R4 〜ドリフト&グリップ〜
そして車も重要。というか、そっちが主役だろ! と、セルフツッコミです。
車の供給メーカーも4社。まずドリフト操作のイタリアのメーカー、アッソルートとアメリカのリザード社。アッソルートの機体が全般的に最も扱いやすいです。本作はグリップより、ドリフトの方がコーナーをパスしやすいのです。
リザードの車はまさにアメリカンマッスル! てな感じで若干ピーキー。でも、パワープレイが好きな人はこちらでしょうか。上級者向きと言えます。
そしてグリップ仕様の2社が日本のカマタとフランスのメーカー。名前は忘れました。
ドリフトに慣れてくればこちらのグリップも楽しめるのですが、扱いはかなり難しいです。いや、筆者がヘタなだけかも知れませんが。
ドリフトはコーナー進入と同時にアクセルオフ、再びオンでドリフト状態になるので、その状態をキープして舵角を調整します。なんとなればさらにアクセルワークで車体の向きを調整できます。これは現実にはあり得ない挙動でしょう。後にインチキドリフトなどと揶揄されます。
一方、グリップはコーナー進入の前にきっちり減速する必要があります。アクセルオフだけで間に合わないようならブレーキも駆使します。コーナーパスでは微妙なアクセルワークで車体をコントロールする必要もあります。そのため、グリップは難易度が高く、爽快感も欠けます。しかし、現実的な部分もあります。グリップの方がスピードのロスが少ないため、ドリフトよりも高タイムが出せるのです。タイムアタックに挑戦したくなれば、ストイックでもグリップの方が有利になります。さらにトランスミッションになればその差は歴然です。
ただ、グリップの利点はそのくらいで、気持よくコーナーを攻めたいのであればやはりドリフトでしょう。慣れればグリップもそれなりに楽しめるのですが、大パワーのマシンを振り回してる感を満喫できるドリフトの爽快感には及びません。




