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未確認来訪者  作者: 1N0R1
第五章
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浜梨

「……そう…だったんですね…」

意外だった

ミラさんが予言者だと告白したことが

「あまり驚かないんだね」

少しミラさんの表情が緩んだ

「まぁ…そうですね……ただ…」

「ただ?」

「ミラさんから言ってくるのは予想外でした」

「……そっか」

そう聞いたミラさんがクスリと静かに笑った

「じゃあ知ってたんだ」

「あくまで仮説でしたけどね」

そっかそっかと頷くミラさん

「本当はね……怖かったの……能力者って伝えること……」

安堵の籠った声色で言葉を紡ぐ

「能力者でもなんでもミラさんはミラさんです」

寮のことを健気に教えてくれたミラさんも、あの日の帰り道で寄り添ってくれたミラさんも、命を救ってくれたミラさんも、どれもミラさんである事に変わりはない。

「アーク……」

「だからこれからもよろしくお願いします。」

「うん。」



***



私は考える。

ARCのリーダーとして、

あの日、戦場は一つでは無かったらしい

だけれどその戦場は一つに繋がっていた

遠隔での能力者の連携

一体どうやって……



***



私は考える

能力者の心臓を取り込んだ者として

ナイが言うには既にこの心臓に能力は無いらしい

だけど確実にそこに能力はあった

能力の形跡が心臓にくっきりと残っていると……



***



私は思考する

チームLのリーダーとして

あの一瞬だけ遠くの何かを感じとった

リーダー…ナイさん曰くこの事象に前例はないらしい

少なくともデータとして存在していないとのことだ

ナイさんがスルーできないとなれば……



***



遠隔での情報伝達

能力を失った心臓

遠距離の感知

どのようにして伝達をした?

能力はどこに消えた?

あの時見たあれすら能力による物か?

いや、そもそも能力って

……もし、遠隔で誰かが操作しているなら?

能力者の言う「神」が存在しているのだとしたら?

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