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胸算用の空儲け

 さて。

 あるところに、酒をびん一本作った男がおりました。酒はたった瓶一本ですが、この世にふたつとない極上の酒でした。これはきっと殿様に売り込めば高値で買い取ってくれるに違いがありません。そこで男は考えました。このお酒が高く売れれば、そのお金でまず家を新しくする。新しい家では犬でも飼って、嫁を住まわせよう。それから隣にもう一軒新しい家を建てよう。新しい家には美しいめかけを迎えよう。嫁は妾に嫉妬するかもしれないが、そこは嫁の好きなものを買って誤魔化そう。それでももしどうしても嫁が嫉妬するというのなら、黙らせてやるために目の前で派手に瓶でも割ってやろう。例えばそう、こうして派手に。

 その勢いで、男は本当に、手に持っていた極上の酒の入っていた瓶を床に叩きつけて割ってしまいましたとさ。


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