友好関係は気づいた方がいいですよ。ボッチ諸君 ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
まさかの2000文字執筆30分
どんどんと早くなっている感動ものだ。
「で。なにするんだ。今から。」
マインドのしつこさに若干呆れていくが、スカラーはとうとう目を光らせた。
まあ今までは完全にもうあとから引けなくなったって感じだがな。
「ふふ。それはな、お前を倒し、最強の称号を手に入れるためなんだ。」
かっこいいセリフもバケツ被っている人間が話すから内容があまり入ってこない。
「というか誰だそいつ。スカラーとか言ってたけど。」
「ああ。こいつは俺とおんなじ仕事してるスカラー。めちゃくちゃ優秀。」
「は。そんなこと言われても何も出ないぞ。周知の事実だからな。」
と言いつつもめちゃくちゃ嬉しいんだな。
それよりもおんなじ仕事って言うことはハッカーなのかこいつも。
うう。ハッカーの話題なんて一回も耳にしたことがないからな。
正直分からない。
櫻木はマインドに近づき、スカラーについて聞いてみた。
「ああスカラーか。あいつは俺と同じ、五本の指に入るハッカーだよ。しかもその中でもダントツに凄い。」
「そこまでなのか。」
「まあな。特にああいう我の強さは結構評価されるんだよ。」
我の強さで評価?
いまいちピンとこないな。
「なんで我の強さで評価が変わるんだ。」
「当たり前だろ。俺みたいにテンプレートで行うやつは結構対策されやすい。まあ俺の場合すぐに上書きしてるが。」
「上書きて。」
要は乗り越えたってことだろ。
「でもあいつは違うんだ。何が違うかと言えばやっぱり対策不可能ってところだよ。我が強いっていうのははっきり言えばハックもスカラー以外未干渉なんだよ。基本的に一人で行うからさ。その分対策されにくいってやつだよ。いつの間にか仕事終えていますって感じ。依頼する前から行ってるし、報酬とかもいらないなんて言うんだぜ。その分依頼されやすいってやつだ。まあ腹いせに裏切り行為するのもあるがな。」
評価がプラスなのに気分によってはマイナスになるって。
「あと結構冷静なんだ。焦ることがないし、他人に流されない。」
さっきあんたが強引で行ってたから委縮してたんだぞあの人。
「なるほど。で、その恰好は。」
「見てわかるだろ。プライバシー保護だ。」
というか我が強いんじゃなくてどっちかと言えば臆病に近いよね。
慎重になりすぎてむしろ協調性を捨てているんじゃ。
「それよりも、俺の誘いを蹴らずにここまでこれたな。」
「誘い?何の話だ。」
「ふ。たとえお前でも俺のメールハックには気づかなかったようだな。」
すいません多分こいつ俺に甘いだけだと思うよ。
割とノリで来たようなものだよ。
「ん。もしかしてあれスカラーか。すごいじゃん。流石世界一位。」
「おいおいやめてくれよ。ほめてもマジで何も出ないんだぜー。」
あからさまに照れてるからな。
「マオチャン。ミエナイ。」
「アアゴメンネモウイイヨ。」
リクリエーターは手をどけ、ジェームズを下ろす。
「過保護過ぎない。」
「いいんだよそれで。私はジェームズ君がいなくなると寂しいんだよ。」
「ワタシモダー。」
ああ。もう勝手にしろ。
「で。何をするんだ。」
「まあ待て。今から行うのは攻防戦だからな。」
「攻防戦。確かタワーオブディフェンスか。」
「そう。お前すごいじゃん。カマボコ。」
「じゃあ行くか。」
「そうだな行こう。」
「ジェームズ君もどうする。」
「ミンナニアワセル。」
櫻木たちはスカラーを置いて攻防戦に向かう。
「ちょちょちょちょっと待て。早くないかい。その・・・展開がさ。」
「いやここで駄々こねてもしょうがないし。」
「というか誘い主が何で提案したのに止めるんだよ。」
「それは・・・あれだ。ルールとかよく知らなそうだから教えようと思ったんだ。」
「ていうか教えながらプレイした方が良くね。先輩。」
「ワタシモソウオモウゾセンパイ。」
するとスカラーは膝から崩れ落ちる。
「おいおい。大丈夫かよ。」
「本当に大丈夫ですか。」
櫻木たちは近づく。
「そうか。」
小さい声で何を言っているか分からなかったし反響してここまで来てないから本当に分からない。
「お前らみたいな陽キャ軍団はそう行けるもんな。コミュ力低い陰キャはこういったことが出来ないんだ。お前らみたいな友達多い人間に、ボッチの辛さが分かるかよ。」
うん。内容全部分からなかった。多分全員。
読唇術でも使おうかと思ったが、バケツで見えねえ。
「だったら。」
「だったら?」
「お前ら全員かかってこいや。」
スカラーは激しく起こる。人間関係等で自分で傷をつけたような
「うるせー黙ってろへぼかす作者がーーーー。」
ひどい\( °д° )/
「・・・まあとりあえずやりますか。」
「ああかかってこいや全員で。俺がぶっ殺してやんよ。マザー●ッカー。」
スカラーはこの場にいる全員に中指を立てる。
「「「これが最後の言葉か。」」」
三人の怒りが一瞬でこみあげてきた。
最悪と名高い三人に喧嘩を売ってしまったのだ。
ガンフラ豆知識
攻防戦について
攻防戦はチームに分かれて行うモードで、最大で100対100でもすることが出来る。
先にコアを壊したチームが勝ち。ちなみにコアは設置するのも手に持つのもよし。
また、この時ガンフラで新たなアップデートが行われており、全員のバイタルを表示することが可能となった。
そのため危険状態やデバフがかかってる場合すぐに現状が分かるようになった。
ちなみに次回からバトルが始まります。今日から戦闘入ろうとしたら思ったほど長引いた。




