表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

最終話


「ピピィー!! キープ無効です。試技を終了してください」


 第三試技が終了した。結果は、私たち村岡高校の圧勝だった。


「ウホ! 覚えてろよ!」


 ダサい捨て台詞を吐きながらゴリラ系女子たちは退散した。結局、”秘策”なんてものはなくて、ただのハッタリだった。


「マリコ先輩やりましたね! まずは一回戦突破です」


「まだ喜ぶのははやいわ。2回戦からはこんなに簡単に勝てないでしょうから、今一度気を引き締めるわよ!」


 と、マリコ先輩は言っていたが、その後の2回戦、3回戦、準決勝と、私たちは圧勝・完勝で勝ち続けた。正直、マリコ先輩が凄すぎたのだ。普通の女子高生が相手になるわけがなかった。


「いよいよ決勝ね。さすがに決勝は楽には勝てないでしょう……」


 と、マリコ先輩は言っていたが、結局楽勝で私たちは優勝した。


「ムキー! 覚えてなさいよ! 来年こそはコテンパンに倒してやるんだからぁ!!」


 ミッシェル富井はダサい捨て台詞を吐きながら去っていった。ちなみにミッシェル富井は補欠だった。


「マリコ先輩、私たちついに優勝できたんですね。目標が達成できたんですね……」


 私たちは、『全国優勝』という夢にまで見た目標をついに達成した。

それなのに……。


「マリコ先輩、私、なんでかわからないんですけど……すごくむなしいです」


「奈々子、私もよ」


「私もだよ。マリコちゃんがすごすぎて、私なんにもしてないもの。優勝したのに、全然うれしくない。後半の試合に到っては、なんだか相手チームに申しわけない気持ちだったし」


「なんていうか、”圧倒的な力”っていうのは……すごくつまらないものだね」


「……そうですね」


「とりあえず、マリコちゃんやせたら? 醜いよ?」


「…………そうね」


「マリコ先輩、私もダイエット付き合います」


「ありがとう」


 この日、『村岡高校キープフィギア部』は解散した。そして新たに、

『村岡高校ダイエット部』が設立された……らしい。



                       ~おわり~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ