独り故に
琴禰の過去を描いてます
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「……怪我をしたのは私のせいだけど……」
湖の真ん中で千晶は息を吐く。
「その間を利用して私に干渉するのもどうかと思う」
「いいじゃない。ティーナとはいくらでも話したいし」
相棒はあっけらかんとして笑っていた。
だがこの景色は明らかにパンドラの、白夜の世界だ。
話したいからって遊びにいく感覚ではこれないというのに。
例えるなら火災現場に人を招き入れるくらい危ない。
「おちおち気絶も出来ない……」
「もし閉じ込められてもシオンに手伝ってもらえるじゃない」
「その度に紫音ちゃんが危険になるじゃない!」
幼なじみを火災現場に招き入れるなんて、なんて相棒だ!
「私の身の回りには強引な人が多いよ…」
周囲にいる危ない人種(昴とかエレーナとか昴とかエレーナとか)に白夜が近づいてる気がして頭を抱える千晶。
当の白夜はそれを微笑ましく眺めていたが、何かに気がついたのかいきなり辺りを眺め始めた。
相棒の異変に気づかず千晶は己の人間関係を嘆く。
「白夜までエレーナ化したら私、逃げる場所ないよもう……」
「……ティーナ」
「シト? まさか結婚しようとかじゃないよね」
「それはレーナの専売特許よ。それより……誰かが来たわ」
千晶が「えっ」と頭を上げる。意識的にパンドラの世界に来れる人なんて知る限りではあの人しかいない。
だが
相棒の顔は緊張で強ばっていた。
2人の前に現れたのは紫音だった。千晶は彼女に向かって歩きだそうとするが白夜が引きとどめてくる。
相変わらず警戒の色が強い面持ち。
「私が呼んだわけでもATCに触れたでもないのに、どうして来れたの?」
「干渉の力があれば、不思議では無いでしょう?」
紫音が白夜に微笑みかける。
だがそれは千晶も見たことがない、挑発じみたものだった。
いつもの紫音とは違う、堂々とした笑顔。
突然の変貌に千晶は呆気に取られそうになる。
「紫音ちゃん……?」
千晶の声に反応し、紫音は幼なじみの顔を見て安堵のようなため息をつく。
まるで久しい知人に会ったかのような笑顔。それは千晶の無事を喜んでいるようにも見えた。
「また………会えたね」
「え………?」
紫音は答えず、2人へと歩み寄る。湖の上を、音もたてずに。
千晶を守るようにして立つ白夜の横を通りすぎようとしたとき、白夜は自身と紫音にしか聞こえないボリュームで問いかけた。
「……シオンじゃないのね、貴女は」
それを聞いて紫音はおかしそうに口元を手で隠す。
「そうですね。私は貴女とこうしてお話しするのは初めてだから………」
白夜の顔に驚きの表情が広がった。
なぜ。その顔は紫音に問いかけているが教えるようなことはせず、白夜の後ろの千晶の前に立つ。
警戒したくても相手は紫音だし、だがその異変に戸惑い、といった様子で千晶は紫音を見返した。
「紫音ちゃん……だよね?」
恐る恐る尋ねる。
「そうだよ……ちょっと違うかもしれないけど……」
「でも……」
なおも問いかけようとする前に紫音の腕が首に回された。
優しさとは若干違う、力強い抱擁。紫音の腕力では痛くもなんともないが、それは彼女の精一杯の力だ。
「また会えた………」
そう囁く声は感情で震え、泣いていた。
悲しみか、それとも歓喜だろうか。
千晶が反応に迷っていると、紫音は千晶の肩から離れ、白夜と向かい合う。
「少しだけ千晶ちゃんの傷を肩代わりしてもらえますか?
……こちらで話さなければいけないことがあるので」
お願い、の割にはどこか強制的ななにかを感じさせる。白夜もそれを察してか不機嫌そうに目を細くしていた。
「ティーナのためなら……
でも、シオンは好きだけど『貴女』は苦手だわ」
「奇遇ですね」
紫音はにっこりと笑うと
「『私』も、貴女のことは嫌いなんですよ白夜。
貴女は『私』の大切な人を奪った張本人ですから」
そう言い捨てて千晶の手を引くのだった。
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物心ついたときから隔離された部屋で生活していた。
母に似てあまり体が丈夫じゃないというのもあるが、大体の理由としてはその能力が原因だった。
前触れもなく彼女の周囲でもがき、苦しむ人々。最初は偶然を疑った父親だが、やがてその中心にいる彼女の危険性に気が付く。
まだ能力を制御出来なかったのだ。
能力を秘密裏に制御すべく、外界との接触を断つ。
やがて娘が自身の能力の危険性を理解し、ある程度制御できるようになっても生活は変わらなかった。
また問題を起こしたら、と不安がる父の保身のため。
病弱な体も相まって彼女の隔離生活を疑う者はいなかった。
少女は外の世界を知らない。
紙上の中でしかない風景画を書いたり本を読むことが彼女独りの遊びであった。
やがて、少女にボディーガードがつけられる。
とは言っても同い年くらいの双子で、父としては遊び相手を与えたような感覚だ。
「琴禰様。私は雪見といいます。で、こっちは弟の真冬」
「泥舟に乗っかったつもりで、頼ってくれよな!!」
胸をドンと叩く男の子の頭を姉のチョップが叩く。
「主に向かってなんだその態度!!」
「いって!! 琴禰様のキンチョーをほぐすためだよバカ雪見!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぎ立てる双子。それを見てると少女は胸が温かくなる感覚を覚えて、思わずクスッと笑ってしまった。
「よろしくね、2人とも」
能力をある程度制御出来るようになった少女は双子と親睦を深め、室内での遊びや外の世界を双子から学ぶことになる。
双子はかなりのアウトドア派で、何をどうやって遊ぶかなどを身ぶり手振りで話してくれる。
そして表現の仕方などをお互い小バカにして、喧嘩に発展。
最初は戸惑う少女だったが徐々にそれを止めるのが自分の役割だと気づき、行動することで3人でのコミュニケーションを作り上げることが出来た。
2人は初めての友達だった。
だが、家からの言い付けを守るためか双子も少女を外に連れ出すようなことはしなかった。
「ごめんな、琴禰様……」
ジュースを手渡しながら男の子はショボくれる。少女を外に連れ出そうと画策し、事前にバレてしこたま怒られた後だった。
「仕方ないよ真冬。それに私は2人といるときはすっごく楽しいから」
笑顔を浮かべつつも思う。
彼らも自分と同じように家に縛られた人間だ。少なくとも自立出来る年まではその束縛から逃げることを許されない人種。
自分と同じ。
鳥籠の小鳥が結託したところで内側から鍵を開けて羽ばたくなど、叶わないのだ。
やがて、軽井沢の別荘での生活を許された少女は窓の向こうに広がる世界を見る。
緑に色づいた木々。天気の変わる空。時折、窓辺に来る小鳥達。
なにもかもが新鮮であると同時に、少女は自身の孤独を思い知らされる。
窓からは時折、外を走り回る子供達の姿が見えるのだ。
自身が能力を使いこなせない、体が弱いから。
隔離される理由がそれらなら、どれだけ良かっただろう。
だが本当は、父の保身のため。完全なる安心を得るためでしかないと聡明な少女は気づいていたが故に、遊ぶ子供達を見て己が独りだと再認識するのだった。
そして同時に、その孤独を打破したいと思える理由も無いのだった。
双子は必ず遊びに来てくれるし自分達の脚で好きなところに行ける。
羨ましいと思っても家の言い付けを考慮して、連れ出してと言うこともしない。
もし自分のわがままで双子を振り回したら、父の一声で会えなくなってしまうかもしれないからだ。
自由への渇望も現状の満足感もない。ただ人形のように部屋に置かれる毎日。
それを打ち破ったのは、窓に当てられた小石だった。
ただの好奇心で自分に会いに来てたと言う少年。
少年は鳥籠の外の人だった。
束縛とは無縁の、自由な人間。
突然やってきて、外の世界を教えてくれる。彼から聞く話の何もかもが少女には新鮮だった。
少年の話が、存在が灰色の世界を彩り、ワクワクが絶えることがない。
本の物語がそのまま現実に具現化するような、そんな世界の広がる感覚に少女の心は歓喜で震えていた。
そしてその夜、少女は父に頬を叩かれる。
能力を制御出来ないかもしれないリスクを無視して見ず知らずの少年を招き入れた事による、保身からの怒りだった。
どこの子だ。
何て名前だ。
傷付けてないだろうな。
雨のように降り注ぐ怒声を受け入れつつ、少女は父親に膝をついた。
「友達なんです。お願いです……あの子と遊ばせてください」
それは少女の初めての我が儘だった。
少女の願いに呼応するかのごとく双子も頭を下げる。
「私からもお願いします。琴禰様の…お友達を……」
「俺も! お願いします!!」
同じように家からの教えに背けない分、こうすることでしか琴禰に協力できない。しかしその優しさが何よりも嬉しかった。
───
「琴禰様は、もっと我が儘になって良いと思います」
あれ以来少年はちょくちょく遊びに来るようになった。父の許しを貰って庭で双子も交えて目一杯遊び、少年が帰った後。
双子の片割れがそう申し立てた。
「我が儘って?」
「将斗は自由です……琴禰様がお願いすればもっと他の場所にでも連れていってくれるかもしれませんよ。
私達には出来ないことも、彼には出来るのですから」
うーん、と考える素振りを見せた後、少女はそれを断った。
「まだ能力を使いこなせてないかもしれないから、遠慮しとくね。
それに私には2人がいるし」
そう。外では何が起きるかわからない。
もし能力を暴発させて少年を傷付けたら。そう考えると、今はまだその時ではないと思ってしまうのだった。
だから誘拐され、自分を運ぶ誘拐犯を能力で殺した時、少女は絶望感に陥りそうになっていた。
もし能力がばれて少年に化け物呼ばわりされたら。そんな不安が先行し体は硬直していた。
「琴禰っっ!!」
車のドアの向こうから少年が必死に名前を呼んでくれた時、少女の胸に温かい何かが込み上げたのである。
化け物の自分を助けに来てくれた心優しい少年に。
気づけば恋に陥っていた。
以来、少女の外への願望とそのための目標は明確になった。
少年の隣を歩けるよう。また一緒に、今度はアウトドアな遊びも出来るよう。
ただ、傍にいられるように。
料理のような家事から、会社を引き継ぐための学業まで。自分の脚で外に出て、幅広い分野の知識も身に付けて行く。
彼女の隣には必ず双子がいた。外を出るようになって病弱な体質はマシになったものの、よく知った人がボディーガードになってくれた方がありがたかった。
ボディーガードであり、自分の良き理解者の2人がいれば、自分はなんでも出来るような気がした。
「琴禰様。次はどこを見に行くんだ?」
「久しぶりにカフェに行こうかな……あ、ちょっと待って」
街のショーウィンドウに置かれたテントを見て、少女は感慨深げに呟くのであった。
「こういうのがキャンプに使われるのね………」
自分の脚で歩くのは好きだ。新しい発見に出会うのだから。
「将斗も一緒にキャンプ出来るといいですね」
「そうねぇ。真冬と雪見も入れたら4人だし、2つ必要かしら」
「え、俺達も?」
驚く双子を見て少女は笑う。
「当たり前よ。いつも一緒なんだし、私が真冬と雪見を置いてくわけないじゃない」
少年のことは大好きだ。だが同時に、自分についてきてくれたこの2人も、大切な存在である。
それを聞いた双子は口元を綻ばせ、くすぐったそうに笑うのだった。
少年と再会し、双子も入れて4人で仲良く生きて行く。
それが夢であり願いでもあった。
あの時までは………………
「真冬っ?!」
少女の立場上、何者かに狙われる事は多かった。その都度双子が守ってくれたのだが、この時ばかりはそうはいかなかった。
襲撃者による不意討ち。背後から迫ってきた弾丸は真冬の心臓を撃ち抜く。
不意討ちしてきた襲撃者を横から太刀で斬り殺し、雪見は双子の弟の方を見た。
少女は半泣きになって叫ぶ。
「お願い、救急車を!」
「その必要はありません」
カツカツと皮の靴が鳴る音と共に、新しい声が3人に投げ掛けられた。新手の奇襲を警戒する少女に反し、雪見は太刀を向けようとすらしない。
「そろそろメンテナンスが必要と思ってたんです。今の彼の人工心臓のサイズは体に不釣り合いですからね」
「……先生。相変わらず連絡もなしに来るのはやめてください」
弟が撃たれたと言うのに雪見は顔色を変えるだけでそれ以外は至って普通だった。
それがまるで、真冬は撃たれて当然と言ってるようで。少女には雪見の考えが読めなかった。
先生と呼ばれたのはスーツ姿の、一見ビジネスマンという印象を抱きやすい身なりをした男性だった。目の前に血まみれの真冬がいるというのに眉ひとつ動かすことなく、
「光石のお嬢様ははじめましてですね。私はグレン・ジーニアス」
と言って、白い歯を見せるのだった。
………………………………………
…………………。
「真冬の心臓が……人工の……?」
穴が空くほど見つめられ、居心地が悪いのか真冬は目を合わせようとしない。
「いつから……」
「産まれたときから、らしいけど」
将斗の手の拘束だけ外しながら琴禰は教えてくれた。
雪見にも目をやる。
公園で見せたときのような悲しげな表情を彼女は浮かべていた。
(……?)
将斗の疑問に気付くことなく、琴禰は片手の拘束を外し終える。そして脱線した話の続きをしてくれた。
グレン・ジーニアス。男はそう名乗り、真冬の止血をしてくれた。それだけならまだ感謝する琴禰だったが男は双子にある事を尋ねる。
「2人とも。私の言いつけ通り、きちんと彼女を守ってきましたか?」
それは耳を疑う発言だった。琴禰は双子の親を知ってるのだから。
だが琴禰を嘲笑うかのようにグレンは話し始める。
「良い出来でしょう。作り物とは思えないほど感情に忠実で、言うことも聞く」
「何を………?」
「私の研究所は様々な分野を担当してましてね。ある日、流産で子を喪ったと泣きついてきた夫婦から相談を受けたのです」
突拍子もない話題の路線変更に目をぐるぐるさせながら双子を見るも、双子は申し訳なさそうに目を合わせようとしない。
「流産した子は双子でした。どうにか子供が欲しいと夫婦は泣きついてくるので、最新のナノマシン技術を以て、双子の遺体から遺伝子をコピー、培養したのです」
双子、という言葉にぴくりと反応する琴禰。
「培養はある程度まで成功しました。しかし厄介なことに、双子は心臓が弱かったのです。心臓だけ新たに培養する時間もなかったので、急遽人工の心臓を取り付けさせてもらったのです。
それがそこにいる、真冬くんと雪見ちゃんなのですよ」
身体中を電気が走った。
2人が……クローン?
「夫婦に2人を提供する見返りとして、私はあることを提示しました。
心臓の定期メンテナンスと、私の研究に協力してもらうことで。
もし従わない場合双子の心臓が朽ちても面倒は見ないと、ね」
「研究……?」
「と言っても科学的な協力ではありません。いずれ起こるであろう出来事のために……双子を育て、夫婦の知人である光石家のご令嬢の傍に置くようお願いしたのです」
「………え?」
聞き間違いかと思った。
自分の傍に? それは自分が友達を作る目的で行われたものだと思っていたのに?
双子は固く目をつぶった。グレンは琴禰の傍に寄る。
「琴禰さん。貴女にはこれから起きる事……
ゼロ・ユートピアを知っていただきたい。
そして貴女には生き延びて、我々に協力してほしいのです。
双子はそのための駒です………」
◇
もう片方の手の拘束を外し、琴禰は空を仰いでいた。
「続きは地下でかな…………
真冬、雪見。将斗をお願い」
返事も待たず、琴禰は部屋を後にする。
薄暗い廊下を1人歩く。冷房がついてないにも関わらず別荘の中はひんやりとしていた。
だが突然、胸を押さえつけると琴禰はその場にしゃがみこんでしまう。
額からは大粒の汗が落ち、顔色は、やや青みがかっている。
「……はぁっ……はぁっ……」
苦しそうに呼吸をする背中は小さく、儚く、触れたとたん砕け落ちてしまいそうなくらいに脆く見えるだろう。
だがそれを見る者は誰もいない。
「っ………はぁっ………雪見に見られたら小言を言われそうね」
やがて落ち着いてきたのか息を整えると普段使っているのとは違う携帯を取り出し、ある番号にかける。
出たのは男の声だ。
『時間通りですね。能力を使用したそうですが、御体に異状は?』
「……財閥に保有者がいます」
手短に近況を伝える。廊下に飾っている時計がコチコチと音をたてていた。
「ここがいつ財閥に見つかるかはわかりません。なので彼を安全な場所に置くために………」
『そのためには、琴禰さん。今、この会話を聞いてる追っ手を先に片付けないとなりませんよ?』
一瞬、話が理解できなかった。
この別荘には自分達以外誰もいないし、電話に盗聴器がつけられた様子もない。
「何の………。っ?!!」
だからいきなり目の前に人影が現れ、危うく悲鳴を挙げそうになる。
立っていたのはさっき会ったばかりの人物。
自分よりもずっと長く、将斗の隣にいた人。
日下部紫音の姿だった。
思わず飛び退き、その姿をにらみつける。
「どうして………ここに!!」
だが紫音はこちらを見て小さく笑うだけでこちらの能力を受けている様子が一切見られない。
(能力が通じない?!!)
ばかな。自分の能力は肉体とナノマシンという概念がある限り……
「っ?!!」
だが目の前の紫音の足元にあるはずの影がないことに気づく。
紫音はさっきとは違う、いやに自信に満ちた顔で琴禰を見る。
「……やはりこちらが貴女の隠れ家だったのですね……」
「今の貴女は……」
「亡霊、とでも言っておきましょうか」
紫音の笑いかたが、昨日までのとは違うことに気がつく。
「光石琴禰さん……色々言いたいことはありますが……そうですね。
私は必ず将斗を奪い返します。その時を楽しみにしててくださいね」
挑発・挑戦。どちらとも取れる台詞を最後に紫音の亡霊は跡形もなく姿を消す。
1人残された琴禰は相手が消えたことに驚きつつも、やがて喉の奥から怪しい笑い声を溢し始めていた。
「……ふふっ……片付けるべき追っ手、ですか」
狂気・歓喜・憤怒・傲慢。
さまざまな感情が琴禰の中で渦巻いて嫉妬に吸収されて行く。
彼女はあの人の隣にいた。
憧れたその場所に彼女はいた。
そんな紫音が、将斗を奪い返しに来る?
「っはは……」
可笑しすぎて笑いが止まらない。
敵の戦力は削った。将斗もこちらにいるのにどうやって奪いに来るというのだろうか。
「飛んで火に入る夏の虫……じゃあないですか」
面白い。
どんな手を使ってくるかはわからないが、日下部紫音。
貴女は必ず殺す。
貴女を殺し、貴女が立っていたあの場所は………
将斗の隣は
「私のものとなる」
琴禰と紫音が対峙するフラグを建てました。
次回は琴禰のボディーガードにスポットが当たります。
財閥対談編も山場にさしかかります




