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異世界駐留記(不幸で奇妙な物語)  作者: ふじひろ
ジリジりまるカジリ!
132/135

防寒してなきゃ夏が恋しい

つるんっ♪ ← わいが足を滑らした音


「あっ」(これはやっちまったな…)


「は?」


「え?」


「きゃーっ!」


あり得ないと思うが今起きたことをありのまま話すぜ、気がついたら爪先が天井向いてやがったんだ。そしてそれをこの目で確りと見ている。どういうことか、ああ滑ったさ。綺麗になそれは見事な滑りっぷりだったよ。後に俺は語る。


「ゴメンナサーイ!」


あっという間に奈落の底まで落ちていった。案外いや、不自然にだ穴の中は明るく先の建造物まではっきりと肉眼で確認できるほど明るかった。重要なので2回言ったぞ。下手したら数百メートル滑り落ちたんだぜ?地上の光…吹雪で太陽の光なんぞ届くはずもないこの地下に!なぜかこんなに明るいのかと疑問を持ってはいけないのでしょーか?


誰一人として俺を責めるやつはいない、いや言いたいことがあるやつはいるはずけど誰一人としてそこが重要ではなく前方の明かりへと視線が集中している。


「反響定位…」


微弱な魔力は全ての情報を明確に伝える。質感から距離に形状。その全てが俺たちが知りたい答えを導きだした。みんなが怪しんだ通り、残念だが見えたのは


「敵、数から見て手前40ほどか中に分散してるのも含めると…どれが敵味方かわからんが争ってる形跡がある」


「ユウ殿、形跡とは?」


「死体、温度が低い。死んでるかはたまた体温が低い生物か。後者はないな」


魔物だ人型でわりと体格も大きい…ゴブリンやオークかと思ったが毛があり間違いなく


「ウルクハイだ、武装してる。冷たくなってるのもウルクハイ、恐らく戦闘になってか死んでるのはこいつらそして前方の明かりにもこいつらと魔力が高い個体がいる。アンデッド系だな、まあ何にしても侵入してきたのはこいつらかな」


セントーレはセルキーを睨み付けミーメイは俺と前方にいるであろう敵をキョロキョロ気にして落ち着かず挙動不審だ。


「このアザラシ!私たちをやつらに引き渡す気かこの魔王軍の手先め!」


掴み合いの取っ組み合い。セントーレはセルキーを攻め立てアザラシ皮を引っ張り回す。セルキーもじたばたと暴れるが身長差が歴然、子供と大人がじゃれてるようにしか見えん…

まあ俺が知る限りウルクハイは魔王の配下にあって幹部グラキエスの部下ではないと断言できる。グラキエスの軍と魔王軍が衝突してるのは反響定位で確認はとれている。セントーレが噛みついてるセルキーは恐らくは


「下ろしてやれセントーレ、今セルキーをやつらの目の前に置き去りにしたらセルキー鍋にされてしまうで」


「鍋にはされない!けどと言うか襲われるに決まってるだろうが!放せ!」


哀れ、セルキーはセントーレに放され地面とお尻がかち合ってる。お尻粉砕骨折だな、悶絶してやがるぜ。セルキーを尻目にミーメイはどうしたら良いか俺に聞いてくるもわかんないもんそんなこと俺に聞かれたってさ。適当にウルクハイ狩ってくるか?グラキエスにも気に入られるかもよ。


「またの機会にして帰りましょうよ!ねえっ!」


俺の裾もってブンブン振り回すのやめちくれ!延びちゃうっ、あっ♪延びちゃう~♪らめぇ~♪…あーあほらし(涙)


「何にしても餓死か凍死か、楽には死ねないぜこのままだと。行くっきゃねーだろ」


皆もイヤイヤイヤなのだが行くしかないの心のどこかでわかっているからやっぱり賛同してついてきてくれる。あら、優しい人たち、なんて優しい世界でしょう。あとなにかあったら逃げると言ったな、あれは嘘だ。バリバリ戦うぞ!命大事に?はっ!作戦はガンガン行こうぜ!だ。異論は認めぬ。

早く戻らねばミカサがヤバイ薬を獣人に広めて蔓延させ、そして頭がおかしなあの魔法使いは嬉々としてそれを記録するだろう。BIOHAZARDだよ。エロ獣娘がちまたに溢れることになる。パンデミックよ!


やりました。

投稿者 清楚気取った変態糞猫方

昨日の11月7日にいつもの浮浪者の冒険者と飲んだくれの性豪盛虎丸とわたしの3人で戦闘街に流れるドブ川の土手の下で盛りあった。

今日は明日が休みなんでいつもの酒場で酒をしこたま飲み込ませてから滅多に人が来ない場所に移動し、なかなかヤル気を魅せなかったのでそこでしこたま薬を飲ませてからやりました。

二人で押さえ込んでち それ以上はいけない!


汚猫め!そうはさせんぞ!断じて否!否である!

清楚!純潔!童貞!そう、全ての草食系の生みの親、伊丹~ユウ!イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!ファッ○ユー!


もういいだろ…疲れた。サクッと…サクサクっと…お命頂戴、とう!


「ミティアスワーム」


白兵戦なら手を焼くウルクハイも灼熱と化す隕石を落とされたら日と溜まりもあるまいて!ホッホッ!敵の攻撃を受けずかつ全滅させるこの実力派みさらせボケが!イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!


「あっさり片付きましたなユウ殿」


「ユウ、セルキーさん腰抜かしちゃったよー?」


ミーメイがセルキーをおんぶしながら俺の後までついてくる。はんっ、白兵戦ならウルクハイは手を焼かせる。けどな、ノーライフキング、リッチモンドとか相手に魔法の勝負は負けるわな。


「これ以上は下がっとけよ…即死魔法が雨みたいに飛び出すぞ」


目線はそのままに左足の踵で氷を削る。この線、この線より先には出てくるなよ。とてもじゃないが守りきる自信はない。


お前らの幹部、リッチとマブダチだぞって言ったら見逃してもらえないかな…なんかあの骸骨の眼が光ってるし!なによあの光は!てかずいぶんガリガリなのね、知り合いの人もっとゾンビっぽくて血色悪いだけで腐敗臭するだけだったのにもろ骸骨やん!


「どうしたもんだか…(ピュンッ!)ひえ?」


セントーレ、セルキー、ミーメイ、そして俺。同時に振り返った。俺らが滑ってきた辺り。なんかいやがるのですが…トラウマもんの怪物が、それも3体も。命日か?今日が俺らの命日か!


宙舞う骸骨の親玉だったが顔面溶かされとる…リッチの周りに展開した魔方陣すら軽々貫通している。おどろおどろしい見た目に拍車がかかっている。ホラー要素増えたね。


「コォォォォ…アァァァァァァ」


なんか声?なのかトンネルを風が通りすぎるような音が響いた。すげー骸骨って鳴くんだ。変な光を放ち魔法を繰り出す瞬間。ピュンッとまた光の速さで飛んで来るレーザー!リッチに綺麗な穴で貫通させる。容赦ねー!


ピュンッ!ピュンッ!ピュンッ!ピュンッ!


蜂の巣どころか消失していく。大きな穴が重なりあいやがて何もない空間が…さっきまでリッチがいたのになぁ、おかしいなぁ。


「ユウ!あの3人は敵?」


「そりゃまあ戦ったことあるし…」


「近づいて来ますよ!」


まじか、1体でも俺が全力投球でやっと潰せたわもう嫌!ってレベルの強さなのに。あれが3体も同時とか…やめよう?ねぇお止めになって?帰れや!あきらめて帰れ!国に帰れ!


「遺跡の中に入れ!全力で撤退じゃー!うひゃーもう死ぬよ~」


「でも遺跡の中にも敵がいるんじゃ…グラキエスの…」


「魔王軍、グラキエスがなんぼのもんじゃー!トラウマレベルのボス敵が3体も接近しとるのに悠長にしてられるか!死にてーのかあー!?」


もはや輩である。相手を気遣う心的余裕などないのだ。これがあの全てを救えと…神のお告げがあったりなかったりして悟り開いちゃった系の男の台詞とは思えない。てか最近優者してないな、絶賛勇者やってるよ。むしろ逃げ隠れが多いよ。もう昔ほども強くないからさ、レベル度外視した強敵とか送り込むのやめよーよ?俺の実力追い付けてないからさぁ、もっと飯うまな嘗めプできる敵にしてよ。ヴァルキリアとかじゃなくてさ(怒)


「いつになく危機よこれ、デュラハンより危機よ竜の国ほが100倍ましじゃ!」


「前門のウルクハイ、後門のヴァルキリアならはい!前いきましょう前!」


皆わたわたと逃げ足はすさまじく速く遺跡に飛び込んで後ろから来るヴァルキリアをまこうと俺の反響定位ルートでウルクハイを全て避け去りなんとかだだっ広い廊下まで出てくる。


「はぁっはぁっこれだけ深部まで来たら出くわさないだろう…ついでにウルクハイ追い抜かして現在1着…」


「ふぅふぅ…ここまで来たら安心っ?」


はーやれやれ息継ぎもさせてもらえないとはどれどれ反響定位!あれ?さっきまで反応があったのにもうない…直後遺跡の岩石が動きだし形を変える。割れ目から氷が溢れだし床が無くなり壁ができる。天井が消え去り道が現れる。もうメチャクチャや!動く遺跡なんて!魔力がやたらめったら跳ね返って反響定位がメチャクチャになる。ノイズが入ったラジオのようで何あってるかさっぱりわからない。


刹那、頭上からレーザーが発射されセントーレの蹄が若干かする。ちょっと焦げたかな?


「うひー!ユウ殿!ユウ殿!どこからか攻撃されてます!」


「光学迷彩だ!透明化してやがって見えない!反響定位も…くっ!位置が把握できない!」


常に変わり行く地形と敵の一撃離脱狙撃でとても平静を保てないセルキーは半狂乱で逃げる。それを追ってミーメイが壁にはばまれ見えなくなった。少し目を離した隙の出来事だった。


「…!?ミーメイは?セントーレ!ミーメイはどこだ!」


「いっいません!それにあのアザラシも!」


どこかに落ちたか!?くそっ!どこだ?反響定もクソ役にたたない!ヴァルキリアがレーザーで誘導して孤立させた?ありえる。どうするよ!やがて模様替えも落ち着いたようで周囲の様子が変わり石ころ1つ動いていない。平穏なほどの静寂が戻る。ここにミーメイとセルキーの姿はない。やはりどこかに移動してしまったか。


「ユウ殿、今なら」


「反響定位」


どこだ?どこにいる?魔力が跳ね返り戻ってくるもミーメイの気配は感じない。どこだ?どこまで流された!


「…まずい」


「見つかりましたか!」


だいぶ奥に流されてしまっている、ミーメイとセルキーは一緒だ。でも問題なのは


「ヴァルキリアが1体、二人の後を追ってる!」


「急いで合流しないと!」


勘違いするなよ。二人が危険なのも俺たちが危険なのも変わってなぜ!直上、2体ヴァルキリア!


「だらぁー!ノー(拒絶)!」


レーザーすらもねじ曲げるスキル効果で初弾はかわすでも次はどうだ?ヴァルキリアは執拗にセントーレを狙う。


「ユウ殿!」


「セントーレ!」


うまい具合に分断される。俺の目の前には巨駆のヴァルキリアがデカイ立ちはだかるデカイ!胸の話じゃないよ?…嘘です…まず始めにバスト見てました…悪いかよ!男の子なんだよ!セントーレの方に両手にリストブレイドを装備してセントーレを馬刺しにしようとしている。きっと美味しじゃなくてさせるか!


「RPG無識剣…なに?」


軽々俺のグラムをリストブレイドで受け止めただと?くっ!まだまだー!左手の手甲で顎を狙ってアッパー…あれ?けろっとしてやがる。タフさと言うか防御力がけた外れだなこのヴァルキリア!反撃を警戒して後ろに下がる。セントーレもまた追い詰められ壁際に追いやられる。


どうする?2体は相手にできないがセントーレをつれて逃げられるか?ヴァルキリアの追跡を逃れて?思想を巡らせてそうこうしてるうちにデカヴァルキリア、ケルティックと呼ぼうか、がセントーレに向かっていく。俺を無視して?おかしいどうもおかしい。二刀流のやつチョッパーな、やつも俺には目もくれない。最初から狙われたのはセントーレだけだった。なんでだ?


「ゆっユウ殿!助けて!」


見殺しにはすまいよ。でもなこいつらなにかがおかしい!


「俺がお前らの相手だ!」


グラムをケルティックにぶん投げる。グラムは刺さらずに折り畳まれた翼に当たると甲高い金属音とともに床に落ちた。ケルティックは床に落ちたグラム、俺を交互に見たのちやはりセントーレだけを狙っている。獲物の優先順位でもあるのか?こちらに興味を示さずセントーレにむかってプラズマショルダーキャノンを向ける。


「やめろ!この鉄屑フランケンが!」


スキルは有効なのはわかっていたから決死の突撃をかける。2体ともスキルの最大出力で弾き飛ばす。おちおちしてたらミーメイにも危険が及ぶ。


半べそセントーレの背後からなにか白い塊が飛び上がった。よくよく見ればクリスマスに現れる雪だるまやないかーい!スノーマンと呼ばれる魔物だったはず…小さい個体だが。ヴァルキリアはその現れたスノーマンをレーザーで溶かす。もう一瞬で融解する。ジュッて!溶けて消えた。


「おっおう…唐突すぎて訳ワカメ」


「意味トロロじゃなくて…ふええ」


通路一杯に広がったスノーマンが挟み撃ちにしてくる。おっ俺たちも囲まれた!壁一面に雪だるまが!雪だるまの雪崩が押し寄せる。なんてこったい!逃げ場を無くした俺たち。ヴァルキリアは次の目標をスノーマンを捉えレーザーを連射している。溶ける雪、障害にもならないがヴァルキリアの攻撃の手数よりスノーマンの雪崩の勢いが強すぎてチョッパーが流れに飲まれたあっという間にどこかへと運び去られる。ケルティックもこれまた大きなスノーマンの個体と取っ組み合い。殴り合っている。…ボインちゃんが雪だるまとプロレスとか…俺得か?とりあえず今のうちに!


「おら!セントーレ立て!ミーメイを探しに行くぞ!ほら立て!」


「もう~なんなんですか!いったい!」


セントーレをつれてなんとか壁づたいにレーザーで氷に穴が空いてできた空洞に飛び込む。どうやら道に繋がっている。反響定位でまた確認、敵もいないしこのままミーメイを追うか!


「ユウ殿これは(涙)」


「わからんがグラキエス…が助けてくれている…と捉えていいだろうな。現に助かってるしな」


グラムを鞘に納めてセントーレの背中に股がる。急がないとまだ1体、ミーメイの後に迫っている間違いなくこのままだと追い付かれる。ならミーメイに出くわすより先にこちらからヴァルキリアに追い付かなければ。


「ナビは任せろ。行くぞセントーレ!」


「移動はお任せあれ!」


おかしいなぁ確かに見えたんだ。あのヴァルキリアたち、ファラオの紋章が入ってたんだよなぁ。おかしいなぁ、やけに金色にに細部塗装されてたしなぁ…















アヌビス


(捜しているのだろ?ヴァルキリアがもしかしたらあるかもしれない。確証はないが…)


アヌビス「前に言っておりましたが忘れてました…あの時は私は敵の洗脳を受け…」


ファラオ「言い訳は良いから起こしてきて、あるんでしょ?」


アヌビス「え?しかしここから領地まで距離は」


ファラオ「ダッシュ」


アヌビス「ですから」


ファラオ「3度目はありませんよ?いつだって…ダッシュ」


アヌビス「………クゥーン……」



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