第312話 「天女の様に舞い降りますわ」
──皆様は"メギドの炎"と言う物を、ご存知だろうか?
神話の時代、ソドムとゴモラの街を一瞬に焼き付くした神の怒"メギドの炎"。
その古代都市を焼き付くした、炎の正体……。
──その正体は、"雷"である。
──そしてラミスは今、雷となりて天より降り注ぎ"神炎"と化す。
「プリンセス"天雷"!!」
──ズガシャーン!!
「ブモォ!ブモォォォオオオ!!」
ラミス姫の新奥義の直撃を喰らい、断末魔の悲鳴を上げる古の怪物赤牛鬼王〈レッドミノタウルスキング〉。
──プリンセス神拳超奥義七十七式、プリンセス天雷脚。
その脚技は"雷"となって牛鬼王の体を撃ち貫き、そしてその"雷"は"神炎"〈メギドの炎〉となって牛鬼王に激しく襲いかかる。
「がはっ!!」
だが、それと同時に激しく地面に打ち付けられるラミス姫。
蹴りを放ち、その衝撃を多少和らげたものの……。あの高さから落ちて、無事に済む人間など居る筈も無い。
ラミス姫の脚は吹き飛び、既に絶命寸前の状態へと陥っていた。……神々の力"再生の力"が無ければ即死していた事だろう。
「ううっ……。」
当然だが、そんなラミス姫に立ち上がる力など残されてはいなかった。
「ブモォ!ブモオオォォォォー!!」
しかし代償を払ってまでラミス姫が放った奥義の威力は凄まじく、メギドの炎は収まる事無く牛鬼王の体を焼きつ尽くす。
「やったんじゃない?コレ!」
ラミス姫の放った新奥義の凄まじさに、喜びの声を上げる姉リン。
「ブモッ、ブモォォオオオ!!」
だが牛鬼王の体は凄まじい再生力を見せ、辛うじて神の炎であるメギドの炎を耐え凌いでいた。
「そっ、そんな……。」
メギドの炎が消えてしまえば牛鬼王の体は全快し、そして今度こそラミス姫達に打てる手段が無くなってしまう。
……だがしかし、既にラミス姫は瀕死の状態であり、姉リンも立ち上がる力さえ失っていた。
メギドの炎が消えてしまう前に、何としても牛鬼王に止めを刺さなければならない。
「ううっ……。」
何と必死に立ち上がろうとするのだが……。やはり立ち上がる事が出来ず、その場に崩れ落ちる姉リン。
……残念ながらラミス姫達に抗う術は、何一つ残されてはいなかった。
──それでも。
「ぐうっ、後は……。後は頼みますわ、リンお姉様!!」
勝利を信じ、ラミス姫は姉の名を叫んだ。
「ぐっ……。全く、無茶言ってくれるわねラミスは。」
よろけながらも、何とか懸命に立ち上がろうとする姉リン。
「でもね、可愛い妹に頼られたら───。断る訳にはいかないのが、お姉ちゃんなのよ!!」
リンは気迫で立ち上がり、"王の名を持つ獣"牛鬼王に果敢に立ち向かう。
「うわああああああああああああああー!!」
そして最後の力を振り絞り、牛鬼王に斬りかかって行った。
皆様、お読み下さいましてありがとうございます。
゜+(人・∀・*)+。♪わーい♪
ちなみに"メギドの炎"って、旧約聖書のソドムとゴモラの街を焼き付くした炎ってイメージでしたが。
実際には違うらしいねっ♪
旧約聖書には"メギドの炎"って記載は無くて、後から漫画とかで作られたお話らしいですにょ。
正確には雷ではなく、火山の噴火っぽいですにゃ。
(≡゜∀゜≡)魔神は、何の漫画読んだんだろ??
あっ、ブクマとかリアクションぽちぽちしてくれたら嬉しいそす♪
d(`・∀・)bお願いしまーす♪




