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プロローグ
人狼ゲーム、市民の中から市民に化ける狼、いわゆる紛いものを探すパーティーゲーム。
この世にはそんな紛いものがたくさん紛れ込んでいる。モナリザなど美術作品の贋作、ダイヤモンドなど宝石の模造石。
それらは本来あってはいけないものだが、この世にはそんなあってはいけないもので溢れかえっている。
しかし、もしも自分が紛いものだと思っているものが本当は逆だったとしたらどうだろうか。
市民6人の中に1匹の狼がいるとした場合、このとき、紛いものは狼の方だと誰もが思うだろう。しかし、そこの舞台が狼の住む村だとしたら、紛いものはたった6人の市民になるのではないか。
自分はいたってみんなと同じ存在だ、なんてあなたは自信満々に言えるだろうか。
もしかしたら、自分自身が紛いものなのかもしれないというのに。
はじめまして、ソリアドって言います。小説を書くのが好きで、この春から高校生になったのでちょうどいい機会だと思い、今回投稿することにしました。
行事などの都合上、投稿ができない場合もありますが、なるべく早めに投稿していくつもりなので、楽しんでくれたらと思います。




