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第36話 目の魔導書

「ズズズ…。」

黒川さんが目の魔導書の横でカップラーメンを食べている。

「あっ黒川さん!目の魔導書のそばでラーメン食べないで下さい!」

「ズズズ…。」

「ほら、目の魔導書が悲しい目してますよ!」

ラーメンの汁が飛んで目の魔導書は悲しい目をしている…。


目の魔導書が開くようになってからしばらく経ったが、内容は本社でもまったく解読できていなかった。

「目の魔導書のことなんだけど、全然わからないね…。」

「本社でもわからないんですか?」

「文字も魔法陣もまったく過去の資料にないんだって…。下手したら別世界の魔導書かもしれないって…。」

「そうなんですか…。そのまま異世界課で管理ですかね?」

「そうだね。ただ、今度中身を直接見たいって偉い魔法使いを出張で寄越すって。」

目の魔導書はしばらく異世界課の棚にこのまま立て掛けられるようだ。


『目の魔導書でわかってること』

・黒川さんを常に警戒しているが、読むことを止められない。

・課長はたまにしか開けない。

・佐藤が手に取ったり、陰干しをすると嬉しそう。



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