第7話 〜精霊魔法〜
数日間、妖精族の棲家でお世話になる事になった俺達は、早速精霊魔法を扱う為の修行を始めた。
精霊魔法にも属性が存在する。
炎、水、風、雷、地、聖、闇、この7つ。
元々その属性魔法を所持していたら、スキル性能が向上する。
俺の場合は、血魔法影魔法しか持っていない。
そんな事を考えていると、ある事が頭をよぎった
それは俺の身体に精霊神とやらの魂が眠っている事についてだ。
(精霊神とは何者なんだよ…神様なのは間違いないが…)
『ーー我が主に眠る精霊神は、星や元素を司る神ですーー』
「星と元素を司る神?ってことは、俺は四大元素の炎風水土の4つは使えるって事かな?」
『ーーその可能性はあります。ですが、我が主に適応するかわかりませんーー』
そう、例えその属性を所持していたとしても、条件に適合しなければその才能があっても扱えたいのだ。
精霊魔法は、条件に相性等もあるせいで非常に扱い難い。
「ん〜…私精霊魔法…全然発動しない…」
「発動条件ってなんだろうな…」
すると脳内に◇◇の声が聞こえてきた。
その言葉は、精霊魔法の風属性を取得した報告だった。
『ーー精霊魔法、風属性を取得しました。スキル、風霊刃霊嵐、精霊召喚、精霊主権、精霊顕身、精霊同化、以上になりますーー』
「よっしゃ!風精霊魔法が使えるようになった!」
「いいな、私も使いたいのに…」
「試しに使ってみるか、「風霊刃」!!」
魔力で大気中の空気を集め限界まで圧縮し刃の形状に変化させ無数の風霊刃を放つと、物凄い速度で飛んで行き前方にある森林が一瞬にして斬られ前方にあった森林は消え去ってしまった。
「ルクス凄い!魔法の威力も凄い!」
ルクスは困惑した表情浮かべ、まさかこんな威力だと思わず放った事に頭を抱えてしまった。
(こんなに森林を伐採してしまうとは…やらかしてしまった…。これ妖精女王に怒られたりしないか?どうすればいい…考えろ…!)
「ルクス?どうしたの?」
「あ、いや…この状況どうしようかと思って…」
「確かに…どうしよう…」
するとそこへ妖精族達と妖精女王がやって来た。
広範囲に森林が伐採されているとこを見て驚愕した表情浮かべ戸惑いつつも話し掛けてきた。
「お主、一体何をしたんじゃ?」
「あ、その風精霊魔法、風霊刃を発動させたらこうなってしまい…」
「は!?あの初級魔法の風霊刃がどうしてこんなことに!?」
「あの…これって罪に問われたりします…?」
「行為で行った事ではないのじゃろ?ならば罪に問わん、だから安心するのじゃ」
良かった、と一安心した。
何故、此処に妖精女王達が来たのかが気になってしまい、俺は質問する事にした。
「あの、妖精女王が何故ここに?」
「それはお主に用があるからじゃ」
「用が?」
妖精女王から話を聞くとこうだった。
あと4日後に王都が戦争を仕掛けに来るらしい、その数は凡そ5万人程度。
妖精族達は戦争に備えて準備を既にしていた、俺達が来る時に分かっていた事みたいだが、そんな時に滞在を許可すんなよ!
そんな事を思いつつ、俺とリリアに戦争の手助けをして欲しいとの事。
ボコったリーダー格が俺の実力を話したみたいだ。
俺は少し考え悩んだ結果、手助けする事にした。
「よし、わかった。戦争の事は協力する。だが、条件がある」
「条件…とはなんだ?」
「死体は全て俺にくれ、この条件が呑めるならいいだろ」
「良かろう、敵の死体は全てお主にやる。自由にせい」
「よし、契約成立だな」
俺とリリアは修行に力を入れ、戦争に備える事にした。
「リリア、頑張って精霊魔法扱えるようになろ!」
「うん!私頑張って、ルクスの役に立つ!」




