第九章『淘汰と離別』登場人物紹介
この度、最後の【幕間】の部分のみ、本項との差異を修正するため加筆修正いたしました。
もし、違和感を感じた方がいらっしゃいましたら今回の幕間部分を読みなおしていただけたらと存じます。
<主人公サイド>
◎ リーパー
【アースフェイル】という世界に(物理的に)落っこちてきた、尻尾と二対の腕を持った二足歩行型の『惑星外生命体=エイリアン』にして、この物語の主人公。巻き込まれる形で参加した地下世界の騒乱がひと段落し、なおかつ二つの種族に対して、彼らの文明レベルに見合った様々な知識や技術を生み出すヒントを今後の宿題として与えて地下世界から去ることとなった。残念ながらクールに去ることはできなかったが……。
<異世界サイド>
◎ ゾフィ・レアテミス・ド・ヴェルグと【鉱亜人種】の面々
地下世界の二大勢力のひとつ【ドリュアタイ地下帝国】に住まう住人たち。リーパーがもたらした知識や技術を生み出すためのヒントが、再び彼との相まみえる時までの宿題となった。現在では様々な新技術や知識の発見で技術革新が花開いたことで国力が絶賛増大中。
◎ ウォラと鬼族の子分たち
地下世界の二大勢力のひとつにして圧倒的武力を保持する荒くれ集団。特にリーパーと別れてからのウォラの精神的成長は目覚ましく、以前のようなふんぞり返るだけな小山の大将のような立ち位置から、長としての務めと責務を自覚しそれにふさわしい態度で振舞うようになった。どうやら半年に一回のペースで会合を行なっているレアテミスからの『長たる者の考え方や立振る舞い』に良い意味で影響を受けている様子。
◎ 【死肉喰巨鼠】
自身の持つ【法技:扇動】で【死肉喰鼠】たちを統率し、【鉱亜人種】と鬼族の生存権を脅かしたネズミ型のモンスター。しかし同盟を組んだ二つの種族の包囲陣を敷かれての徹底抗戦により群れは壊滅。さらにリーパーから高濃度のアムリタを投薬されたことで四肢を欠損するレベルの損傷を受けてもゆっくりと再生してゆくという、死ぬに死ねない体へとさせられ、年に二回、死なないと解除できない【法技】に釣られて集まってくる【死肉喰鼠】を目の前でなすすべもなく殺されてゆく惨憺たる光景を見せつけられることとなる。なぜ自分がそのような目に遭っているのか、その答えにいつ辿りつくか、残念ながら誰にも分からない。
※ リーパーの処置はテレビ番組『世にも奇妙な物語』で放送された『懲役三十日』から発想を得ました。
◎ ヴィースキィ・バヤールシニク
記者である一方、連邦軍所属の諜報活動員の一人。今回彼には間諜任務のほかに毒入りの酒を帝国へと運ぶイレギュラーな役を担うことになってしまったが、ウォラの意図しない活躍によって頓挫することに。とはいえ新規往還路を発見をしたことで懲罰は無しとなったどころか【最優秀奉仕英雄勲章】と同等の【最優秀勤労奉仕者勲章】を授与され、名誉上級民の身分を得ることに。さらに彼の名前が付けられた往還路が後世まで残ることとなった。
◎記者団の面々
【シンビオフスク連邦】で新聞社兼郵便事業を行なっている普通の一般人たち。ただし、代表だけは政府からの援助を受けていた資金の一部を着服していたため、今回の作戦の責任者をさせられることなった。結果的に部下の下した決断によって処罰こそ免れたが、その後は退職するまで窓際で書類に押印するだけの立場であったとか……。
・その他用語
◎ 【鬼の涙】
作中に登場する鬼族たちがリーパーからもたらされた知識、【鉱亜人種】たちとで共同開発した道具をもって初めて作り出すことができた、彼らの砦の名産品のひとつにして麦とは別の穀物で作成される酒。これを飲んだものは狂暴の代名詞たる鬼族ですら涙を流すほどの味であったため、ウォラの姪のプレナが命名した。地上に出回るときには人件費や輸送費等の費用が加味されることで値段が高騰し、上級民のほんの一握りの有権者しか味わうことができない代物となっていたが、ヴィースキィ・バヤールシニクが鬼族の砦と地上を直通でつなぐ往還路を発見したことで、中級民の富裕層くらいにはギリギリ手に入る値段に落ち着くこととなった。
ここまでご高覧いただきありがとうございます。
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2021/05/28…前書き加筆
2021/06/23…サブタイトル修正
2021/11/06…誤字報告による誤字の修正




