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アルセリオンの神話

作者:SR
『旧題名:アルセリオン』

それは、まだ星が若く、
 海も大地も“静けさ”という言葉でしか語れなかった──そんな太古の記録だ。

 世界が始まった日。
 『何か』が天空より細胞を撒いた。
 それは100個の細胞。
 星に降り注ぎ、あるものは海へ、あるものは大地へと落ちた。

 その中の“ひとつ”──
 深く、静かなる海へと落ちた白い細胞。

 長い時間が過ぎた。
 何万年か、何億年か……記録する者も居ないほどの時が流れた後。
 その細胞に──“魂”が宿る。

 それはどこか別の世界から来たかもしれない、名もなき魂。
 しかし、確かにそれは細胞と結びつき、変化を始めた。

 最初の神話はここから始まる。

 名を──アルセリオン。

 彼はまだ未成熟な海の中で目覚めた。
 誰もいない世界。生物も、言葉も、思想もない、ただ“存在”だけがある。

 そしてアルセリオンは、退屈を埋めるように創造を始めた。
 まずは自分の細胞を切り分ける。
 生き物を、魂を、感情を、思考を与える者を……。

 時には彼自身が力を分け与え、
 時には別の意志が勝手に形を成して、意志を持つ存在となった。

 そうして“この世界の神々”が次々と生まれていった。

 ──しかし。

 彼らは知らなかった。
 自分たちの兄弟とも呼べる“もう一つの勢力”が存在していたことを。

 それは、観測されることを拒絶された者たち。
 存在を許されていないはずの者たち。
 それでもなお、この宇宙に“居てしまった”存在。

 名を持たぬ神々。
 記録されず、語られず、形を持たぬまま、それでも生きている。

 彼らは後にこう呼ばれる。

 『存在外の存在』**と。
そして、アルセリオンと彼らは、
 いずれ必ず衝突する
存在しない物語
存在しない物語
2025/07/07 18:50
世界創世編
プロローグ
2025/04/05 23:04
第1話:最強の生物 誕生
2025/04/05 23:06
第2話:深海の世界
2025/04/05 23:09
第3話:増える生き物達
2025/04/05 23:13
第4話:魂の存在
2025/04/05 23:14
第5話:ユナとオリジン
2025/04/08 22:08
第6話:存在外の存在
2025/04/08 22:12
第7話:感情の神と戦闘の神
2025/04/08 22:17
第10話:情報の神
2025/07/10 20:12
第11話:正妻合戦
2025/07/11 22:54
第12話:存在X
2025/07/13 11:08
第15話:悪魔と天使
2025/07/16 21:21
第22話:発展する世界
2025/07/21 13:52
第29話:対立する者達
2025/07/24 18:33
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