦とは異なり、全ての攻撃が胴体部分に集中しているのだ。

「こいつら!」

 アレイルが叫ぶ。

 敵はアレイル自身を、そして宝珠を狙っているのだ。

 先の戦闘で胴体部を砲撃された時点では、帝国軍が弱点に気付いた様子は無かった。だが今は明らかに胴体を、宝珠の位置を狙い撃っている。それが有効だと信じている動きだ。

 恐らくは、戦闘記録を確認し、推論を立てたのだろう。敵は、急速に学習しているのだ。

(弱点だって認めるみたいでイヤだけど、仕方ない!)

 巨人の左腕を胴体のカバーに回し、銃弾を遮る。無限に再生するとはいえ、短時間に集中して攻撃されれば、万が一はあり得るのだ。

「そういつまでも!」

 巨人が走る。右腕を振りかぶり、WWを殴りつける。

 いや、殴りつけようとする。だが。

 WWが一斉に跳躍し、ジャンクードの拳から距離を取った。

 すぐさま胴体への統制射撃が再開される。

「くそっ!」

 ジャンクードが走る。

 鉄屑の巨拳が空を切る。

 着地したWWの統制射撃。

 再度の突進。そして拳打。

 だが、WWは再びの跳躍。

「当たらない!届かない!」

 ジャンクードの機動性は、WWの跳躍移動には及ばない。

 だが、WWの機関銃の掃射も、決定打にはなり得ない。

 事態は一見膠着しているように見えた。

 膠着とは我慢比べ。ファトシアの言が脳裏をよぎる。

(でも、相手は弾も燃料も消費する筈だ。一体どうするつもりだ?)

 持久戦をすれば、先に限界が訪れるのはWWなのだ。であれば、WWの行動には必ず目的がある筈だ。

 アレイルが周囲を観察する。

 間合いを維持するWW。破壊された野戦砲。踏み殺された数多の帝国兵。そして

「時間稼ぎか!」

 残存の兵士が、そして主戦場から離れた後方の帝国兵が、撤退を開始していた。野戦陣地も放棄するようだ。

 WWで時を稼ぎ、少しでも損害を軽微にしようというのだ。

 だが、それを許せば前線の負担軽減という作戦目標を達成出来ない。

 速やかにWWを排除し、撤退する部隊にも追撃を加えねばならない。WWと交戦している限り、友軍も前進は出来ないのだ。WWとジャンクードとの戦闘に巻き込まれれば、通常の兵士は意図せず踏み殺されることになるからだ。それは何の戦術的価値も無い、無益な死だ。

「遠くを!遠くを殴らなきゃ!」

 アレイルは考える。

 瓦礫や鉄屑がもっと大量にあれば、ただ腕を伸ばすだけでも届いたかも知れない。或いは、巨人が数百メートルを超えれば跳躍するWWですら叩けたかも知れない。だが、それは現状では不可能だ。今ある質量で、遠くの敵に対処しなければならない。

 港湾都市では、遠くの瓦礫を引き寄せる形で敵に打撃を与えた。

 巨人を構成する素材の一部をWWの後方に配置出来れば。

「いや待てよ」

 閃きがあった。

 ジャンクードが右腕を大きく後ろに回す。拳打の準備のようだが、当然WWに届く間合いではない。

「飛べっ!」

 勢い良く、拳を突き出す。巨人の前腕が肘から離れ、WWに向かって一直線に飛んで行く。

 腕型の質量弾を受け、WWが潰れ、弾き飛ばされた。

 そして、間髪を入れずにジャンクードが走る。

「もう一度!戻れ!」

 走りつつも、射出した腕を宝珠の力で引き戻し、再度腕として結合する。

 そして、吹き飛び転倒したWWに肉薄し、トドメの一撃を叩き込む。

「ウドの~鉄槌ッ!」

 振り下ろされた剛腕に、WWが原形を残さぬ程に叩き潰される。

「これだ!行けるぞ!」

 新たな攻撃法に、アレイルが歓喜する。

 これでもう遠くのWWに遅れを取ることもない。銃砲撃を受けたとしても、射程の不利を負うことは無いのだ。

 理屈は簡単だった。拳を突き出す瞬間に巨人の腕の結合を意識的に切除する、ただそれだけだ。結合を失った腕は、突き出す勢いと宝珠の操作力との合算で、引き寄せる礫弾を上回る威力で撃ち出されるのだ。

「さあ!全部叩き潰してやるぞ!帝国軍!」



 その後のWWの動きは速かった。

 敵が遠距離攻撃手段を獲得したと見るや、残る2機は即座に最大出力での跳躍移動を実施、戦場からの緊急離脱を果たしたのだ。撤退中の友軍を見捨てて、である。

 帝国内におけるWWの地位の表れであろう。部隊の壊滅よりも、数機のWWが惜しいのだ。ファトシアの予測通り、WWの数が少ないことの証左かも知れない。

「立場には同情しなくもないけど。帝国兵である限り容赦はしない!」

 アレイルは撤退中の部隊を襲撃し、蹂躙した。

 元々の目的でもあったが、主たる目標を兵士ではなく牽引式の砲、車両等の無機物に絞ったのが、アレイルの僅かな手心であった。積極的に生かすつもりはないが、積極的に殺すのも気が引けたのだ。

 WWの敗走を確認したターマン軍もまた、追撃に移る。

 大勢は決した。

 数刻の後、見渡す限り全てのファルダ帝国ターマン方面軍が完全に壊滅した。

 疑うべくもない、圧倒的な大勝利であった。

 そしてそれは、帝国の侵攻開始以来初となる戦術レベルの勝利だ。

 帝国一強の情勢は、確実に揺らぎ始めていた。

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