第32話 2日目 夜 ①
昨日投稿できなくてすいません。ちょっと忙しくて書けませんでした。
別荘に戻って、俺は今夕食の準備をしている。
今日は皆でBBQをやる様なので、下ごしらえがメインである。
俺は野菜を切りながら考えていた。
うー、なんか急に意識してしまう。
今まではなんともなかったじゃないか。
なのに、今は2人の顔が浮かんでくる。こんなの久しぶりだな。
別に特に好きとか言う訳では無いと思うけど、今気になる、というか意識してしまうのは那月と姉ちゃんだ。
那月はまだしも姉ちゃんまで……。何故だろう。
「うーん、分かんないなぁ」
「何が分かんないの?」
「うぉっ!」
俺が思わず口に出すと、後ろから那月が飛びついてきた。
「危ないだろ。包丁握ってる時はやめてくれ」
「ごめんごめん。…包丁握って無ければいいんだね?」
「まぁ……うん。いいけど」
勢いで許可してしまったが、本当に良いのだろうか。
感情を取り戻した俺は、今までより何倍も意識してしまうと思う。
あんな感じで毎回来られたら、俺の心臓が持たないかもしれないかもしれない。
「そう言えば、観覧車で『懐かしい感覚』とか言ってたけど、あれって何だったの? …もしかしてキス?」
確かにそんなことも言ったね。
「いや、違うよ」
「じゃあ何? 教えて?」
那月はそう言って、こてんと首を傾げた。
思わずドキッとしてしまった。
そういうのが、前より効くようになったんですよ。とは言い出せず、俺が黙っていると、
「言いたくない事だったらいいよ。……出来れば言って欲しいけど」
「うーん、ごめん。何かあった訳では無いんだけど、恥ずかしいというか……」
「ふーん」
そう言って那月は少し俯いて何かを考えているようだったが、すぐにこちらを見て、
「それ、手伝うよ!」
と言った。
那月は料理も出来るし、人手がもう少しあった方が助かるので、俺は那月に手伝ってもらうことにした。
☆☆☆
那月が手伝ってくれたおかげで、だいぶ準備が早く終わったので、全員を集めて早めにBBQを始めることになった。
「いやー、俺今まで皆でBBQとかやったこと無かったから、なんか嬉しいわ」
「石崎、お前……」
「へぇー、石崎くんって明るいイメージあったから、なんか意外」
まぁ確かに、普通にしていれば明るいヤツに見えるが、それは俺たちと仲が良いからであって、他の人だとまともに話せないだろう。
この話を続けても暗くなりそうなので、話を変えて、肉を焼き始める。
「ほら、どんどん焼こうぜ。石崎も腹減ったろ」
そう言って肉を焼き始めると、石崎は目をキラキラさせてこちらを見つめてきた。
「なぁ、優希…それ貰っていいか?」
「別にいいけど、まだいっぱいあるから焦らなくても大丈夫だぞ。……他の人の分無くすなよ」
「分かってるって。おぉ…すげぇ美味そう」
そう言って、石崎は肉を見つめている。というか、肉しか見てない。涎を垂らしてないのはよかった。
まぁ、石崎に関しては放置しておけばいいと思うので、他の3人に話を振る。
「皆もどんどん焼けよ。早くしないと石崎に取られる」
「大丈夫よ。…ねぇ、優希が焼いてくれない?」
「えっ、あ、私も!」
なんでだよ。俺をこき使うつもりか?
こき使われたい訳では無いので、一応理由を聞く。
「なんで? 自分で焼けばいいじゃん」
「優希が焼いたのを食べたいの」
「そうそう!」
「はぁ……? まぁいいけど、俺も食べさせてよ」
面倒臭いという理由ではなさそうなので、とりあえず2人の分も焼くことにする。
よく分からないけど、なんか嬉しそうだからいいや。
……もしかして俺が肉焼くの上手いからとかか? 確かに上手いかもしれないけど。
とりあえず、肉を焼いて那月と姉ちゃんに渡すことにする。
意外と肉を焼くのが楽しくなってきて、多く焼きすぎてしまったのだが、石崎に取られた。
一応俺が食べようかと思っていたが、食べてくれるならそれでいいかと思い、そのまま渡した。
石崎野菜食べろよ、とは思うのだが、女性陣が少しずつ消費してくれている。
石崎はホントに肉しか食べていない。
「瀬川、石崎に野菜食べさせてきてくれ。あいつ肉しか食べてないから」
「え? うん、分かった。」
渡されたものは食べると思うので、瀬川にやってもらう事にした。
このまま食べ尽くされるのはゴメンだ。
肉を渡し忘れていたので、2人に持っていく。
「はい、肉」
「ありがと、優希。…さすがね。焼き加減が完璧」
「んー! ほいひい!」
「那月、食べながら喋るなよ」
「ん。ごめん。でも美味しそうだったんだもん」
褒めてくれるのは嬉しいが、そんなに急がなくてもいいと思う。
2人ともすぐ平らげてしまった。
「「おかわり!」」
「はいよ」
まだ食べ足りないらしく、俺はまた肉を焼きに行くのだった。
冬休みの課題間違えて大掃除で捨てちゃったんですよね。
皆さんは長期休みの課題はいつやる派ですか? 私はギリギリにやる派です。
次話、2日目 夜 ②です。
誤字脱字、アドバイスなどよろしくお願いします。




