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戦地
新城舞と聞いた瞬間、俺はまたぼんやりだが何か思い出した。
『舞!来週戦地・・・からな!・・コスプレして・・・こう!・・・舞・・』
何だろう。舞って名前に違和感も無いし、何だかしっくり来るっていうか。
ん?コスプレ?
「え?一葉さんと俺コスプレの約束してたの!?えっ!?待って、そんな美味しい状況絶対忘れるはずない!
一葉さん!俺、一葉さんの記憶がほとんど無いんだけど何でコスプレの約束してんの!?
ってか戦地って何よ!!!」
俺が一人でパニックになっていると一葉さんは俺の胸を見ながら泣き出した。
もう、パニックになってこの時なんて言ったかも憶えてませんよ。はい。
そして俺に抱きつき胸に耳を当てた。なんて言うか心臓の音を聴いてるみたいな。
《看護婦さんなら聴診器で聴けばいいのに。》
そんなことを思いながら俺はどうすることも出来ず、一葉さんが泣き終わるのを待つしかなかった。
《前は一葉さんであったかいけど、背中壁で冷たい・・・
そして一葉さんのコスプレ見たいな
多目的トイレだもんね》
5分くらいしたら泣いていた一葉は俺から離れると、
「ごめん。君、この後時間があるならちょっと付き合ってくれない?」




