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エピローグ





 とある惑星のとある国のとある街に、とある女性がいました。


 女性はとある事情でその星の女神に、世界を救うように力を授けられて生まれ落ちました。


 しかしいい加減な女神はきちんと女性に理由を説明していなかったため、女性は世界を救うことに全く興味を抱かず、女神から与えられた比類なき力を自分の小さな欲のためにしか使いませんでした。


 女性を見守っていた女神は頭を抱えて絶望していましたが、よりにもよって女性が世界の危機の根源である魔王と出会ってしまったのです。


 女神は期待していました。女性が危機に直面して、自分の存在意義を思い出してくれるのではないかと。


 ですが女神の期待は見事に外れ、女性は女神から与えられた力を有効に扱えなかったばかりか、魔王に情けをかけられた上に、取り引きまでさせられてしまったのです。


 女神は自分の見る目のなさを嘆きつつ、これは逆に良い機会かもしれないとほくそ笑みました。


 そんな女神の思惑など知らず、今日も今日とて魔王に下僕のごとく働かせられている女性は、やはり女神への恨み言を心の中で延々と吐き出しています。


 ちなみに、女神は女性の心の声が全て聞こえていましたが、女神は仮にも神様なので、自分にとって聞こえの良い言葉しか入ってこない都合のいい耳の持ち主でした。


 これからも女神の思惑と女性の苦難、そして魔王の謎が交差し続けていくでしょうが、そのお話しはまた別の機会にいたしましょう。





最後までお読み頂きありがとうございました。

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