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120レイナルド・アレナス『襲撃』

私のお勧め作家であるキューバの作家、レイナルド・アレナスです。

ちょっと長くなってしまいましたがお付き合い頂ければと思います。

 台風が近づいてきたとかで早めに帰るよう促されてた。

 当然ながら部活動も休みになり、その他の課題なんかで残っている連中も、少しの間はお目こぼしするけれど、基本的には先生方の帰宅時刻までには全部の教室の施錠をするとのお達しが下る。

 こんな日に図書室に行ってもあんまり時間ないよなあと思いつつも、なんかもう習慣化してしまっていたので足が向かう。

 栞の事だからギリギリまで粘ってそうだけれど、とりあえずいることを確認して、多分いるのは間違いないので、さっさと一緒に帰ろうと引っ張っていくつもりだった。

 天気で検索したら、雨が降るのは夜遅くのようだけれど、なんか空模様はすでにはっきりしないもやもやーっとした感じになっていて、風は出ていた。

 図書室に向かう廊下の窓には小さな雨粒がぷつぷつとついている。

 傘を差すほどではないけれど、こりゃあ早く帰った方が吉だなあと、ぼんやり考えながら扉をガラリと開ける。


「栞ーかえろ……あれ?」


 予想通り、そこには栞がいるはずだったのに、いつもいるはずの栞の姿がない。

 窓際の外からの明かりが入ってくるので、自然光で本が読めるということで、いつも鎮座ましましている机の前には誰もいない。

 というか、蛍光灯がついていない。

 蛍光灯のついていない室内は、普段気にしたことはなかったけれど、意外と暗い。

 なんとなく普段見ている光景と違うので、なんだか寂しい気持ちになってきて「栞さーん……はいないですねぇー」と呟いて、回れ右をした瞬間目の前に栞が立っていたので、酷く驚き「ひぇー!」と我ながら間抜けな叫び声を上げる。

 その叫び声を聞いた栞も、急にわたしが声を上げたのに驚いたのか「はわーっ!」とか間抜けな叫び声を上げ、それを聞いてわたしももう一度「ぎゃっ!」と叫び声を上げ、間抜けな連鎖が続いた。


「何ですか詩織さん! 驚かさないでください!」


 栞が珍しくぷんすこ怒っているというか、胸に手を当ててはあはあいっているのでよっぽど驚いたらしい。


「いや。いきなり後ろに立たないでよ! ゴルゴだったら反射的に首の骨折ってるよ!」


「んまっ!」


 なんて間抜けな会話を続けていた。


「今日はちょっと先生に頼まれものをしていたので来るのが遅くなっちゃったんですよ。それにおわったら図書室施錠してさっさと帰れといわれたので、いたら詩織さんと帰ろうと思っていたところです」


 とのこと。


「うんうん。帰ろ帰ろ。そんなに濡れるような感じでもないけれど若干雨も降ってるみたいだし……」


「そうですね。今日はおとなしく帰りますか」


 そういった栞であるが、胸に当てていた手と反対側の左手に裸で本を持っていた。


「あれ? 帰れっていわれてたのに本持ってるじゃないの? ギリギリまで粘って読んでくつもりだったの?」


 そういうと栞は、はっとしたようで、本を胸に抱いて「ふっふっふ……」と不適な笑い声を上げる。


「何々! 何ですか!」


「実はですね、遂に追い求めていた一冊を見つけたのです……」


 そういうと栞は、わたしの背中を押して図書室に押し込む。


「ちょっと! 早く帰るんでしょ?」


 そう抗議の声を上げると「まぁまぁまぁまぁ」と、飲み会で個室に連れ込むチャラ男みたいな感じでいつになく強く押してくる。

 いや、飲み会とか合コンとかいったことないけれど……。

 栞はわたしを図書室に押し込むと、明かりをつけて、背中越しに時計を見る。


「うーん。タイムリミットは約十五分! では十分でお話を終わらせましょう!」


 そういっていつもの席に押し込まれた。


「本当は帰りながらでもお話ししようと思ったんですが、ちょっとだけだけれど雨降っているようですし、本当はゆっくり話したかったんですが、この熱量をお伝えするために、今日はちょっとだけワルイ子になって、タイムリミットを超えない程度に時間ギリギリまでお話ししましょう!」


 等と仰る。


「栞が不良になってしまった……」


「別に私は優等生というわけでもないですけれど、たまにはルールのギリギリを攻めてみてもいいじゃないですか」


「栞が優等生じゃなかったらワシはどうなるんじゃい!」


「ま、ま、堅いこと言わずに!」


 いつになくウキウキとした様子なので大人しく引き下がることにした。

 なによりこんなにワクワク感出している栞を止めることがなんとなく躊躇われたし、ギリギリを攻めるということなら、栞だったらアウトになる前にキッチリと、先生に怒られる前に引くだろうと思い、いわれるままになすがままになっていた。


「まあ。ちょっと本の話とはズレるんですが、落語でいうところの枕ってヤツですかね。この前、映画見たんですよ映画。それも久々に映画館で」


「えー。映画ならわたしも誘ってくれたってよかったじゃん! つれないなあ……」


 抗議するわたしを手で制して栞が続ける。


「まあお誘いしようかなと思ったんですが、エンタメ系の楽しい映画というわけではなくて、どちらかというとマニアックな芸術映画という感じだったので、一緒に行って退屈になってしまうと申し訳ないということで、一人で行ってみました!」


「うーん。芸術映画かぁー。あんまり見た記憶はないけれど、確かになんか退屈で寝ちゃいそうな気はする……」


「えーとですね。結論から言うと詩織さんはあんまり楽しめないタイプの映画だとは思いました。ロシアの現代作家の作品でアレクセイ・サリニコフという人が原作なんですが「インフル病みのペトロフ家」という映画でした。前にお勧めした光文社古典新薬文庫のザミャーチンの『われら』とかソローキン作品翻訳している松下隆志先生という方が次に翻訳してみたい作品としてあげていたので前々から興味あったのですが、芸術色が強いので小さな映画館でしかやってなくて、この前ふと思い出したときに検索してみたらこちらでも一カ所だけやっていたんですよね! で見てきたわけです」


「たしか『われら』って元祖ディストピア小説みたいなヤツだったよね? なんとなく覚えてるなあ。あとソローキンって人は話はあんまり覚えてないけれど突然うんちとか食べたりする話いてた人なのは覚えてる……」


「よく覚えてましたね! 偉いです!」


「えへへ……エラい!? なでなでして?」


 そういって頭を突き出すと「調子に乗らない」と切って捨てられ、つむじにチョップをくらった。


「ぐえー!」


「で、まあ時間もありますのでサクサクっとお話ししますと、ペトロフさんがインフルエンザに罹って、妄想と現実の区別がいっさいない状況に陥って、やたらとバイオレンスな事件に遭遇するんですね。乗っていたバスから引きずり下ろされていきなり銃を渡されて人を撃ったり、奥さんが図書館の小さな詩作サークルの朗読会でマナーのなってない男にいきなり華麗なプロレスの空中殺法をかけたあげくに、馬乗りになって両の拳がドロドロに血まみれになるまで殴ったり、いきなりソヴィエト時代の話に飛んで、ちょいちょい場面が切り替わる瞬間になぜかモザイクなしの股間丸出しの全裸になったりと、私は面白かったけれど万人にはお勧めではない感じの作品でした。実際の所私もあと二、三回見ないと理解できないかなと思いますね」


「……おちん……いや、なんかそこだけ聞くとちょっと面白そうだけれど、多分見たら寝ちゃうかもしれない……」


「そうですね。原作の日本語訳出ていないので正確なところはちょっと分かりませんが、多分ソローキンとかペレーヴィンみたいなターボ・リアリズムという分野に近い作品なんだと思います。妄想と現実と、古今東西の神話がモチーフになっているという複雑な構成なんですが、これは一目見ただけだと正直よく分からなかったです」


「まふ確かに難しそうね。で、映画の話だからその原作の本かと思ったけれど、翻訳まだ出てないって事はその人の別な作品……みたいな?」


「いえ。全然関係ない人の作品です」


「関係ないんかい!」


 ちょっと前のめりにずっこけてしまった。

 無意識に時計を見てしまう。

 栞もちらっと時計を見たけれど、特に何も言わずにそのまま話を続けた。


「まあ何が言いたいかというとですね。何というか言い方はあまりよくないんですが、思いっきり最初の一行から頭のおかしい作品を読みたいっていう欲があるんですね。だから先ほどあげたソローキンだとかペレーヴィンだとか、今回の映画みたいな作品がグッと来るんです」


「まあ確かにアタオカな感じはするけれど、そんなに狂ってる作品読みたいの? ちょっと意外かなあ……なんか綺麗で美しいっていうとなんか同じ事いってる気がするけれど、そういう乙女の読むブンガクーっていうのが好きなのかなって思ってたんだけれども……」


「いえいえ。私は結構攻めた話の方が好きです。本当に面白い作品って一行目から面白いんですよ。時々お話ししていますが、掴みは大事だってエンタメにしろ文学にしろ漫画にしろ色々なジャンルでいわれてることなんですよね。それでまあソローキンやペレーヴィンも少しずつ読んでいるんですが、やっぱり何というか二人とも頭のいい人なのが透けて見えちゃうんですよね。確かに狂った話なんだけれど計算されているというか。悪い言い方すると作っている感がどうしてもある程度匂ってくるんです」


「えーそうなの? 頭いい人がよくよく練り上げた作品がうんち食べたり、いきなり人殺したりする作品だったりするわけ? わたしは充分クレイジーだと思うけれどなあ……まあ考えて書いている分余計に頭おかしく感じちゃうかも……」


「まあそんな訳で、長年探し求めていたんですが、とうとう一行目から「この人本当に狂っている!」ってなった本に出会ったんですよ! それがこの本! キューバの亡命作家でレイナルド・アレナスで『襲撃』です!」


 そう言うと栞は、なんかシンプルで飾り気のない黄色い本を「じゃじゃーん!」といってわたしに見せてきた。


「じゃじゃーんて……」


 栞はその言葉を無視して続ける。


「アレナスは一九四三年にキューバで生まれた作家で、先輩作家のビルヒリオ・ピニェーラという作家に心酔していて、亡くなる三年前に、すでに亡くなっていたピニェーラの写真に向かって「あと三年生かせてくれ! あと三年あればこの作品は完成する。これは僕のほぼ全ての人類に対する復讐なんだ!」と願掛けをしていたそうです」


「なにそれ怖っ!」


「時間も時間なんでささっと進めますと、キューバの有名人一人あげてください! はいそこ手を上げるのが早かった! 詩織さんどうぞ!」


 当然てをあげていないが、勢いにやられて、おろおろしつつなんとか「カ……カストロ議長!」と叫んだ。


「はい正解! 詩織さんに三千点!」


「やった!」


 いつになく栞のテンションが高い。


「まあ大半の日本人はフィデル・カストロとエルネスト・チェ・ゲバラしか知らないと思うんですが、カストロとチェ・ゲバラといいますと革命ですよね。キューバ革命で共産主義政権を立ち上げたのは世界史でもやったはずなんでご存じだと思いますが、共産主義とアレナスは本当にどうしようもないほど反りが合わなかったんですよ」


「わたしだってソ連時代の作家が亡命しまくったりしている事ぐらいはなんとなくだけど知っているけれど、そういう知識人が弾圧された的なはなし?」


「アレナスはそちらの『襲撃』のタイトル見ていただくと分かるんですが、時代も地域も問わず様々な文学に精通していました」


 栞に促されるままに本を開くと、確かに章のタイトルが全部いろんな文学作品からの抜粋になっている。

 まあ知っているタイトルは二つ三つだけであとは聞いたこともないタイトルだったけれど、とりあえず何らかの本からの抜粋というのはよく分かる。


「なんか難しそうー! 色んな文学読んでないと分からない感じの作品?」


「まあ章のタイトルと内容はそんなに関連性ないのですが、とにかく知識人であるのはおわかりだと思います。で、アレナスがなぜ弾圧されたかというと、知識人だからというのがどれだけ関連していたのかはちょっと分からないですが、主に反体制的な主張をしていたこと

そして彼がゲイ・セクシャルだったということが、凄まじい弾圧を受けた理由です。彼の命を奪ったのも、当時は同性愛者の病気だと考えられていたエイズが理由でした」


「んまっ! ゲイ!」


「時代的にも差別意識は強かったでしょうけれど、特に悪かったのは共産主義にとっては宗教はアヘンだし、同性愛者は矯正しなければならない病気という考え方が非常に強かったことですね。アレナスは度々原稿を没収されたり、家を荒らされたり監視、拷問、著作の発禁処分、そして強制労働を受けるなど酷く弾圧され、書いている原稿を何度も没収されたので、執念でなんとか何度も何度も同じ作品を頭から書き直したそうです。結果論的にはこの書き直しが作品の凄味を深くしていったともいえるかもしれませんが、とにかく幸せとはとてもいいがたい人生だったのは間違いないですね。そうして八〇年に集団亡命事件がおこるのですが、その時一緒にアメリカに逃げ落ちたそうです」


「もはや伝説じゃんそれ!」


「まあそんなこんなでようやく自由を手にして、アメリカではそれまでの不幸な時代を取り戻すかのように驚異的な創作活動に打ち込んだのですが、先ほどいいましたとおり、エイズによる全身の癌や鬱に苦しめられ、最後は衰弱を極め書くことがままならなくなってしまいました。そして先ほどの先輩作家の写真に宣言したとおり、アレナスの集大成となる「ペンタゴニア」即ち「苦悩の五部作」という作品を完結させた後に、写真に願いをかけた通り三年後の九〇年に四七歳の若さで、病による衰弱でもう執筆が不可能となった事を理由に自殺してしまいます。「ペンタゴニア」の邦訳は一作目の『夜明け前のセレスティーノ』と五部作の最後を飾る『襲撃』しかされていませんが、ここに至るまで出版社や作家を巡る紆余曲折があるのですが、時間も押してきたので巻いていきましょう」


「はい。でもこの本が最後に出たヤツなら、いきなり読んでも分からないんじゃないの? まあ日本語訳出てないならどちらにせよ読めないけれどさ」


「「ペンタゴニア」自体にはそんなに強い繋がりがあるわけではなくて、いきなり最後の『襲撃』から読んでしまっても問題ないです。写真に願掛けした通り「ほぼ全ての人類」に対する強烈な呪詛の念に包まれており、この『襲撃』は一行目から強烈な恨み節で始まります。さきほどザミャーチンの『われら』のタイトルをちょっだけあげましたが、この作品もいわゆるディストピアものの系譜に連なるもので「キューバの『一九八四年』」と評されているそうです」


「あー『一九八四年』ってタイトルだけ知ってる。見たことないけれど映画になってたよね? 確か「ビッグ・ブラザー・ウォッチング・ユー」だっけ? 時々ネタにされてるのはなんかで見たことある」


 栞は手をパチンと合わせて「素晴らしい!」といったので「えへへー褒めてーなでなでしてー」といって頭を突き出したら今度は無言でつむじにチョップをくらった。


「ぐえー!」


 華麗にわたしのうめき声をスルーすると何事もなかったかのように続ける。


「内容についてはネタバレすると面白くないので、大まかなところだけご説明しますと、主人公は自分の母親を殺したくて仕方ない狂った男です。ディストピア小説というと体制に隷属している市民達の鬱屈した生活や、反体制活動みたいな設定がお決まりですが、この作品は体制側で人々を処罰していく処刑人のような男が主人公です。隷属している人々はなんの意味もないガラクタ集めをしていたり、畑を耕すのですが、水を効率的にやるために地面に唾を吐いて水分補給をさせ、唾を吐けなくなったりすると監視員が飛んできて、人間ミキサーにかけてバラバラにして畑の養分にされたりします。主人公はこの監視員達よりさらに上の立場で、働きが悪かったり、ちょっとでも疑問をもったり、なんか目が合ったとかいう理由で、体制側の役人達。それも結構偉い人たちでもバンバン処分していきます。とんでもない暴力と凄まじい呪詛。そしてスカトロジー的な酷く汚くてグロテスクな話が続き、主人公はこの働きによってどんどん出世していき、最後にはチョウゲンスイという最高指導者から勲章を直々に賜るという所まで上り詰めます」


「チョーゲンスイ?」


「普通なら超に軍隊の最高司令官の元帥という字なんでしょうけれど、造語が結構出てくのも特徴で、超厳しい師匠という字で超厳師という字になっています。他にも色々とありますがとにかく内容については余計な知識を入れずに、いきなり始まる狂った世界に身を浸していただければと思います」


「大丈夫? 気が狂ったりしない?」


「構成としてはページ数の割に章が多いことから分かると思いますが、一章につき数ページ程度でとにかく話の展開が早いので飽きることはないと思います。狂いに狂った呪いの言葉がギュッと濃縮されています。アレナスは非常に博識で頭のいい人だったのは窺い知れますが、考えて書かれていることは間違いないのですが、その狂気は背後からにじみ出てくるので作り物感や考えて書いたという感じがあまりしないのです! これはもう理想の狂った作品ですね! キューバの作品ということで太陽がギラギラとしている南国感が強くてどちらかというと寒い国に多いイメージが強いので暖かさはなくとにかく冷たいイメージが強いですけれど、この作品は太陽が非常に邪悪なイメージをもっていて、ヨーロッパ的なディストピア小説とはまた全く違った印象がありますね。そもそもヨーロッパ的ディストピア小説は頭のいい人がかいたシニカルさがあるのに対して、ラテンアメリカ圏の「独裁者物」なんかはどちらかといえば土着的なイメージが強く……」


 そこまでいったとき、校内放送が流れた。


「図書室明かりがついていますが、もしまだ生徒がいるのなら、明かりを消して施錠し早く帰宅すること!」


 思わずわたしと栞は目を合わせあい、同時に時計を見たらタイムリミットを若干オーバーしてしまっていた。

 栞はちょっと悪そうに笑って「ワルイ子になっちゃいましたね!」といってペロリと舌を出した。

 それは栞が今まで見せたことのないタイプの表情だったので、ちょっとドキリとした後「ビッグ・ティーチャー・ウォッチング・ユー!」といって栞を指さして、ちょっと笑い合った後に「では処分されないうちに急いで亡命しちゃいますか!」といった栞の手を取って「うん」と頷きあい、いそいそと図書室を後にした。

 空はどんよりとして邪悪な太陽は顔を隠していた。

今年に入ってから、今回で43回更新していたようです。

目標の週一ペース更新(年52回以上)はなんとか守れそうな気がしてきましたが、どうなるかはまだ分かりませんね。

いつも何も考えずにいきなり書き出してしまうという悪癖があるので、予想外に長くなってしまいましたが、ご容赦頂ければと思います。

とにかく「頭のおかしい・狂ってる」作品を読んでみたいという方には本当にお勧めいたします。

『襲撃』は以前にもちょっと話題に↓水声社の「フィクションのエルドラード」というシリーズなのでやや入手性が悪く、またページ数の割には高価なため少しハードルが高いかもしれませんが、アレナス作品はそれなりに邦訳があり、中古で比較的安く手に入りますので気になったタイトルを適当に手に取っても良いかもしれません。

映画もありますよ!


何か雑談や突っ込み、ご感想なんでもありましたらお気軽にコメント頂ければ励みになります。

感想書くのは面倒くさいという向きの方は「いいね」ボタン押して頂けるとフフってなります。

それではいつになく後書きも長くなってしまいましたが、なるべく早めの更新をしたいと思いますのでお付き合い頂けばと思います。

では次の本で!

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の手を取り合って図書室を出ていくところで、 「では処分されないうちに急いで亡命しちゃいますか!」 という台詞がまた良いですね~上手い。
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