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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

カミノカタリ ~秋の葉月と春の羽月~

 毎年お参りにいく山奥の小さなお社。そこでいつもの様に掃除やお供え物をしていると、天気雨「狐の嫁入り」にあった羽月。視界の中の鳥居に黒い何かが見えたとき、手を引かれて異世界に連れ去られてしまった。
 まるで時代劇のような町並み、空を浮かぶ島、空を流れる川、遠くに見える山々に等間隔で立ち並ぶ巨大な柱。羽月が今まで住んでいた世界とは全く違う世界……元の世界へ帰るには七日後に開く門を通る必要がった。
 何故この世界に連れて来られたのか、何故何も関係のない自分を葉月と紅葉と名乗った狐は気遣ってくるのか。心を殺し、他人を遠ざけることで安寧を保っていた羽月は流されるままになっていた。
 何も理由もなくこの世界に連れて来られる訳もなく、ほんの少しの、羽月が求めてやまなかった幸せを感じた時、狂った神――マガツガミと羽月が心の中に押し込めていた力が触れあった。
 些細なきっかけだった、ただ触れられただけ、ただ視界に納めただけ。なのにマガツガミに力を揺すられ、不安定になっていた羽月は自分を抑えられず自らつかみかけた幸せを殺してしまった。
 嘘ばかりで固められ、他人のことばかり考えて自分をないがしろにする愚か者達が残った里で、羽月は自分の出生と運命に翻弄されながら、いじきたなく足掻きながらも心から欲しい物を掴もうとする。
 それが神々の手の上で弄ばれ、操られていると知らずとも。
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