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エピローグ
私は悪夢を見ている。
いつもの監禁時のものだ。
(助けて、助けて)
強く願うと剣を持ったブロンドの騎士が来た。
男たちを一刀に伏す。
私は逆光で騎士の顔が見えない。
でもわかった。
「アレク」
私は目覚めた。
横には心配そうに私を見つめる夫がいた。
私たちは半年間の婚約を経て、先週結婚した。
「大丈夫か?」
アレクに抱きしめられる。
「大丈夫。あなたが助けてくれたから。」
ありがとう、私は続けた。
「よくわからないけど、役立って良かった」
アレクは微笑んだ。
そして私の額にキスする。
もう私は悪夢に負けないだろう。
男性恐怖症も起きない。
なぜならアレクがすべて治してくれた。
男性はやさしいもの、愛しいもの。
彼が教えてくれた。
私はアレクにそっと寄り添い、再び夢の中に旅立つのであった。
拙作をお読みくださりありがとうございます。
またまたぶっつけで書いてしまいました。
プロット…次こそは。
また会える日を楽しみにしています。
本当にありがとうございました!